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更新日:2025年10月20日

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海外駐在員の活動レポート(2025年10月・大連 神奈川経済貿易事務所)

海外駐在員の活動レポート(2025年10月・大連 神奈川経済貿易事務所)

「韓国・京畿道で県の起業・ベンチャー支援の取組みを紹介」

 韓国・京畿道は、首都ソウル特別市を囲むように位置しており、人口約1,400万人(2023年末)を擁する同国最大の地方自治体として、政治・経済の中枢的役割を果たしている。

 県は京畿道と1990年から友好提携を締結して、経済や文化、スポーツなど多くの分野で交流を進めている。友好提携35周年を迎えた今年7月には県知事が道庁所在地の水原市を訪問して道主催の記念式典に出席するなど、両地域の友好関係は着実に深まっている。

 こうした中、10月1日から2日にかけて、水原市内で「京畿スタートアップサミット2025(G-SUMMIT 2025)」が開催された。京畿道をイノベーション拠点として発展させることを目的とした大規模なイベントであり、2日間にわたってベンチャー企業の事例発表や投資家向けピッチ(※)、最先端技術のブース展示などが行われた。

 大連・神奈川経済貿易事務所も本イベントに参加して、来場者に向けて県の投資環境や起業・ベンチャー支援の取組みを紹介した。

 来場した韓国企業からは、県のベンチャー支援の取組みについて、「企業の成長段階に応じた手厚い支援策が整備されていると感じた」「県が調整役となり、大企業との事業連携を推進している点が興味深かった」という感想を聞くことができた。また、「機会があれば県内のベンチャー企業とも交流したい」という声もあった。

 また、会場内ではクラウドを活用した人事労務管理やリモートワーク効率化などの技術展示が目立っていた。韓国でも長時間労働や労働生産性の向上が社会課題として認識されており、これらの課題に対して、ベンチャー企業が独自の視点や手法で取り組んでいる様子が伺えた。

 友好提携の節目となる年に、両地域の経済交流に繋がるイベントに参加したことは、非常に意義深いものになったと感じている。今後も、このような交流を積み重ねて、幅広い分野にわたる両地域の発展に力を尽くしたい。

(※)ピッチ:サービスや技術を提案する短時間のプレゼンテーション

 

G-SUMMIT 2025開会式

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G-SUMMIT 2025会場の様子

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本事務所によるプレゼンテーション

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