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更新日:2024年1月9日

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海外駐在員の活動レポート(2023年1月・北米事務所)

海外駐在員の活動レポート(2023年1月・北米事務所)

米国ライフサイエンス市場への参入支援の取組
日米友好関係を生かした事例を紹介!

 新型コロナウイルス感染拡大を契機として、検査や治療薬研究をはじめ、ライフサイエンス分野への需要と期待が高まっています。特に米国は世界最大の市場規模を有するため、多くの企業が参入を目指しています。今回は、神奈川県と友好提携している米国・メリーランド州と連携したライフサイエンス分野における企業支援の事例について紹介します。

グローバル・ゲートウェイ・プログラム

 昨年9月、メリーランド州のホーガン知事が県知事を訪問し、3年ぶりに会談を行いました。この訪問中、同州はかながわサイエンスパーク(KSP)とライフサイエンス分野における国際的なベンチャー企業の創出・育成支援に向けた提携を行いました。同州が新たに始めた海外企業誘致及び米国企業の国際展開支援「グローバル・ゲートウェイ・プログラム」で、KSPが日本のインキュベーション施設として初のパートナー機関となりました。

バイオ分野の展示会で出展支援

 昨年10月上旬、「Maryland BIO Innovation Conference」が開催され、約400社・団体が参加しました。県北米事務所では、県内のバイオ分野の企業支援のため、3年連続でこのイベントに団体参加枠を設け、7社の県内企業が参加しました。本格的な対面形式による開催となり、参加した県内企業は積極的に商談を行っていました。

米国国立老化研究所(NIA)との関係構築

 昨年10月下旬、県知事が同州を訪問しました。この訪米中、同州にある米国国立衛生研究所(NIH)傘下の国立老化研究所(NIA)を訪問し、アルツハイマー病・認知症の専門家であるマダブ・サムビセッティ上級調査官と面会しました。NIAでは健康寿命の延伸を目的とした研究を行っており、同調査官は県との連携にも積極的であり、様々な連携が期待されます。

 今後も友好提携の関係を生かしながら県内企業の海外展開支援に取り組んでいきます。
 

 

メリーランド州政府とKSPの署名式

【メリーランド州政府とKSPの署名式】

 

Maryland BIO Innovation Conferenceの商談の様子

【Maryland BIO Innovation Conferenceの商談の様子】

 

NIAのマダブ上級調査官と黒岩知事の面談

【NIAのマダブ上級調査官と黒岩知事の面談】

 

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