ホーム > くらし・安全・環境 > 生活と自然環境の保全と改善 > 野生動物と自然環境の保全 > 神奈川の野生鳥獣と狩猟のページ > けがや病気の野生鳥獣を見つけたら
更新日:2023年8月22日
ここから本文です。
県内でけがや病気の野生鳥獣を見つけた際の対応について記載しています
県内の保護施設|受け入れできない動物|こんなときは?Q&A|保護された鳥獣から分かること
神奈川県内でけがや病気の野生動物を見つけたら、県内の保護施設にあらかじめ電話でご相談の上、持ち込んでいただければ、保護・収容できる場合があります(受け入れできない動物を除く)。
鳥のヒナを発見・保護された方へ 5月から7月は鳥のヒナが巣立ちを迎える時期です。巣立ったばかりのヒナを道路や地面などで見かけた場合、休憩していたり、親鳥がエサを運んでくるのを待っていることがあります。しばらく鳥の様子を観察し、鳴いたり、動いたりして元気なようであれば、そのままにしておいてください。 |
野生動物は、必ず救護しなければいけないという訳ではありません。自然の中で死ぬことは、ひとつの命を次の命へとつなぐという大切な自然のしくみのひとつだからです。 |
参考:神奈川県自然環境保全センター「ケガや病気の野生動物を見つけたら…」
神奈川県内には、けがや病気の野生動物を保護する4つの公立施設があります。
また、一部の民間動物病院でも一時的な治療等を行っている場合があります。
![]() |
![]() |
ドバト | ハシブトガラス |
都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。
また、気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるドバトやカラス(ハシブトガラス・ハシボソガラス)は各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物の生存にいろいろな悪影響を与えています。
このようなことから、原則としてドバトとカラス(ハシブトガラス・ハシボソガラス)は受け入れをしていません。
![]() |
![]() |
アライグマ | タイワンリス |
![]() |
![]() |
ガビチョウ | ソウシチョウ |
![]() |
|
ハクビシン |
アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウ等の特定外来生物※をはじめ、ハクビシン等の外来生物は受け入れをしていません。
※特定外来生物:生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種
大型ほ乳類(シカ、カモシカ、サル、イノシシ、クマ)、海棲ほ乳類、逃げ出したペット等は受け入れをしていません。
A.1 野生動物がけが、病気等で生命の危機にある場合には、保護施設に持ち込めば保護収容し、一部の動物病院でも一時的な治療を行っています。保護にあたっては次の点に注意して下さい。
A.2 野鳥のヒナは、巣から出たあとすぐには上手に飛べず、巣の近くで親からエサをもらって飛ぶ練習をします。こうしたヒナを巣立ちヒナといい、練習中には地面におりてしまうこともありますが、普通のことですので保護する必要はありません。また、ヘビに食べられていた鳥、タカに襲われた鳥なども保護する必要はありません。保護することは、自然の営みを妨げることになります。
A.3 気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるため、ドバトやカラス(ハシブトガラス、ハシボソガラス)が各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物に悪影響を与えています。また、都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。こうしたことから原則としてドバトとカラスは受け入れておりません。
A.4 生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種(特定外来生物。県内で野生化した鳥獣では、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウが該当。)は保護施設では受け入れていません。また、特定外来生物を持って帰ることはできません。ただし、特定外来生物を捕まえた場合、その場ですぐ放すのであれば問題ありません。(特定外来生物の指定状況は、関連情報にある環境省のホームページをご覧ください。)
A.5 巣立ちヒナの場合は、近くに親がいますので、そのままそっとしておきましょう。どうしても移動する必要がある場合は、親鳥が探せるよう鳴き声が聞こえるくらいの範囲で安全そうな場所に動かしましょう。それ以外の場合は、近くの雑木林や草原等の自然が残された場所に、そっと放しておきましょう。
特定外来生物の場合は、危険ですので手を触れずその場を離れて下さい。特定外来生物については環境省、被害防除等については県または最寄りの市町村にお問い合わせ下さい。
A.6 次の点に注意して下さい。
県内の保護施設では、受付時に保護した方に神奈川県傷病鳥獣保護記録票(PDF)への記入をお願いしています。
この記録票には、鳥獣の種類、保護場所、保護時の状況、傷や病気の状況、保護原因(傷病の原因)などが記録できるようになっており、情報が蓄積されています。こうした保護された鳥獣の記録や残念ながら死亡してしまった個体は、野生鳥獣の保護の研究に使われるなどして、野生鳥獣の保護に活用されています。ご協力をお願いします。
県内の保護施設や一部の民間動物病院等で受入れ等を行った実績について公開しています。
救護実績(平成30年度~令和3年度分)(エクセル:338KB)
※県内の保護施設のうち自然環境保全センターでの救護実績については次のページでも掲載しています。
このページに関するお問い合わせ先
このページの所管所属は環境農政局 緑政部自然環境保全課です。