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更新日:2025年7月3日
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海外駐在員の活動レポート(2025年6月・大連 神奈川経済貿易事務所)
大連・神奈川経済貿易事務所(以下、「本事務所」という。)では、主に中国進出済みの県内企業を対象として、現地活動に関する情報提供や企業同士の情報交換の場を提供することを目的とする「神奈川県企業会」(以下、「県企業会」という。)を実施している。 今回は、6月26日に山東省・青島市内で開催した県企業会についてレポートしたい。
山東省は、約9.2兆元(約190兆円、2023年現在)の域内総生産と1億人を超える人口を有する中国有数の巨大な省である。中でも「青島ビール」で有名な青島市は、1,000万人を超える人口と省内第1位となる約1.5兆元の域内総生産を誇り、市内には中国家電大手のハイアール社やハイセンス社などの企業が本社を構えている。
今回の県企業会では、三菱重工サーマルシステムズ株式会社(三菱重工グループ)とハイアール社の合弁会社である三菱重工海爾(青島)空調機有限公司の本社工場を訪問して、同社の事業概要についての説明を受けた後、空調機の生産現場を見学した。 同社は1993年に設立され、翌年から本格生産を開始。2018年より開業した現在の工場の敷地面積は約10万平米で、主に中国市場に向けて年間約100万台の業務用空調機を生産・販売しているという。
今回の県企業会は県内企業8社15名が参加し、青島では2回目の開催となった。参加した日本フルハーフ株式会社(厚木市)中国拠点の岩沢 友和 総経理からは、「他社工場内部を見学する機会はめったにないので、参考になった。県内企業同士で交流して意見交換することもでき、有意義であった」という感想を聞くことができた。
本事務所では、今後もこのような県企業会の開催などを通じて、県内企業の中国における事業活動を支援していく。
【三菱重工海爾(青島)空調機有限公司 本社工場外観】
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