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更新日:2025年3月27日
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海外駐在員の活動レポート(2025年1月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)
タイの労働市場ではスキルアップを目的とした転職が一般的であることなどもあり、人材の確保・定着は現地で拠点を構える日系企業の課題の一つである。
日系企業が優秀な人材・確保をするには、大学との連携が重要となってくる。
タイのバンコクにある泰日工業大学は、泰日経済技術振興協会を母体とし、2007年に設立された私立大学であり、日本的なものづくり思想のもと、専門能力や日本語能力を高める教育がされている。全学科で日本語教育を行っていることから、技術系の学生でも大多数が日本語検定を取得しており、多くの日系企業に卒業生を輩出している。
そこで、泰日工業大学の学生を対象とした就職イベント(泰日工業大学ジョブフェア)において、タイに進出している県内企業4社に神奈川県ブースの提供を行った。
2月19日に実施されたジョブフェアには、日系企業に限らずタイ国内に拠点を構える90を超える企業が参加し、採用に向けて、各社ブースにて学生へのアピールを行った。県内企業各社のブースにも100名を超える学生が訪れ、200部以上の会社パンフレットをすべて配り切る企業もあるなど、学生の日系企業への関心の高さが伺えた。
ブース出展を行った県内企業からは、「大卒のエンジニア採用につなげるべく参加した。日本語の能力が高い上、日系企業で働きたいと思ってくれている学生が非常に多く、将来的にマネージャーとなり得る若手タイ人の採用につながりそうな手ごたえを感じた。また、工学系だけでなく、経営学部の学生もいることから、経理人材の確保にもつながることを期待している。」と、現地での人材獲得に向けた手ごたえを感じているようだ。
引き続き神奈川県内企業のタイでの事業活動の支援を行っていく。
[会場の様子]
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