更新日:2023年7月7日
ここから本文です。
聴覚に障がいのある方の活躍事例
聴覚障がい(補聴器利用)
平塚土木事務所
道路・河川・砂防・急傾斜に関する申請を審査し、許可する許認可業務と、不法占用などについて指導を行う指導業務を担当しています。書類の審査だけでなく、県民からの相談を受けたり、現場を見に行ったりもしています。権利にかかわることなので、相手に寄り添うだけでなく、法令に基づいてきちんと示すべきことを示さなくてはいけないので、そういうところの折り合いのつけ方が難しいと思います。許認可業務のように法令に基づき適正に執行する業務は、難しさもありますがやりがいがあります。
また、許認可業務では様々な法令が関係するため、いかにスピーディに頭を切り替えながら複数の法令に対応するかが大事となってきます。最初のころは難しかったですが、先輩方が指導してくださったので対応することができました。
メンバー間では地域ごとに担当を分けていますが、基本的に皆が同じ仕事をしており、審査という業務の特性上、チームで共通認識を図るため、相談しあうことが多く、連帯感があると思います。難しい仕事は皆で共有しますし、大勢で議論しあっていい案を出そうという雰囲気で仕事をやっています。
もし、聴覚障がいで全く聞こえない職員が配属になったら、窓口対応ができるか疑問が残ります。筆談だけでは時間がかかってしまいますので、筆談よりもスムーズにコミュニケーションできるデジタル機器等を窓口においておけばよいと思います。
障がい者(特に一目で障がいとわからないケース)と、その方に接する人達とが、お互い構えずに理解しあえるような機会や、また、障がいのある職員にとって充分にできないことを、周りの職員がなるべく負担感なく支えあえる仕組みがあったらよりよくなるのではないかと思います。
身体障がい者の方には一部対応が難しい仕事もあるかもしれませんが、神奈川県はそういうことを周囲でフォローする体制ができていると感じています。そういう意味で、全員、自分の力を最大限発揮できる土壌があるのは神奈川県のいいところだと思うので、安心して受験していただければと思います。
このページに関するお問い合わせ先
このページの所管所属は総務局 組織人材部人事課です。