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更新日:2023年12月27日

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海外動向レポート(2022年12月(株)横浜銀行研修派遣職員)

海外駐在員の活動レポート(2022年12月(株)横浜銀行研修派遣職員)

タイでのカーボンニュートラルの動向と神奈川県企業会の開催

 タイでのカーボンニュートラルの動向

 昨今、国際的な潮流としてカーボンニュートラルに向けた取り組みが加速しており、タイ政府は昨年11月、2050年に温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる「カーボンニュートラル」を目指すという新たな目標を掲げました。また、2037年までに再生可能エネルギーの発電割合を37%(日本は2030年36-38%目標)にすることとしており、太陽光発電設備を導入する企業については3年間法人税を減免するなど、タイ政府も再生可能エネルギーの推進に注力しているところです。

神奈川県企業会の開催

 タイ国内でさまざまな企業からヒアリングする中で、親会社の策定する経営計画等に基づき、カーボンニュートラルに向けた取り組みを検討しているといった声を聞きます。神奈川県では、タイで活躍する県内企業が情報収集や情報交換できる場を提供するため、「神奈川県企業会」を定期的に開催しており、今年9月に開催したウェブセミナーでは、タイでのカーボンニュートラルの現状や太陽光発電の導入スキーム等について専門家から講演いただきました。参加企業からは、「タイ政府の動きや太陽光発電の具体的な導入例が分かり参考になった」といった声がありました。
 今後も県内企業にとって有益なイベントを企画していきたいと思います。

おわりに

 県やKIPでは、海外展開に取り組む県内企業の皆さま向けにさまざまな支援を行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

カーボンニュートラルの概念図

【カーボンニュートラルの概念図(出典:環境省HP)】

 

ラチャブリ県の工場に設置された太陽光パネル

【ラチャブリ県の工場に設置された太陽光パネル】

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