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更新日:2025年6月30日
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海外駐在員の活動レポート(2025年6月・大連 神奈川経済貿易事務所)
中国南部(華南地方)に位置する広東省は、人口が1億人を超えているほか、地域別のGRP(域内総生産額)では中国の地域別1位(2023年)となるなど、中国の経済発展をけん引している。
特に省都の広州市は、「食在広州(食は広州にあり)」と言われるように広東料理の本拠地として知られているほか、日産自動車、トヨタ自動車、本田技研工業など日本の大手自動車メーカーが生産拠点を有しているなど、製造業関連を中心に多くの日系企業が進出している。
その広州市で、2月25日から27日にかけて、「FBC広州2025 in Asiamoldアジア国際金型展」が開催された。 本展示会は、設計・製造に加えて金属プレスやプラスチック成形など金型関連技術に特化した国際産業展であり、大連・神奈川経済貿易事務所では、会場内に神奈川ブースを設置して、株式会社コイズミツール(横浜市)及び株式会社長津製作所(川崎市)の共同出展を支援した。
プラスチック精密金型などを手掛ける長津製作所は、内スライドの金型と、カメラ、プロジェクター、ドローンのレンズ周辺製品や車載部品などを展示。同社東莞拠点の湯 顕蘭 氏からは、「金型専門の展示会であったことから、ブース訪問者も詳しい知識を有している人が多く、短時間で効果的な商談ができた。展示会全体の感想としては、日系企業や日本人担当者が少なく、欧米やロシアからの参加者が多かったように思う。」と展示会の成果を振り返っていた。
300社を超える企業がブースを出展して、60以上の国と地域からバイヤーが参加するなど、盛況な展示会となった。
会場ではブース展示のみならず、AIを活用した設計や3Dプリンターによる試作など、最先端の金型技術に関連するセミナーも活発に開催されており、多くの参加者を集めていたことが印象的であった。 今後も、このような出展支援などを通じて、製造業に携わる県内中小企業の現地活動支援を進めていきたい。
【会場内の様子】
【長津製作所ブースの様子】
【長津製作所ブースの展示品】
【長津製作所ブースの様子】
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