初期公開日:2022年4月12日更新日:2023年12月13日

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令和4年度職員採用試験説明会 職種紹介(免許資格職)

令和4年3月17日に開催した職員作用説明会の様子を動画で公開します。

各職種のリンクをクリックすると動画サイト(Youtube)へリンクします。(職員の所属及び職は令和4年3月時点のものです)

福祉職 福祉職(児童心理) 司書A 管理栄養士 薬剤師 獣医師 保健師 保健師(警察本部) 栄養士

福祉職

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

厚木児童相談所 丹羽 詩穂子 主査

福祉・丹羽

キャリア

さがみ緑風園 → 中央児童相談所 → 厚木保健福祉事務所 → 現所属

現在の業務

児童福祉司として、障害がある子どもの発達や育児の相談、虐待の対応や施設利用まで幅広い仕事をしています。福祉司の仕事を通じて、支援者が相談者に真摯に向き合い、寄り添う姿勢が、相談者との信頼関係を構築して支援する上で、何よりも重要なことであると学びました。

新規採用当時の思い出

入庁1か所目のさがみ緑風園では、身体障害者の生活支援をしました。一人ひとりの支援の内容が異なり、支援が命に直結していることから、医師、看護師、心理職など他職種とのチームワークの大切さを学びました。また、専門用語に慣れる大変さはありつつも、常識にとらわれない新しい視点で支援を考えることが、入所者の主体的な生活を保障することにつながるとも感じ、支援とは何かを考えるきっかけになりました。

仕事のやりがい

児童虐待に関する相談は増加の一途をたどっており、社会的な要請として、児童相談所は児童虐待への適切な対応が求められています。子どもの命を守るため、法に基づいた介入により親子分離を図ることは大切ですが、分離した親子の再統合支援も、その先も続く親子関係を考えたときに、児童相談所に課せられたとても大切な仕事です。支援を通じ、親の変化や子どもの成長により、家族として前向きな人生を歩んでいけるようになることに、やりがいを感じています。

メッセージ

様々な福祉現場を持つ神奈川県福祉職の仕事は、直接支援から政策立案まで、幅広い業務に携われることが魅力です。制度には限界があり、狭間や壁が生まれます。必ずしも解決の道が開けることばかりではありませんが、困ったときに支えられた経験、一緒に考えてくれた人や場所との出会いが、人が生きていくうえで大きな意味があるのではないかと思います。人とのつながりを感じられる職場で、一緒に働ける日を楽しみにしています。

子ども自立生活支援センター 青木 優太 主事

福祉・青木

キャリア

採用から現所属

現在の業務

入所児童の生活支援や支援計画の企画・立案・実施を行っています。また、関係機関との連絡調整や家族への支援も行っています。

入庁動機

社会福祉士の実習を通し児童相談所で働くことに興味を持ちました。また、大学在学中は高齢・障害・児童と様々な分野に興味を持ち携わってみたいと考えていました。神奈川県の福祉職は児童相談所を含めた相談機関や施設、行政で働くことができ、私の2つの動機を満たしてくれると考え志望しました。

新採用当時の思い出

社会人経験者の同期と仕事を覚えきれない自分を比べ、打ちのめされる日々でした。ですが、先輩や上司の丁寧な指導で一人前になることができ、仕事に対する不安は和らいでいきました。施設行事でコスプレをしたのは良い思い出です。

仕事のやりがい

子どもの成長をみることができるのは大きなやりがいです。成長に合わせて必要な支援をハンドメイドで作っており、短期間で成果が出ることもありますが、多くは長期間かけて経過をみていきます。トライ&エラーを繰り返しながら、子どもの成長のために日々奮闘しています。

メッセージ

神奈川県の福祉職は様々な分野を経験でき、福祉のプロフェッショナルとして活躍することができます。幅広い知識や技能、経験を獲得したい情熱をもった方に大変おすすめです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

福祉職(児童心理)

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

子ども自立生活支援センター 当間 潤子 主査

児童心理・当間

キャリア

津久井やまゆり園 → 県央地域県政総合センター → 厚木児童相談所 → 現所属

現在の業務

所属する自立支援課の心理グループでは子どもの心理学的アセスメントや心理支援、コンサルテーションを行っています。また、子どもと家族が主体的に肯定的な関係性を育めるよう家族支援を行っています。

新規採用当時の思い出

最初の配属先では知的障害者の生活支援を担当しました。初めての経験で戸惑うことが多くありましたが、先輩職員に教わりながら、利用者の方が安全に心地よく生活できるよう努めました。職場の雰囲気は明るく穏やかで、みんなで協力して仕事に取り組んでいました。

仕事のやりがい

施設に入所する子どもは家族や友達との関係を失う喪失感、環境の変化への混乱、知らない場所で知らない大人と生活することへの不安でいっぱいです。しかし安全な環境とトラウマに配慮した関わりにより安心感を育むことで、険しかった子どもの表情が和み、うつむいていた子どもが背筋を伸ばし、困ったときに暴れていた子どもが大人を頼ってくれるようになります。やりがいは子どもの育ちに支えられています。

メッセージ

子どもの支援と家族支援は両輪です。親子の間でも不安を安心へ、不信を信頼へ、新たな関係性を育む支援を展開します。そのためには、子どもと家族に関わる機関や職種の専門性を基盤にしたアセスメントがあること、他機関、他職種同士が異なる視点や立場の違いを理解し、協働して支援することが必要です。職場の心理士同士も育み合い、支え合いながら子どもと家族の育ちを支えています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

平塚児童相談所 植村 さつき 主事

児童心理・植村

キャリア

採用から現所属

現在の業務

児童心理司として、療育手帳の判定、子どもに対する検査や面接を通じた心理的アセスメントやケア、施設や学校とのコンサルテーションなどを行なっています。また、心理としての役割以外に、市町の就学指導員会への参加や、国の事業であるメンタルフレンドにて学生の活動をサポートすることも行っています。

入庁動機

神奈川県は、県が運営する心理治療施設や児童自立支援施設に県職員が配置されていることを知り、他の自治体よりも心理職として働ける場所が多いと感じ、多くのことが自分の学びに繋がればと考え、神奈川県を志望しました。

新規採用当時の思い出

配属当初は、県職員としての事務から始まり、引き継いだケース資料に目を通したり、児相特有の用語を覚えたりと、やること・覚えることが盛りだくさんでした。また、ケース資料を見ていると、こちらまでつらくなることもあり、気持ち的にもせわしない日々でした。ですが、子どもと面接し、徐々に関係を作れていくことに喜びを感じていました。当時も今も、周囲の方々が手厚くサポートしてくれたことが大きく、検査の練習に付き合ってもらったり、些細なことでも相談できたりする環境が支えになっていました。

仕事のやりがい

児童心理司として子どもの気持ちの代弁者であるため、周囲に上手く子どもの状態を伝えたり共有したりできたときは嬉しく、やっていてよかったと思います。また、子どもと面接を通して関係を築いていくと、その子の成長をとても近くで感じ、その子と家族が新たなかたちの家族として成長していく様子を感じることができます。児相ときくと、大変そうなイメージが多いですが、大変だからこそ感じられる達成感、喜び、やりがあると胸を張っていうことができます。

メッセージ

神奈川県の福祉職は非常に多種多様な経験を積み重ねることができ、心理職としても幅広い分野で活躍ができるのが1番の魅力です。大変なこともありますが、周囲のサポートで一緒に乗り越えることができると思います。皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています!

司書A

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

川崎図書館 稲木 美由紀 副主幹

司書・稲木

キャリア

県立新栄高等学校 → 県立都岡高等学校 → 県立新羽高等学校 → 川崎図書館 → 県立図書館 → 生涯学習課 → 県立図書館 → 現所属

現在の業務

県立川崎図書館は、工学・産業技術・自然科学分野の資料を中心に収集・提供している理工学系の専門図書館で、他の公共図書館にはないような珍しい資料をたくさん所蔵しています。私は、課長の補佐をしながら、カウンター業務、レファレンス、知的財産権に関する講座や相談会の運営、JISやISOなどの規格資料の整備、社史に関するイベントの企画等をしています。

新規採用当時の思い出

最初の配属先は県立高校の図書館で一人職場だったため、業務をすべて一人でしなければならないという不安がありました。しかし、同僚の先生方や事務室の方が親切にしてくれ、図書館に来る生徒たちの協力もあり、徐々に仕事を覚えていきました。生徒たちと年齢が近かったこともあり、毎日ワクワクしながら仕事に行っていたことが思い出されます。

仕事のやりがい

公務員の仕事は必ず異動が伴います。新しい職場はとても緊張しますし、初めての業務は慣れるのに時間がかかりますが、自分の引き出しは増えていきます。自分ができることが増え、利用者さんが探しているものに、すぐにたどり着けたときや、「ここに来てよかった」と言われたときに、やりがいを感じます。

メッセージ

県立図書館は再整備が進行しており、2022年9月に新棟が竣工します。一方、川崎図書館は公共図書館としては珍しい、ものづくり技術に特化した「ものづくり情報ライブラリー」として平成30年に移転開館しました。また、学校図書館は生徒の学びを支える図書館の運営を一人で任されます。神奈川県の司書職は、部署によって業務が異なり、いろいろな仕事を経験できるのが魅力です。みなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

県立松陽高等学校 古賀 友梨香 学校司書

司書・古賀

キャリア

採用から現所属

現在の業務

基本的に学校司書は1校1人配置のため、学校図書館に関わる業務は全て担当しています。資料選定・購入・登録・廃棄などの管理業務や広報活動はもちろん、図書委員会の運営・授業支援といった学校ならではの業務も行います。

入庁動機

昔から、様々な分野の勉強ができる仕事に就きたいと思っており。司書は資料を調査する中で幅広いジャンルに詳しくなれることから、職業として意識するようになりました。また、図書館や美術館・博物館といった文化施設全般の雰囲気が好きだったことも理由の1つです。神奈川県は博物館や文学館などが多く、図書館と連携した事業も行なっていることに魅力を感じ受験しました。

新規採用当時の思い出

初めての仕事は「図書館のコロナ対策」となり右も左もわからず焦っていましたが、同じ職場の先生方が何度も図書館の様子を見に来てくださり、とても心強かったことを覚えています。他校の先輩司書さんからもアドバイスを頂き、自分のペースで少しずつ業務をこなしていくことができました。今でもいろいろな人に相談しながら仕事をしています。

仕事のやりがい

手渡した本を生徒が喜んでくれたときや、読書イベント等を通して友達の輪が広がっていくのを目の当たりにしたときに感じる嬉しさは、この仕事だからこそ味わえる醍醐味です。利用者との距離が近く、「本と人をつなぐ」ことを実感できるのが学校司書の一番の魅力だと感じています。

メッセージ

神奈川は司書同士のネットワークが強く、皆で悩んで考えながら仕事をすることができます。不安なことや上手くいかないことがあっても大丈夫です!楽しい図書館を一緒に作っていきましょう!

管理栄養士

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

小田原保健福祉事務所足柄上センター 三橋 恵美子 主査

管理栄養士・三橋

キャリア

津久井やまゆり園 → 神奈川障害者職業能力開発校 → 足柄上病院 → 小田原保健福祉事務所 → 小田原保健福祉事務所足柄上センター → 平塚保健福祉事務所秦野センター → 西部総合職業技術校 → 現所属

現在の業務

特定給食等の指導や専門的栄養指導、食生活支援事業を担当しています。また、栄養表示等の普及啓発及び活用推進事業を行っています。

新規採用当時の思い出

施設は一人職場のため、戸惑いと不安を抱えていましたが、調理職員や介護職員等、周囲の方に助けていただき、日々の業務をこなしていました。当時、県立施設の先輩栄養士との定期的な会議があり、その中で横の関係づくりもできて、相談も速やかにできるようになりました。利用者様にとって施設の食事は、生活の食事全てなので、体調を整えるだけでなく、美味しく楽しんでもらえるよう配慮し、笑顔で食べてくださる様子にやりがいを感じていました。

仕事のやりがい

保健福祉事務所では、地域の栄養改善に向けて、給食施設、関係団体、管内市町村等、たくさんの関係機関や団体の皆さんと人と人のつながりを活かして業務を進めていきます。対象者が目の前にいない栄養業務が多く、すぐに見える形で成果が表れない場合も多いですが、県民の皆様の職からの健康づくりを下支えしている自覚を持ち、様々な業務に日々取組んでいます。

メッセージ

県の管理栄養士業務は、様々な職場から得られる経験を、新たな職場でも活かしていくことができます。また、たくさんの素敵な先輩や仲間の皆さんと協力し合いながら、業務を進めていくことができます。是非一緒に神奈川県で頑張ってくださる方、お待ちしています。

平塚保健福祉事務所 高崎 詩野 技師

管理栄養士・高崎

キャリア

採用から現所属

現在の業務

特定給食等指導や栄養表示推進事業に関することのほか、専門栄養相談や国民健康・栄養調査に関する業務を行っています。また、栄養士等の実習生の指導も実施しています。

入庁動機

学生時代の研究室が公衆栄養学に関するゼミで、住民の健康増進や疾病予防に携わりたいとの思いがありました。給食施設を通してより多くの方にアプローチができるため、配属先として市町村保健センターではなく保健福祉事務所を選びました。

新規採用当時の思い出

行政栄養士として全ての業務において「法律に基づき行う」という感覚が採用当時はなく、仕事の度に法律と格闘し、読み解くのが大変でした。しかし先輩栄養士をはじめ、周りの職員にいつも助けられながら、あっという間の2年間でした。

仕事のやりがい

専門職の業務では多職種連携という言葉をよく耳にすると思いますが、本当に多くの職種や機関の方と関わります。今まで関わりのなかった方と新たに仕事をすると視野が広がり、「栄養ってこんなところにもアプローチできるのだな」と気付きます。また、特定給食施設への実地調査や講習会等で栄養士の方から年々相談を受ける機会が増えているのを感じます。
こうした関係づくりを経て地域の栄養管理状況が改善し、多くの方に良い影響を与えられることが魅力の一つでありやりがいだと感じます。

メッセージ

行政、特に都道府県での管理栄養士の業務は多岐にわたり、多くの方と関わるので、栄養士のスキルを磨くことができます。新任職員の研修体制も整っており、他所属の栄養士との交流も盛んであるため、新卒既卒問わず安心して仕事に臨めます。神奈川県で一緒に働けることを楽しみにしています!

薬剤師

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

薬務課 千代 迪乃 主任技師

薬剤師・千代

キャリア

平塚保健福祉事務所 → 生活衛生課茅ヶ崎駐在事務所 → 現所属

現在の業務

医療機器及び体外診断用医薬品の製造販売業許可や調査を担当しています。また、医薬品医療機器等法の一部改正に伴う条例改正も行っています。

新規採用当時の思い出

新規採用時は食品衛生監視員として、飲食店の許認可や監視指導、講習会などの業務を担当しました。法律や業務内容の勉強に精一杯で、業者さんや県民の方に指導内容をうまく伝えるのにも苦労しましたが、相手の気持ちに寄り添いながら、監視員として譲れない部分は冷静に伝えて理解してもらう術を身につけられたと思います。また、保健所は県民の方との距離がとても近く活気があり、海の家や七夕祭りの見回りといった地域に根差した業務もあり、楽しく仕事ができました。

仕事のやりがい

監視員は、相手にとって耳の痛いことを言わなければならない場面も多くありますが、こちらの説明や思いが伝わり、両者で同じ方向を向くことができたと感じたときはとても嬉しくなります。また、条例改正の業務では、国の法律を県の形に合わせて条例に作り変えていく中で、県民の利益とは何かを常に考えて試行錯誤する面白さを感じました。
生まれ育ったこの土地の発展に貢献したいという気持ちが、日々の仕事のやりがいと誇りにつながっています。

メッセージ

公務員は人と関わることが多いので、対話が好きな人、楽しめる人が向いていると思います。多少の逆境でも笑って前向きに取り組める方と一緒にお仕事ができたら嬉しいです。
また、県は柔軟な働き方を支援する制度が充実しており、私もフレックスやテレワークなどの制度を活用して仕事と家事育児を両立しています。長い目でじっくりとお仕事に向き合っていきたい方にぜひ入庁してもらいたいです。

薬務課 土田 剛稔 技師

薬剤師・土田

キャリア

採用から現所属

現在の業務

各種統計報告や登録販売者試験に関することを担当しています。また解毒剤の備蓄や医薬品医療機器等法関係通知に関する業務なども行っています。

入庁動機

大学を卒業後は、薬局に勤務していましたが、今後自分がどのように働いていきたいかを改めて考えたときに、薬事衛生に興味があったこと、幅広い業務内容に魅力を感じたことから神奈川県庁を志望しました。

新規採用当時の思い出

企業から転職し入庁したこともあり、はじめは前職との違いに戸惑うこともありました。特に法令の解釈について、転職前はあまり意識することがなかったため、苦労することも多かったです。その一方で、新しく学ぶことばかりで、とても新鮮に感じました。

仕事のやりがい

毎日学ぶことばかりで、一つ一つ知識が増えていくことに楽しさを感じます。また、学んだことを活かして県民の方からの問合せに対応できたときにはやりがいを感じます。県全体に関わるような事業に携わることもあり、規模の大きさから苦労することも多いですが、やり遂げた後の達成感も大きいです。

メッセージ

神奈川県の薬剤師職は薬剤師のイメージにとらわれない様々な業務に携わることができます。公務員だからこそできる仕事が多いことも、大きな魅力だと思います。皆さんと一緒に働く日を楽しみにしています。

獣医師

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

動物愛護センター 土川 紗知子 主査

獣医師・土川

キャリア

食肉衛生検査所 → 小田原保健福祉事務所 → 厚木保健福祉事務所 → 現所属

現在の業務

課内の取りまとめや動物愛護に係る事業を行う愛護・指導課企画班に所属し、動物愛護普及啓発活動、譲渡を進めるための事業(HPやSNSの運用、譲渡会の開催等)、飼い主のいない猫の避妊または去勢手術支援事業、動物相談、各種統計等を行っています。

新規採用当時の思い出

最初の配属は食肉衛生検査所で、当時一人目の子供が小さい中での入庁だったため、短時間勤務をとっていました。
県の検査所における豚の「と畜検査数」は、全国的にも上位であり、迅速かつ正確な検査が求められます。と畜検査員としての独り立ちまで数か月かかりましたが、周りの上司や先輩方にいろいろと教えていただき、少しずつ業務になれることができました。

仕事のやりがい

県の獣医師職(健康医療局)は、生活に非常に密着した多くの衛生分野に携わることができます。例えば、環境衛生では理美容・クリーニング・旅館・公衆浴場・海水浴場・水道等の分野、食品衛生では飲食店や食品工場・と畜検査などがあります。また、動物愛護センターでは、動物の愛護管理を通して人と動物が共に生きる社会作り(施策作り)に携わることができます。
すべての業務が、県民の生活を身近に支えており、非常にやりがいを感じています。

メッセージ

神奈川県は、箱根や鎌倉など人気の観光地や、県央を代表としたショッピングモールが多くある地域など様々な特色があります。だからこそ、幅広い視野で考えながら業務に携わっていく必要があり、それがとても面白く、やりがいのある仕事だと感じます。もちろん、獣医師の資格や知識を思う存分生かす機会も多くあります。ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています。

湘南家畜保健衛生所 飯島 智大 技師

獣医師・飯島

キャリア

採用から現所属

現在の仕事

家畜保健衛生所では、家畜の伝染病予防やまん延防止、畜産振興、獣医事及び薬事への指導など幅広い業務を行っています。私が所属する防疫課では、畜産農家さんへ実際に行き、臨床検査・ワクチン接種・検査のための採血・衛生指導などを行っています。また、実験室では検体の血清学的検査・細菌検査なども行っています。

入庁動機

就職先として公務員獣医師と臨床獣医師で悩んでいましたが、大学5年生の時に公務員獣医師の実習に参加し、仕事の幅広さと様々な業務にチャレンジできる環境に魅力を感じ、公務員獣医師を志すようになりました。中でも神奈川県は、人口が多く自然も豊かであり幅広い仕事ができると考えたこと、また祖父母が神奈川県に住んでおり愛着があったことから志望しました。

新規採用当時の思い出

入庁当時は、牛、豚、めん山羊、豚、家禽、蜜蜂など関わる家畜の多さに戸惑い、知識も技術も足りず、不安がありました。しかし、先輩方が一つ一つ仕事を優しく丁寧に教えてくださり、また畜産農家さんへ実際に行き経験を重ねることで、徐々に知識や技術が身に付き自信が出ました。また、畜産農家さんとの信頼関係を積み重ねていくことで、いろいろと相談を受けるなど頼りにしてもらえるようになったことは、嬉しい思い出として残っています。

仕事のやりがい

豚熱や高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病の発生リスクが高まっている中、農家さんに対し、時として厳しい衛生指導をしなければなりません。困難に直面することもありますが、真摯に農家さんに向き合い、協力しながら農家さんにも家畜にもより良い環境を作ることができたときに、とてもやりがいを感じます。また、日々の業務を通じて、農家さんから感謝の言葉をいただくこともやりがいとなっています。

メッセージ

公務員獣医師の仕事をたくさん調べてみて、自分のやりたいことをある程度具体的に見つけておくと、受験に対してよりモチベーションが上がると思います。受験勉強は大変だと思いますが、それを乗り越えた先、皆さんと一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。

保健師

職種紹介(1)(ベテラン) 職種紹介(2)(若手)

説明員はこのひと!

平塚保健福祉事務所秦野センター 神崎 麻里子 主査

保健師・神崎

キャリア

採用から現所属(所属内で異動あり(保健予防課 → 管理企画課 → 保健福祉課))

現在の業務

管内母子保健担当者会議の実施、児相や他機関主催の会議への対応など母子保健事業を総括しています。また、母子保健委員会、医療的ケア児の会議や地域の支援体制づくりに関するワーキングや会議等への対応も行っています。そのほか、小児慢性特定疾病児等の個別支援や保健データ活用事業なども担当しています。

新規採用当時の思い出

所属の皆さんが、とても親切で、上司から「人間は失敗するもの、どんな些細なことでも気兼ねせず報告や相談をしてほしい」と入職時に言ってくださり安心したことを覚えています。また、管内の関係機関の方々や住民の方も穏やかで優しい方ばかりで、素敵な地域だなあと思いました。

仕事のやりがい

個別ケースの支援でも、地域の支援体制づくりでも、関係機関や職場の仲間と同じ方向を向いて地域をより良くしようとチームで取り組み良い方向に進み出したときにやりがいを感じます。また、関係機関の方に「また相談していいですか」と言ってもらえると、相手に寄り添った対応をしていこうと励みになります。

メッセージ

神奈川県の保健師は、様々な所属や部署、地域で知識や経験を積むことができる魅力的な仕事だと思います。また、人材育成体制が整っていると共に、縦や横のつながりもあり安心して働くことができます。皆様と一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

小田原保健福祉事務所 髙橋 沙緒理 技師

保健師・髙橋

キャリア

採用から現所属

現在の業務

小児慢性特定疾病のお子さんと家族の相談支援や、講演会の企画、療育体制の整備などを行っています。また、医療的ケア児及び長期療養児と家族の交流会の企画運営をしています。新型コロナでは、コロナ陽性患者の疫学調査や医療機関との調整などを行っています。

入庁動機

もともと疾病予防や、地域ケアに関心があり、保健師を目指しました。学生時代の実習で、広域的かつ幅広い保健師活動ができると感じ、神奈川県を志望しました。新卒で保健師になることに、看護師経験がなくても大丈夫か不安を感じていましたが、人材育成が充実している神奈川県なら頑張っていけそうだと思いました。

新規採用当時の思い出

入庁式の後、保健福祉事務所に初めて来たとき、コロナに関する問い合わせの電話が鳴り響く状況で驚きました。最初はどう対応して良いかわかりませんでしたが、周囲の保健師がそばについて見守ってくれました。また、自分で電話対応シナリオを作成するなど、1人で基本的な対応ができるようになりました。さらに、プリセプターが、マンツーマンで仕事の取組み方や相談に乗ってくれたので、安心して仕事を進められました。

仕事のやりがい

支援していたお子さんの家族から、困りごとの電話相談があったときに、私を頼ってくださったことに嬉しさを感じました。保健師として地域で子どもの健やかな成長を見守っていけることを尊いことと思っています。また、住民の声を聞きながら、個別課題を集め、地域ケアができるのが保健師のやりがいだと思います。療育体制の整備は、関係機関との連携の積み重ねが大切であり、効果はすぐに現れず評価が難しいかもしれませんが、長い目で見ると住民の健康の保持増進につながっていると感じています。

メッセージ

入庁前は、大学卒業後すぐに保健師になることに不安でしたが、経験も職種も様々な職員のサポートを得ながら、やりがいのある充実した毎日を送っています。これから神奈川県で皆さんと一緒に働くことができるのを楽しみにしています。

保健師(警察本部)

職種紹介(1)

説明員はこのひと!

警察本部 野田 久美子 技師

警察保健師・野田

キャリア

採用から現所属

現在の業務

健康診断の準備や事後措置として受診勧奨や体調を踏まえながらの保健指導を行っています。他には健康情報の普及のための広報誌づくり、新任警察官や事務職員向けの健康に過ごすための講演や担当部署への生活習慣病やし好品等の付き合い方の健康教育も行っています。
病気を持ちながら働いている職員もいますので、その方たちのサポートもしています。

入庁動機

学生時からの産業保健師として働くことのあこがれ、加えて多くの人のためになり仕事をしたいと思っていましたところ、警察での採用があることを知りました。間接的ではありますが、保健師活動を通じて警察職員が健康に仕事ができることで、県民のための安心・安全につながっていき、多くの人のためになれるのでは、と思い志望しました。

新規採用当時の思い出

警察との関わりがなかったため、初日はとても緊張していた中、あたたかく迎え入れてくださったのを覚えています。その後は慣れない業務の中、先輩方の熱いサポートで教えていただいたことについて、自分なりにマニュアルをつくり、徐々に慣れていきました。

仕事のやりがい

産業保健師ということもあり、職員一人ひとりが採用されてから退職するまで長く関わることができます。そのような中で、無事に退職を迎える職員を見送れたときにやりがいを感じます。

メッセージ

警察の保健師は異動もないこともあり、同じメンバーで毎日楽しく、時にはより良くするために話し合いながら、仕事をしています。そんな新しい仲間として一緒に働けることを楽しみにしています。

栄養士

職種紹介(1) 職種紹介(2)

説明員はこのひと!

二宮町学校給食センター兼町立二宮中学校 八巻 汐里 学校栄養技師

栄養士・八巻

キャリア

採用から現所属

現在の業務

献立作成、衛生管理、発注管理などの給食管理や給食だよりの作成、ひとくちメモによる給食指導などの食育業務を行っています。そのほか、業務監査への参加、PTAや給食担当との献立会議、試食会対応を行っています。

新規採用当時の思い出

新しく勤務が始まり、約2,000食という大量調理の管理を自分ができるのか不安でした。また、献立作成も初めての経験なので、どの組み合わせだったら安全に時間内に美味しい給食が提供できるだろうとたくさん悩みました。うまく時間の調整ができたり調理の方法を変えて美味しくできたりすると嬉しかったです。いろいろな人がアドバイスをいただきながら、子ども達の美味しかったという声で頑張ろうと思えました。

仕事のやりがい

共同調理場では子ども達の声を直接聞く機会が少ないので、たまに学校に出向いたときに給食の感想を聞くことができると、この仕事についてよかったなと思います。子ども達のために楽しい給食にしようと献立を考えることや、食育などの支援も含めて子ども達のためにやれることがたくさんあるのがこの仕事のやりがいです。

メッセージ

学校栄養職員は、子ども達の成長に合わせた食事の支援や子ども達の健康と安全と食の自立に向けた支援を担っています。そのためには、まずは給食を美味しい楽しいと思ってもらうことが出発地点だと思います。大変なこともありますが、給食を楽しみにしている子ども達に向けて、一緒によりよい給食を考えていきましょう。

県立横浜ひなたやま支援学校 田中 径花 技師

栄養士・田中

キャリア

採用から現所属

現在の業務

献立作成、衛生管理、アレルギー対応などの給食管理や給食指導、保護者向け配付文書の作成など食に関する指導を行っています。そのほか給食試食会や学校行事、栄養士協議会などの業務を行っています。

入庁動機

小学生のときの楽しい給食の時間を今も覚えており、私も子どもの記憶に残るようなおいしく楽しい給食を提供したいと思い志望しました。また、アレルギー対応や配慮食等、一人ひとりにあった給食が提供できるよう、献立や調理の工夫をしていきたいです。

新規採用当時の思い出

初めはわからないことばかりで不安でしたが、同じ職種の先輩や職場の教職員、調理員の方々に一から丁寧に教えていただき、不安がなくなっていきました。特にネットワーク支援の栄養教諭の先生には電話相談に加え、定期的な巡回もしていただき、疑問点や課題を一つひとつ解決しながら働くことができています。一人で悩みを抱え込まず、すぐに相談・情報共有を行い、解決策を考えることが大切と日々感じています。

仕事のやりがい

給食指導や授業などで生徒や先生方と直接かかわる機会が多く、「おいしかった」「また〇〇を給食で出してほしい」という声を聞けることがとても励みになります。また、献立や調理の工夫から残菜量が減少したり、マナー授業実施後に生徒がマナーに気を付けて食べる様子が見られたり等、成果がみられるととてもやりがいを感じます。専門職として頼られる場面もあり、命を預かるという責任も大きい仕事ですが、様々な方と連携して一体感を感じながら働けることもこの仕事のやりがいです。

メッセージ

学校栄養職員は給食を通して児童生徒の成長に関わることができます。多くの現場で一人職という責任ある立場になりますが、自分の取り組み次第でおいしく楽しい給食につながっていく、責任とやりがいのある仕事です。一緒に神奈川県の子どもたちの未来を作っていきましょう!

 

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