ホーム > 産業・働く > 事業者支援・活性化 > 企業支援・補助・融資 > 海外駐在員の活動レポート(2025年10月・北米事務所)

更新日:2025年10月10日

ここから本文です。

海外駐在員の活動レポート(2025年10月・北米事務所)

海外駐在員の活動レポート(2025年10月・北米事務所)

シアトルで県の投資環境をPR 

 豊かな自然と最先端のテクノロジーが融合する都市、シアトル。シアトル都市圏には大手IT企業であるアマゾンやマイクロソフトが本社を構えるほか、ジェトロによればソフトウェア開発者職の高度技術人材の割合が全米で最も高く、情報産業の集積地となっている。

 これらの都市を抱えるワシントン州では、テック系スタートアップへの支援も積極的に行っている。その一つとして、シアトル及びその近郊のスタートアップと日系企業や投資家等の提携・協業促進などを目的とした「ジャパン・シアトルAIミートアップ」を定期的に開催。2016年からこれまでオンラインを含めて計24回開催し、現地スタートアップ16社及び中堅・大手3社が日本での拠点設立や販社契約に至るなど、多くの実績を生み出している。

 このイベントでは、スタートアップの中でも、日本進出に関心の高い企業を中心にワシントン州政府が参加を呼び掛けており、過去、このイベントをきっかけに神奈川県へ進出した企業もある。

 今年も同州商務省等(※)主催により同イベントが9月24日から26日にかけてシアトル市内で開催され、現地テック系スタートアップ10社が参加。北米事務所はこのイベントに参加し、県の投資環境をPRした。

 参加したスタートアップの中には、AIを活用してプライバシーを守りながら高齢者等を見守るシステムを提供する企業や、世界最小の脳スキャナーを搭載したウェアラブルデバイスを活用した脳トレーニングアプリを提供する企業などがあり、県の未病やヘルスケア政策との連携にも関心を示していた。

 本イベントを主催したワシントン州商務省日本代表の江藤哲郎氏は、「本事業は、現地スタートアップが日本への展開を目指す際に支援が受けられる様々な団体等と効率的に出会える機会を提供しており、日本市場にアクセスしたいスタートアップに大変好評となっている。州としても日本の政府や自治体、企業等との連携を進めており、このような活動をきっかけに日本へ進出する企業がさらに増えることを期待したい」と話した。

 北米事務所では、米国・カナダ・メキシコ企業の県内への進出をサポートしています。今後もこのような機会を活用し、県内への誘致を進め、経済の活性化に貢献していきます。

 

※ 第25回 ジャパン・シアトルAIミートアップ 主催:ワシントン州政府商務省、Orrick社、SWANVG社

特別共催: 在シアトル日本国総領事館、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、UW-TU: AOS(Academic Open Space)

 

1

ジャパン・シアトルAIミートアップの様子

 

2

県の投資環境をPR

このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。