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更新日:2023年12月27日

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海外駐在員の活動レポート(2022年11月・北米事務所)

海外駐在員の活動レポート(2022年11月・北米事務所)

友好都市と交流拡大

 メリーランド州は、米国東海岸に位置し、1981年に本県と友好提携を締結して以来、経済、教育、文化など幅広い分野で本県と交流している。昨年は、友好交流40周年の節目の年を迎えた。今年は両知事が相互に訪問するなど、ライフサイエンス分野を中心に、さらに連携を深めた。
 9月には、同州のホーガン知事が神奈川県を訪問。黒岩祐治知事と3年ぶりに会談したほか、かながわサイエンスパーク(KSP)とライフサイエンス分野における国際的なベンチャー企業の創出・育成支援に向けた提携を行った。
 同州が新たに始めた海外企業誘致や米国企業の国際展開を支援する「グローバル・ゲートウェイ・プログラム」で、KSPが日本のインキュベーション施設として初のパートナー機関となるなど、さらなる連携促進が期待される。
 また、10月には、黒岩知事がメリーランド州を訪問。友好締結40周年を記念したレセプションに出席した。両地域の政府、経済、教育といった幅広い関係者が一堂に会し、久しぶりの対面での交流が行われた。
 続く、メリーランド大学との共催によるライフサイエンスセミナーでは、知事自ら本県のヘルスケア・ニューフロンティアの取り組みや投資環境についてトップセールスを行ったほか、米国国立老化研究所やメリーランド大学の教授、ライフサイエンス企業の代表らが登壇、日米のライフサイエンス分野の研究や取り組みについて紹介した。
 セミナーを共催したメリーランド大学社会老年学教授の山下貴司氏からは「神奈川県とメリーランド州による、老年学の分野における幅広い人材育成や研究の交流を通して、新しいアイデアや情報を日米両国から世界に発信し、高齢化社会の未来に貢献をしていけるのではないか」との期待が語られた。同大学では、神奈川県などが推進する超高齢社会への取り組みを学ぶ大学院講座の創設を進めている。
 今後も、友好提携の関係を生かし、幅広い交流が実現するよう力を入れていきたい。

 

ライフサイエンスセミナーで講演する黒岩知事

【ライフサイエンスセミナーで講演する黒岩知事】

※令和4年11月29日神奈川新聞より引用

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