令和元年度神奈川県造血幹細胞移植推進協議会 審議結果

掲載日:2020年2月19日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県造血幹細胞移植推進協議会

開催日時

令和2年1月24日(金曜日)14時から15時30分

開催場所

神奈川県総合医療会館4階第1会議室

出席者【会長・副会長等】

加藤 俊一【会長】、佐々木 秀弘【副会長】、金森 平和、川口 孝典、後藤 裕明、

境 真理子、関 つたえ、代 隆彦、林 圭一、岩崎 眞一郎、矢吹 高広、渡邊 郡司

次回開催予定日

未定

所属名、担当者名

がん・疾病対策課がん・肝炎対策グループ

担当者名 野渡

掲載形式

  • 議事概要

議事概要とした理由

未成熟な情報であって、公開すると混乱を生じさせるおそれがある情報(神奈川県情報公開条例第5条(3)の内容)のため

審議(会議)経過

開会

(事務局)
 本協議会は、附属機関等の設置及び会議公開等運営に関する要綱に基づき公開となっているが、傍聴の希望はなかったため傍聴人はいない。また、発言者氏名と発言内容の要約を議事録として公開することをご承知おき願いたい。

(加藤会長)
 報告(1)について事務局から説明をお願いする。

(1)骨髄バンク・さい帯血バンクの状況
<資料1に基づき、事務局から説明>

(加藤会長)
 骨髄バンクの方から補足説明はあるか。

(林委員)
 神奈川に居住している方が都内でドナー登録をされるという事象についてであるが、世田谷区内の大学で登録会を行うと、4割~5割が神奈川県在住の方、2割くらいが埼玉県在住の方、残りが都内の方という感覚であり、神奈川の方は非常に多いといえる。

(加藤会長)
 神奈川在住の方が東京都などで登録を行うという構造的な事象については、これまでの協議会でも議論を重ねてきたところであるが、神奈川県がほかの自治体に比べて登録条件が劣っているということではなく、登録箇所が職場や学校などであることが多いということであると考えられる。

(加藤会長)
 報告(2)について、事務局から説明をお願いする。

(2)令和元年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業について
<資料2に基づき、事務局から説明>

(加藤会長)
 まず、説明員の養成講座について伺いたい。
 今年度の参加人数が少し少ないように思われるが、どのような事情によるものか。

(岩崎氏)
そのときの状況で来られる方に行っていただくという形で考えており、目安として募集はかけるが、人数はそのときどきで変わる。今後もより一層養成講座は実施していく予定である。

(加藤会長)
この講座を受けた方は、その後の活動にどのように結びついているか。

(岩崎氏)
 最近特に4~50代の方が積極的に参加してくれている。特に元患者さんの方が一生懸命活動してくれる方が増えている。
 ドナー登録会の際、説明員の半分くらいがそのような方であることも多く、養成講座がその後の活動参加に結びついていると感じている。

(加藤会長)
 様々なイベントを訪問することが多いが、あまりお見掛けしない方が増えたように思っていたが、そのような背景があったのだと納得できた。大変良い傾向だと考えられるので、さらに若い世代まで巻き込んでいけるとより理想的である。他の都道府県に向けてのモデルとなることを期待したい。

(加藤会長)
 続いて、骨髄ドナー支援事業について伺いたい。
 行政の立場から、資料で説明があった内容以外の情報等はあるか。

(事務局)
 事業開始当初は5市町しか実施していなかったが、今年度は18市町となっている。また、未確定ではあるが、来年度も新たに5市町から希望をいただいている状況である。これにより、33市町村中の23市町が実施することとなる。このように、神奈川県内でこの制度が広がっていっているところであるが、最終的には全県的に実施することを目指していきたいと考えている。
 なお、今年度の実績について、市町村へ調査を行った結果、10月1日現在の数値であるが、ドナー本人への助成件数が15件であったとの結果が出ている。

(加藤会長)
 この制度を利用した方が、実際に提供を行った方の何%程度に相当するかはわかるか。

(事務局)
 それについては、改めて確認を取らないとわからない。
 なお、ドナー助成制度については、ドナー休暇制度を持っている方は対象外であり、また骨髄バンク様からのコーディネートの際に当助成事業の説明もあるかと思うので、制度の存在を知らないという方はいないのではないかと思う。

(林委員)
 その通りで、コーディネートの際は、原則必ず制度のことは伝達することとなっている。

(加藤会長)
 続いて、ボランタリー団体との協働事業について、神奈川骨髄移植を考える会も中心として事業を行っているとのことであるが、もう少し詳しく伺いたい。

(岩崎氏)
 現在進めている説明員養成講座を、より充実させていきたいと考えている。また、ドナー登録会についても、より若年層に向けて実施するために、実施する大学を増加させているところである。
また、キャンサーネットジャパンとも連携し、相互に情報を発信しながら共同で事業を行っている。

(加藤会長)
 キャンサーネットジャパンの方も、このような事業をやっておられるのであれば、次回以降委員もしくはオブザーバーとしての参加があるとより良いと考える。

(金森委員)
 考える会とキャンサーネットジャパンは、それぞれ役割を分担したうえで基金事業を行っているが、ホームページでは相互リンクとなっており、それぞれ情報交換を行っている。
 キャンサーネットジャパンのホームページはドナーだけでなく、患者さんやその家族向けの内容となっている。また資料にもある通り、昨年の11月9日にはかながわ血液がんフォーラムを県や複数のボランティア団体等の支援により実施しており、延べ約700人の方が来場し、アンケート結果からも次年度の開催を望む声が多かった。
 総じて、幅広く血液がんについての事業を行っている団体であるといえる。

(加藤会長)
 議題(1)について、事務局から説明をお願いする。


(3)令和元年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業について
<資料3に基づき、事務局から説明>

(加藤会長)
 骨髄バンクデータの20~54歳人口千人あたりにおける登録者数について、20~54歳人口の集計方法を、以前は夜間人口×0.5+昼間人口×0.5という形で計算していたとのことだが、これはどのような根拠に基づくものなのか。


(事務局)
 おそらく、ドナー登録者数を血液センター所在地別でとっていることから、昼間東京等に就業・就学している人数をある程度反映させたものだと思われる。しかし、現在はこの統計自体がなくなってしまったため、20~54歳人口は居住地別で算出せざるを得なくなってしまったという事情があるようである。
 しかしその一方で、登録者は血液センター所在地別での集計となっているため、千人当たりの登録者の数値はより一層少ないものとなってしまった。これまでの努力によって神奈川県の順位が上昇していたところであるが、この集計方法変更の影響により、ワーストワンに転落してしまった。

(林委員)
 人口がほとんどの自治体で減っているので、ドナー登録者数が増えると人口千人あたりの登録者数も大きく伸びることが多い。しかし、神奈川県に関しては人口自体が大きく伸びているため、数字が伸びづらいという背景もある。

(加藤会長)
 実態は非常に活発になっているにもかかわらず、数字のうえでは反映しにくい構造があるといえる。

(加藤会長)
 資料3参考資料1について、神奈川骨髄移植を考える会から説明をお願いしたい。

(岩崎氏)
 ドナー登録会については回数が大いに増えてきている。新規の大学の開拓等も行えており、また企業等でもこれからドナー登録会を始めようという動きがよくみられる。大手企業では献血をやっているところで一緒に登録会もやらせてもらうことがあり、1回目2回目では登録実績が多いが、3回目以降になると下降することが多く、2回目・3回目くらいの開催を目標に企業を新たに開拓しようとしているところである。

(加藤会長)
 昨年の4月から12月までで、登録会の開催回数が116回となっているうち、大学での開催が47回、大学以外での開催が69回となっている。また、登録者人数では、大学が623人、大学以外が745人となっており、それぞれ45%、54%程度である。
 実際の登録会の現場では、学生と社会人では反応が違うものか、皆さん同じなのか。

(林委員)
 骨髄バンクという言葉が、学生でも社会人でもあまり浸透していないと感じる。また、年長者は骨髄移植に関して「怖い」という感想が一番最初に出てくることが多くある。説明をすると大分変わってくるが、献血と比べてハードルが高く、「移植」という言葉に引いてしまうという感触はある。

(加藤会長)
 骨髄バンクの歴史の中で、マスコミ等でも広く取り上げてもらったりはしたかと思うが、やはり現場では浸透していないということだと思う。マスコミの立場から感じられることはあるか。

(境委員)
 資料を見ていて、小学校での開催が1件あったのが気になったのだが、これはどういったものか。

(岩崎氏)
 当会の会員の1人のお子様が幼稚園のときからスタートしたもので、現在は成人になっているが、その繋がりで現在に至るまで献血と共に開催させていただいている。

(境委員)
 有名スポーツ選手の病名公表の影響もあり、子どもたちの関心も高まっている機運もあるので、勉強会等の開催で学校に出向いていくことで興味惹起に繋げていく等の働きかけができるとよいと思う。

(岩崎氏)
 実は本日、当会が小田原高校に出向いて、1年生全員に対して1時間講演を行っているところである。こうした働きかけによって若年層にも骨髄バンクに対する意識が根付いて来ればと考えているところである。

(加藤会長)
 若年層対策は、息の長い活動が必要になってくる。
 一方、アクティブに提供してくれる可能性のある20-30代の方々にも強力に呼び掛けていくということが必要だと思う。
 かつてはテレビ神奈川の番組で取り上げてもらったこともあり、今後もまた是非取り上げていただければと思う。

(加藤会長)
 この2,3年で、学生の登録者数が特に増えたと感じるが、全国的な傾向や、神奈川県の立ち位置を伺いたい。

(林委員)
 ここ数年、ライオンズクラブが大学献血を県内ほとんどの大学で行っていたこともあり、ドナー登録者数も同時に大幅増加した。こうした取り組みにより、神奈川県は今年度大学におけるドナー登録者数は全国2位である。1位は大阪府であるが、これについては、大阪府のボランティアが献血ルームの入った事務所で活動しており、献血の予定がそのままボランティアに上がっていくことで、スムーズに登録会開催ができるという背景がある。
 近畿地方はどこのエリアも大学での開催に非常に熱心であり、例えば滋賀県では大学は少ないが、全国で5番目に大学でのドナー登録が多い。追って、兵庫県や奈良県、和歌山県なども大学での登録者数が多い。
 熊本県は低迷していたが、大学を中心にドナー登録を集めており、20代の登録者数が30代の登録者数を近いうちに上回ると思われる。
 沖縄県ではこれまでずっと高校での開催に特に力を入れていたが、今年度から大学献血に力を入れ直しているという状況である。
 このような中、神奈川県については、わずか数年で全国2位という実績となっており、非常に素晴らしいことだと考えている。

(加藤会長)
 献血者の若年層の数が減少してしまっていることについて、日本赤十字社でも危機感を持って献血を積極的に推進しているという大きな流れがあるのだが、最近の献血者においては若年層の割合は伸びてきていると考えてよいか。

(代委員)
 神奈川県内では、昨年に比べると献血者数は約1万人増加している。主に県内8か所の献血ルームで、成分献血の方が特に増えている。一方で、若年層対策が問題になっており、日赤でも必ず対前年比を上回ろうと目標を掲げてきたが、最近は厳しい状況にある。神奈川県内においては、今年度は10歳代の献血者が前年度の同時期より1000人弱少ない状況であり、より一層力を入れていこうと考えているところである。

(加藤会長)
 若年層の献血者数が伸びないことについての要因は、どのように分析しているか。

(代委員)
 神奈川県内では11高校で献血を行っており、バスを33台配車し、昨年度は1355人の高校生にご協力いただいた。
 200ml献血には需要があまりなく、200ml献血を行っても結局使われず過剰供給になってしまう。しかし、400ml献血ができるのは男性だと17歳から、つまり高校生でいうと2年生や3年生にあたり、年度末でないと協力いただきにくいという実態が影響していると考える。
 このような状況を受け、県内での献血セミナーを若年層を主体として41か所で行い、約4000名の方に受講していただき、いのちの大切さ、血液の大切さなどを学習いただけるように取り組んでいるところである。

(加藤会長)
 学生さんたちの横の組織に日赤が関わっていることもあるかと思うが、そちらの動きはどのような状況か。

(代委員)
 大学の構内で献血をする際は、学生献血推進連盟に校内で呼びかけてもらうなどのことをしている。また他にも年間通して様々なイベントを行っており、例えばキッズ献血といって、子供たちを対象にいのちの重要さをわかってもらうイベントなどを実施するなど、学生さん達にもご協力をいただいているところである。

(加藤会長)
 神奈川骨髄移植を考える会ではそのような学生団体等と関わることはあるか。

(岩崎氏)
 ある。先日は産業能率大学に伺い、一緒にイベントを行った。

(加藤会長)
 将来のことを考えると、そのような人たちが在学中のみでなく、その後も継続的にそのような運動に関わってもらえるように、していきたい。今後、神奈川骨髄移植を考える会が行っているような育成を検討していければと考える。
 ライオンズクラブではどのような活動を行っているか。

(渡邊委員)
 3期前から、骨髄ドナー登録説明員のセミナーを、神奈川骨髄移植を考える会と一緒に、ライオンズクラブ内で始めた。献血を行う場所に説明員に来てもらい、献血と共にドナー登録者数を増やす活動を始めたところである。

(加藤会長)
 献血についてはライオンズクラブも長い歴史をお持ちで、深く関わっていただきながら今日に至っている。今後とも継続的なご協力をお願いしたい。
 事務局から、ここまでで何か補足等はあるか。

(濵がん・疾病対策課長)
 ドナー登録会で、特に若い方のドナー登録者数を増やしたいと考えており、工夫を考えているところである。例えば、看護学校や大学医学部等の学生は、一般の学生の方よりある程度関心が高いものと思われ、昨年度働きかけを行ってみた。しかし、献血と同時に行うこともあり、スペースが限られる等の都合で実現に至らず、断念せざるを得なかった。そこで、先ほど例えば大阪では若年層対策が進んでいるというお話があったが、大阪ではそのような看護学校等も対象に含まれているのかを伺いたい。
 また、研修医や看護師等の若い世代でも同じく関心が高いものと思われたが、かつて私自身が研修医だったときに、例えばC型肝炎の患者さんの手術に携わったことがあるなどの話をすると、感染のリスクがあるので登録できないといったことがあった。このようなことは現在でも登録への障壁となっているのか。

(加藤会長)
 かつて、東海大学病院では病院献血とともにドナー登録会も一緒に行っており、当初は2~30人程度の登録があった。しかし、徐々に登録者が減ってしまい、1ケタになってしまったころから毎年行い続けるのは厳しいという判断になり、休んだり復活したりを繰り返しながら実施しているところである。
 医療に理解があるのは医療関係者ではあるのだが、医療関係者は極めて多忙であり、登録に行く余裕がないという現実もあり、ついついチャンスを逃してしまっている方々も多いかと思う。それを掘り起こすことは費用対効果的にも良いことかとは思うが、神奈川県立がんセンターと神奈川県立こども医療センターでは何か取組みを行っているか。

(金森委員)
 がんセンターでは献血のみしか行っていない。

(後藤委員)
 こども医療センターでも同様である。

(加藤会長)
 そこまで難しいことではないので、積極的に取り組んでいただければと思う。
 そのような取り組みを進めるとして、県としてはどのように進めていくつもりか。

(事務局)
 ドナー登録会は献血と一緒に行っていることもあり、開催に際しての各団体のキャパシティ等の都合もあるので、それらを相談しながらになると思う。

(加藤会長)
 先ほどお話した東海大学病院の例では、採血を担当するドクターが、献血とは別に骨髄バンクからの依頼を受けて登録会を行ったことがあったかと思う。そのあたりも上手に連携できると良いと思うが、日赤としてはどうか。

(代委員)
 現在も各医療機関には献血の際にほとんどのところに行っているので、もしご紹介をいただければ乗りたいと考えている。

(加藤会長)
 周囲では、ドナー登録を行った後に提供に至っている医療従事者も多いという印象もあるので、取り組む価値のあるところである。
 また、東海大学と東京海上火災保険がドナー休暇を日本で最初に導入したが、そこまで難しくはないと思うので、併せて積極的に普及したい。

(代委員)
 献血ルームにも医療従事者が来ることがある。先週医療従事者と会合を行ったのだが、その際に献血のPRのチラシを配布したところ、この1週間で既に5名に献血に来ていただいている。

(事務局)
 医療従事者でも隔てなく献血ができるということか。

(代委員)
 その通りである。もちろん、問診の結果お断りすることもあるが、基本的には受け入れ可能である。

(加藤会長)
 先ほど事務局から話があった、C型肝炎による感染のリスクによる登録への障害というのは、現在は解消されているといってよく、良い傾向にあると思う。

(加藤会長)
 資料3の参考資料2について、平成30年度版への更新の作業が追い付いていないのだが、登録者数は順調に伸びているといえる。
 有名スポーツ選手の病名公表後の登録者数について、具体的に数値で解析できているわけではなく、細かい解析をする必要があると思うが、病名公表があった2月の登録場所の多くが献血ルームであったことなどもあり、この病名公表によって動いたのは必ずしも若年層ではなく、もう少し年齢が上の献血のリピーターのような方たちであるように思う。これまで何か機会があればと時期を伺っていた人たちが一斉に覚醒したような印象を受ける。今はその熱も減衰してきてはいるが、それでも以前に比べると登録者数は着実に伸びている。
 また、登録時の年代別数と比率について、全国の平成23年度から29年度までの統計では、10歳代が10%、20歳代が30%、30歳代が28%、40歳代が26%、50歳代が6%となっているが、有名スポーツ選手の病名公表の際は、50歳代が多く登録をした。この比率がどうあるべきかについてはまた別途議論していくべきだが、いずれにしてもまずはやはり20歳代の方々に登録をしてもらう必要がある。また同時に、直近5~10年を考えると、30歳代も増加させる必要があると考える。
 沖縄県においては、高校への熱心な働きかけの成果により、例外的に10歳代が59%と非常に多いが、先ほどの話題にもあったように、大学登録も新たに開拓する動きがあることから、この比率は変わってくるかもしれない。ここでの問題点として、この高校での登録がその後どのように提供に結びつくか解析できていないことが挙げられる。
 神奈川県は登録時の若年者比率が非常に高くなっているといえ、資料は29年度のデータだが、30年度はさらに伸びていると推測できる。県の助成が説明員にあった時期となかった時期でクリアに登録者数が多い年と少ない年で分かれており、行政がコミットすると大きく伸びるという事実を如実に示しているように思う。

(加藤会長)
 参考資料3は献血についてのものだが、代委員の方から説明等はあるか。

(代委員)
 10歳代の献血者数を推進していこうと約3年前から日赤本部から指示が出たこともあり、10歳代については少しずつ数値が上がっている。

(加藤会長)
 28,29,30年度と数値が横ばいとなっており、もっと大きく増加するかと単純な期待を持っていたが、なかなかそこまでは増えていない状況のようである。

(代委員)
 10歳代の人口自体が増えていないのだが、それでも献血者数は逆に増えている。しかし、先ほどもお話したように、以前と違って200ml献血が主流ではないので、推進が難しい部分でもある。

(加藤会長)
 先ほどお話があったように400ml献血には年齢制限があると思うが、体格がいいから400ml献血というわけにはやはりいかないものなのか。

(代委員)
 個人差もあるだろうが、体重等の基準が合えばそこまで問題はないかと思う。

(加藤会長)
 全血輸血の他の利用方法等はないのか。

(代委員)
 基本的には輸血用血液となるが、貧血の患者さんに赤血球のみを輸血したり、血小板の少なくなった患者さんに血小板のみを輸血する、というような、いわゆる成分輸血にも利用される。そのほか、血液を利用して血しょう分画製剤などの薬剤を作成するなどのこともある。
 血しょう分画製剤の使用量が増えていることもあり、成分献血も含めて来年度は神奈川県全体で1万人弱献血者数を増加させる必要があると考えているところである。
 例えば献血の回数ごとにポイントを付与し、一定数ごとに記念品を贈呈するなどの取組みを考えており、試験的に実施したところ非常に効果があった。

(加藤会長)
 最後に、各委員1名ずつコメントをお願いしたい。

(金森委員)
 骨髄提供者居住都道府県別数を、単純に年代別に人口割で算出したデータを本協議会用に作成するとよいと考える。
 また、ドナー支援事業が実際にどのくらいドナーをフォローアップしているのか、データとして出せるのであれば、資料があるとよい。
 さらに、登録人数が増加しているという点についてはこれまでの取組が実ってきていると感じるが、この次の段階として、提供の意思を持続させるための、さらなるアプローチがあるとよい。

(川口委員)
 ドナー支援事業を今年度から小田原市でも実施していて、もっと利用していただければと思う。市町村でもしっかりと啓発してドナー登録推進を進めていきたいと考えている。

(後藤委員)
 小児がんのことが主ではあるが、小学生・中学生を対象にしたイベントを開催しているので、そのころから骨髄バンクのことを知ってもらえるとよいかもしれない。

(境委員)
 広報活動をできる限り協力させていただきたいと考えている。

(関委員)
 例年神奈川骨髄移植を考える会で実施している、鎌倉でのコンサートは今年はいつ開催か。

(岩崎氏)
 4月の第1土曜日である。

(関委員)
 そのコンサートの前の待ち時間がもったいないように感じている。かつて骨髄バンクを知る集いのようなものを開催していたが、それをその待ち時間を利用してまた再開してはどうか。

(岩崎氏)
 準備等の時間を考えると確認が必要である。別途話し合いを行いたい。

(代委員)
 献血者とともにドナー登録者も増加させていき、患者さんを助ける手助けをしていきたいと考えている。

(林委員)
 神奈川県における、ライオンズクラブでの説明員養成講座の取組を埼玉県に持ち込んでアピールしていたところ、最近受け入れてもらったところである。

(岩崎氏)
 最近説明員が増加しているために、引き続き若年層のドナー登録者を増加させていきたい。

(矢吹委員)
 大井町でも有名スポーツ選手の病名公表でかなり反響があったようで、ドナー支援事業でも実績があった。
 市町村としては広報・普及活動がメインということもあるので、このような機会を逃さず、普及啓発をなお一層進めていきたい。

(渡邊委員)
 現在は献血のときに必ずしもドナー登録会があるわけではないが、今後は献血の際に常にドナー登録会を併行して行えるような形になるとより良い。そのための啓蒙活動を進めていきたいと考えている。

(佐々木副会長)
 医師会でも協力していきたい。若年層を取り込むならインターネットを利用したり、バナー広告を埋め込んだり、youtubeを利用するなどといったことも考えられる。

(加藤会長)
 事務局から最後に何かあるか。

(事務局)
 本日いただいたご意見等を踏まえて、造血幹細胞移植の推進に一層努めていきたい。引き続き、お力添えをお願いしたい。

閉会

以上

会議資料

資料1 骨髄バンク・さい帯血バンクの状況(PDF:615KB)

資料2 令和元年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業について(PDF:83KB)

資料3 骨髄ドナー登録者数の増加に向けて(PDF:279KB)

参考資料(PDF:3,439KB)

 


 

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本文ここまで
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