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更新日:2025年2月7日
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海外駐在員の活動レポート(2022年12月・北米事務所)
農林水産省によると、2022年前半(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額は、前年同期比13.1%増の6,525億円となり、年間の輸出額が1兆円を突破した2021年を上回る勢いで増加しています。また、米国向け輸出額は34.5%増の1,046億円と、米国の経済活動が本格的に再開したことによる外食需要の回復などから、大きな伸びを示しました。今回は、この好調な食品の海外輸出の商機を上手く捉えた企業の事例をご紹介します。
株式会社ICHIGO(東京都)では、米国を中心に海外向け食品の越境EC販売を行っており、日本のお菓子をボックスに詰めて海外向けに販売する同社のサブスクリプションブランド「Sakuraco」を展開しています。
「Sakuraco」に箱詰めされるお菓子は、毎月様々なテーマ(日本の地域や行事など)に即して選定されます。また、同社では、箱に同梱する冊子に工夫を凝らし、お菓子の歴史や文化のほか、地域の観光情報を盛り込むことで、商品を受け取った海外の方々が、訪日旅行に興味を持っていただけるような内容になっています。
同社バイヤーの山川由里子氏は、「神奈川の食品企業は、地域を愛している企業が多く、地元の特産品を使用したお菓子や観光地を描いたお菓子など、魅力的な商品が多いと感じました。今後も、お菓子を通して地域の魅力を世界中に発信するとともに、地域の食品企業の海外進出の足掛かりにしていただければと思っています。」と語っていました。
県北米事務所では同社と連携し、これまで2回にわたり県内企業の商品を詰め合わせた「神奈川ボックス」を組成し販売しました。今後も、引き続き県内中小企業の米国での販路開拓を支援していきたいと思います。
【2022年6月に販売した神奈川ボックス】
【2021年12月に販売した神奈川ボックス】
【同封冊子での観光プロモーション記事】
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。