更新日:2025年4月17日
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湘南地域のモデルコースをご紹介しています。
江戸時代、庶民の間で「大山詣り」が大流行しました。江戸の人口が100万人の頃、年間20万人が大山を訪れたそうです。男性の神・大山を参拝した後、女性の神・江の島の弁財天を参拝する行程が人気で、古典落語「大山詣り」でも語られています
今回のモデルコースでは、当時の行程とは逆に江の島から大山へ向かっていきます。当時の正確な道筋をたどることは、難しくなっていますが、道標などを目印に行程を紹介いたします。
“その3”では、前回の終点、平塚の田村からスタートして、いよいよ最終目的地・大山へ到達する行程をご紹介してまいります。(取材日:2020年1~3月)
▼ バス 約20分(平塚駅から) 約25分(本厚木駅から) ▼
“その2”の最後のバス停です。今回はここからスタートしていきます。
▼ 徒歩 約2分 ▼
その2で紹介した、大山道標や十王堂跡碑のあるこの交差点を左折して県道44号に復帰します。目的地・大山を望むことができます。
▼ 徒歩 約4分(県道44号) ▼
国道129号と交差します。そのまま県道44号を直進していきます。
▼ 徒歩 約14分(県道44号) ▼
道路に面した右手に鳥居が見えてくるのが、御霊神社です。
▼ 徒歩 約8分(県道44号) ▼
県道44号を進み、新幹線の高架を越えると、渋田川にかかる土安橋を渡ります。
▼ 徒歩 約25分(県道44号) ▼
いよいよ伊勢原市に入っていきます。小田原厚木道路の跨道橋の上は、視界が開けて大山から富士山まで大パノラマが見ることができますが、この日は富士山は確認できませんでした。
▼ 徒歩 約6分(県道44号) ▼
上平間バス停付近の左手に柵で囲まれた道祖神が設置されています。
▼ 徒歩 約10分(県道44号) ▼
県道44号がクランク状にカーブしていく箇所のちょうど真ん中あたりの右手に見える鳥居が八坂神社の入口です。その奥に八坂神社があり、石造物が多くみられます。
▼ 徒歩 約5分 ▼
「沼目団地入口」交差点を左折しすると、すぐ右手に道標が設置されています。「右 日向道 左 大山道」と刻まれています。
「沼目団地入口」交差点からは、地図(1)(JPG:63KB)のとおり進んでください。
▼ 徒歩 約6分 ▼
「沼目団地入口」から進んできた道を右折するちょうど曲がり角に設置されています。
▼ 徒歩 約7分 ▼
「三福寺前」交差点を通過したところで、地図(1)(JPG:63KB)のとおり斜め左に分岐する道を進んで伊勢原駅方面に向かいます。
▼ 徒歩 約6分 ▼
大山の最寄り駅の一つ、伊勢原駅に到着しました。駅からバスというのが通常ですが、今回はもちろんさらに歩いていきます。伊勢原駅付近は地図(2)(JPG:69KB)のとおり進んでください。
▼ 徒歩 約1分 ▼
昭和になってから設置された鳥居です。「一の鳥居」と言われることもあるようですが、実際の「一の鳥居」は、その1で紹介した藤沢市・四谷の「大山道一の鳥居」です。
▼ 徒歩 約3分 ▼
県道61号に入り、「伊勢原小学校入口」を通過してすぐ右側にあります。
▼ 徒歩 約7分(県道61号) ▼
「伊勢原」の地名の由来に関わるといわれる神社です。
▼ 徒歩 約1分(県道61号) ▼
国道246号(矢倉沢往還)と交差します。県道61号はここで終点になります。
▼ 徒歩 約4分 ▼
標識のとおり、大山方面と日向方面の分岐点です。大山方面は交差点を左折していきます。
▼ 徒歩 約10分 ▼
かつて、この付近に二の鳥居が建てられていましたが、関東大震災で倒壊して現在地に再建されました。最寄りのバス停が「〆引(しめびき)」ということからも名残が伺えます。
▼ 徒歩 約4分 ▼
東名高速道路をくぐり、県道611号に合流するすぐ手前にある鳥居が「二の鳥居」です。「大山道」の説明版なども設置されています。
▼ 徒歩 約3分 ▼
「大山道」からは少し離れますが、この交差点を右折して地図(3)(JPG:58KB)のとおり進むと、戦国武将 太田道灌の墓所があります。
(▼ 徒歩 約4分 ▼)
江戸城の築城で知られる太田道灌は、伊勢原市で生涯を閉じています。それにちなんで毎年秋に「伊勢原観光道灌まつり」が開催されています。
▼ 徒歩 約12分(県道611号) ▼
かつては「石倉橋」交差点に設置されていましたが、新東名高速道路の建設に伴い、現在は鈴川沿いの道に移転されています。多くの地名が刻まれている道標です。
▼ 徒歩 約10分 ▼
右側に見える鳥居が「比比多神社(子安明神)」です。子宝安産の神として知られています。
※相模三之宮「比々多神社」とは異なります。
▼ 徒歩 約7分 ▼
ここは旧道を進んでいくため直進します。
▼ 徒歩 約11分 ▼
藤沢市四谷の「一の鳥居」、先ほどの「二の鳥居」に続く「三の鳥居」です。いよいよ大山が近づいてきました。旧道はこの後、県道611号に突き当たり、右折したすぐ目の前に、歓迎門が建てられています。
▼ 徒歩 約10分 ▼
県道611号からは少し逸れた場所に大山阿夫利神社の社務局があります。
(▼ 徒歩 約5分 ▼)
県道611号を進むと左手に案内板が建てられています。山中にありますので、装備と体力に余裕があれば行ってみてください。
▼ 徒歩 約4分 ▼
大山詣りの参拝者が登拝前に禊として心身を清めた滝です。
▼ 徒歩 約5分(県道611号) ▼
大山寺を開山した良弁僧正が水行を行ったといわれています。葛飾北斎の絵のモデルにもなりました。
▼ 徒歩 約4分(県道611号) ▼
伊勢原駅からのバスの終点「大山ケーブル」バス停に到着しました。
ここから、こま参道→大山ケーブル駅→男坂・女坂→大山寺(女坂と通った場合)→大山阿夫利神社下社と進んでいき、いよいよ大山の山中に入っていきます。
ここから先、大山ケーブルバス停から大山阿夫利神社下社までの行程は、モデルコース9「大山から日向へのハイキング 伊勢原コース」に詳細を掲載していますので、ご参照ください。
また、大山山頂を目指す方は、県のインターネット放送局「かなチャンTV」内に掲載している、「湘南エリア 旅なびガイドSHOW!」の「秋の大山に登る~伊勢原市編~」及び「(大山新動画)」をご参照ください。
江の島から大山への旅はこれで終了です。
今回は3回に分割しましたが、時間や体力に合わせて1回で行っても、もっと細かく分けて行ってもよいかもしれません。道もわかりやすく、ほとんど迷うこともないと思いますので、ぜひ挑戦して、大山へ到達したときの達成感を味わってください。
企画調整部 商工観光課
電話 0463-22-9268
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