更新日:2022年8月8日

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船員のしごと

漁業調査指導船「江の島丸」

江の島丸の船員は全員公務員ですが、勤務場所は船の上であり、大自然を相手に海洋観測や魚類の資源調査等を正確・迅速に行うことで神奈川県民の皆様へ奉仕することを誰もが心掛けています。

観測や調査の際には船長と機関当直以外は全員総出で作業を行いますが、各船員は甲板・機関・通信・司厨のいずれかの部門に属し、さまざまな基本的な業務を受け持っています。

甲板部

甲板部では、航海計器類(電子海図、レ-ダ-、GPS、音波探査機、流向流速計など)を操作して船舶を操縦する航海当直業務を行うほか、移動式クレーン、観測ウインチ、ラインホーラーなどを操作する甲板作業を行います。
時化などで船の運航のない日には、甲板長の指揮により、各機器や甲板の保守整備のほか漁具の作成や網の補修なども行います。船の上は絶えず波しぶきや潮風に晒されており、甲板作業は錆との戦いでもあります。

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CTDウインチ操作

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移動式クレーン操作

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観測用ウインチ操作

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プランクトン採取

機関部

機関室でエンジン点検中の野村機関長 騒音と機械油のにおいが充満する機関室

機関部では船を動かすエンジン(主機関)をはじめ、照明や各種機器類の電源となる発電機(補機)、冷凍機など、さまざまな機械や装置の保守管理を担当しています。機関部職員は交代で当直業務を行い、24時間常に良好な航海が維持できるようにエンジン出力などをチェックしています。

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主機の船外弁を確認している状況

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補機の電圧を確認している状況

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燃料タンク切替作業

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潤滑油の検油作業

司厨部

江の島丸では、船員に食事を提供してくれる司厨員が乗船しています。現在、担当の高橋啓太さんは民間での調理師経験がある方で、ラーメン店の店長も一時していたそうです。そのため彼のラーメンへのこだわりは特に強く、街中で出てくるような味を楽しませてくれます。もちろん他の料理でも、予算と相談しながらも試行錯誤を重ね、自分たちのおなかが満ち満ちるほどの料理を提供してくれます。そんなの料理は船員にとって本当にありがたく、沖での楽しみの一つです。

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調理作業中

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昼食

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甲板部の作業を行う司厨員

 

普段は司厨部の仕事をしていますが、手のすいている時には甲板部の作業にも積極的に参加しており、甲板部の貴重な戦力の一人でもあります。

通信部

高橋通信長は海技士(通信)の資格のほかに無線通信士の免許を持ち、陸上の無線局や本県の漁船、他県の調査船等と連絡を取って安全な航海と効率的な調査の実施のための情報収集と連絡調整に努めています。また、江の島丸には様々な調査観測機器がありますが、それらの運用や保守管理も担当しており、江の島丸の「頭脳」ともいえる存在です。

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海洋観測機器を遠隔操作しデータ収集作業中

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AIS(自動船舶識別装置)設定作業

その他

観測ブイのメンテナンス作業などもあり、船員の活動は多岐におよびます。

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観測ブイのメンテナンス作業1

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観測ブイのメンテナンス作業2


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