ご存知ですか?くらしの中の商品情報 ヘアドライヤー
ヘアドライヤーは使用方法や保管方法によって、断線等が生じ、発煙・発火に至る事故が起こる可能性があります。
電源コードは束ねたり、ねじれたままの状態で使用しないようにしましょう
ヘアドライヤーは手軽に利用される家庭用電化製品ですが、使用方法や保管方法によっては、断線等が生じ、発煙・発火に至る事故が起こる可能性があります。
消費生活センターには、「ヘアドライヤーのスイッチを入れた途端に、本体とコードの付け根部分から発火した」「2年前に購入したヘアドライヤーを使用していたところ、本体とコードのつなぎ目部分から火花が出た」という相談が寄せられました。
前者の相談については、国の機関に製品の調査を依頼したところ、「電器コードに長期間使用したことにより生じたと思われるねじれた箇所が多数認められ、このことにより、電源コードが半断線状態となり火花が発生し、発火に至ったものと推定される。」という結果を得ました。
後者の相談については、当該ヘアドライヤーを確認したところ、電源コードを束ねたまま使用しており、このような使用形態が重なり、電源コードに繰り返し負荷がかかったため半断線に至り、短絡し、火花が発生したものと推定されます。
このように、ヘアドライヤーのコードに限らず、家電製品の電源コードは束ねたり、ねじれたままの状態で使用すると、負荷がかかり断線に至ることがあります。
電源コードは束ねたり、ねじれたままの状態で使用しないようにしましょう。
また、現在使用中のヘアドライヤーについて、電源コードを動かすと通電したり、通電しなかったりする症状が認められる場合は、半断線が考えられるので、直ちに電源プラグを抜いて電源を切り、修理を行って下さい。
消費生活相談は、消費者ホットライン188番をご利用ください