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初期公開日:2025年3月31日更新日:2025年3月31日
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神奈川県では、周辺自治体と連携して東京湾の水質改善に取り組んでいます。
県、横浜市、川崎市及び横須賀市は、東京湾の水質を常時監視しています。工場の排水規制や生活排水処理施設の整備等により、東京湾の水質は改善傾向にありますが、未だ環境基準を達成していない水域があります。また、富栄養化に伴う赤潮や貧酸素水塊が発生しており、引き続き水質改善の取組が必要な状況です。県では総量削減計画を策定して汚濁負荷量の削減を図るとともに、関係自治体と連携した水質調査や普及啓発等に取り組んでいます。
図 東京湾代表値(全層の年平均値)の経年変化
出典:東京湾岸自治体環境保全会議「東京湾水質調査報告書(令和4年度)」
図 東京湾の底層DOの分布(年度最低値)
出典:九都県市首脳会議「東京湾の底質調査結果(令和5年度)」
図 赤潮のしくみ
図 青潮のしくみ
東京湾では、夏季を中心に底層の溶存酸素量が著しく低下する貧酸素水塊が形成されます。その動向を監視するため、県水産技術センターの漁業調査指導船「江の島丸」と「ほうじょう」が、東京内湾域で水温、塩分及び溶存酸素量の調査を実施しています。
水質汚濁防止法の規定により、東京湾に流入する化学的酸素要求量(COD)、窒素含有量及びりん含有量について、削減目標量を達成するために必要な事項を定めています。現在、第9次計画に基づき、様々な施策を推進しています。
東京湾岸に面する1都2県16市1町6特別区の26自治体が連携し、普及啓発やイベント情報の発信に取り組んでいます。
九都県市の水質保全部局、下水道部局及び港湾部局が連携し、下水道整備や富栄養化対策等の調査・検討を行っています。
東京湾底質調査(外部のページに移ります)
国土交通省、海上保安庁などの関係省庁と関係自治体が連携し、「陸域」「海域」「モニタリング」の3分科会の体制で「東京湾再生のための行動計画」に基づく取組を推進しています。
東京湾再生や江戸前再興に取り組む官民が連携・協働し、東京湾再生推進会議への提言やプロジェクトチームによる活動、東京湾大感謝祭の実施等に取り組んでいます。
令和6年度調査について~参加機関・実施予定の関連イベントを募集します~
過去の調査結果について(環境省ホームページ内のサイトに移ります)
「東京湾の魅力を発見しよう、みんなで東京湾の未来をつくろう」をスローガンに、年に1回、東京湾再生を考えるお祭りです。
このページの所管所属は環境農政局 環境部環境課です。