更新日:2025年4月15日
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親子ふれあい体操
乳幼児期における運動は、体力・運動能力の基礎となり、丈夫で健康なからだをつくります。
からだを力いっぱい動かしたあとの爽快感、できなかったことができるようになる達成感などを感じることにより、運動や様々なことに主体的に取り組もうとする意欲が育まれます。
乳幼児期は、発育・発達に個人差がとても大きく現れます。注意することは、他の子と比較するのではなく、できなかったことができるようになる「成長」を見守っていきましょう。
ここで紹介する「親子ふれあい体操」をきっかけに、お父さん、お母さんも、子どもといっしょに楽しみながら、運動習慣を身につけませんか。
神奈川県では、「1日30分・週3日・3ケ月間」継続して運動やスポーツを行い、運動やスポーツをくらしの一部として習慣化する「3033(サンマルサンサン)運動」(別ウィンドウで開きます)を推進しています。
「親子ふれあい体操」は少しの時間でも十分です。難しく考えないで、からだを動かしてみましょう。5分でも10分でも、その時の気分や子どもの様子を見て、合ったものを選びましょう。
親子で肌にふれあったり、お互いの目を見る等して、コミュニケーションをとることが大切です。
子どもの体調に合わせて、無理なく、周囲の物に気をつけて安全に行いましょう。
また、就寝前の運動は体温を上げ、眠れなくなるので、夜の運動はやめましょう。
「親子ふれあい体操」には、運動能力の基礎を作っていくために必要な4つの基本運動スキルが組み込まれています。
バランスをとる、回る、転がる等、自分の姿勢を保つ運動。
「バランス感覚」が育ちます。
足の甲に子どもを立たせて、落ちないように支えたり、手を持ったりして歩きます。
向き合って歩くのが上手になったら、2人とも前を向いて歩いてみましょう。
ボールを投げる、蹴る、打つ、捕る等、物に働きかけたり、動かしたりする運動。
からだの異なる部分を同時にうまく動かす「協応性」が育ちます。
新聞紙1ページ(見開き1ページ分)を丸めてボールを作ります。
もう1枚(見開き2ページ分)は筒状にして、手元を絞って握り、ボール入れを作ります。
ボールを投げて、キャッチできるようにしましょう。
その場で、ぶら下がったり、押したり、引いたりする運動。
「筋力」や「持久力」が育ちます。
手や腕につかまらせて、自力でぶらさがるようにさせます。
はじめのうちは、足が少し上がる程度の高さにしましょう。
歩く、走る、跳ぶ、這う、スキップする等、今いる位置から別の場所へ移動しようとする運動。
「瞬発力」や「スピード感覚」が育ちます。
向かい合って子どもの手を持ち、ピョンピョンとジャンプさせて動いてみましょう。
高く跳べるように、上に持ち上げてみましょう。
左右に跳んで、横とびにも挑戦してみましょう。
腕立ての姿勢で、子どもの腰を持ち上げます。
子どもの足が少し上がった姿勢で我慢したり、手で歩いたりします。
できるようになったら、腰から足を持つようにしましょう。
このホームページに掲載している写真は、市町村で実施している乳幼児健康診査の会場で、「親子ふれあい体操教室」を開催した時のものです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
他にもたくさんの「親子ふれあい体操」を紹介したリーフレットを作成しています。
こちらもぜひ、ご覧ください。
親子ふれあい体操リーフレット【1歳6カ月~2歳編】(PDF:3,457KB)(別ウィンドウで開きます)
親子ふれあい体操リーフレット【3歳~6歳編】(PDF:3,685KB)(別ウィンドウで開きます)
<監修>
早稲田大学 人間科学学術院教授・医学博士 前橋 明先生
新渡戸文化短期大学 講師 藤田 倫子先生
※ ともに監修当時
毎週月曜日~木曜日12時00分からテレビ神奈川で放送されている「猫のひたいほどワイド」で、「親子ふれあい体操」が紹介されました。
海老名市内で実施した「親子ふれあい体操教室」のリポートに加え、早稲田大学人間科学学術院教授・医学博士の前橋先生にご出演いただき、「親子ふれあい体操」をわかりやすく紹介していただきました。(令和7年2月20日及び3月4日放送)
健康・パラスポーツ推進室健康・パラスポーツグループ
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内線:2933
ファクシミリ:045-662-5557
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