更新日:2024年3月1日

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スマートフォン・スマートウォッチについて

猿渡達明さんのスマートフォン・スマートウォッチの活用の様子を紹介します!

スマートフォン・スマートウォッチとは?

・スマートフォン

 大きな画面でタッチパネルを使い、パソコン向けのWebサイトや動画を閲覧できたり、アプリケーションを追加することによって機能を自由に追加したりすることができる機器です。

・スマートウォッチ

 情報機器の機能を内蔵した腕時計型の機器です。スマートフォンと連携して電話の着信を通知したり、メッセージの表示などをすることができます。

【利用者の声・使用している様子】

 猿渡達明さんにお話を伺いました。

・スマートフォン

猿渡さんの写真

 普段、車いすに乗車しているときはストラップでスマートフォンを首にかけています。

 昔は車いすでも利用できる公衆電話の場所を探すのに一苦労しましたが、携帯電話・スマートフォンが利用できるようになってからは、どこでも電話できるので、昔と比べて大変便利になったと感じています。スマートウォッチとも連携して、様々なアプリ・サービスを活用しています。トイレや段差などのバリアフリー情報もスマートフォンで確認しながら外出をしています。

・スマートウォッチ

 常日頃から起きている時も寝ている時も腕に着けていて、今では自分の身から離せないものになっています。時間の確認以外では、主に「ささいなSNS、メール、電話のやり取り」「Suicaでの電車の利用、買い物」「心拍数の確認」に用いています。

・ささいなSNS、メール、電話のやり取り

 スマートウォッチにはスマートフォンと同様にSNSやメール、電話の通知が来ます。

 その際、初めに内容を確認するときや、短時間で終わる電話等はスマートフォンではなく、スマートウォッチを利用しています。

 私自身の症状の1つに腕が重い時があります。その際にスマートフォンを手にとるのに時間がかかったり、メッセージを入力する作業が負担に感じることがあります。スマートウォッチがあれば、身体に着けているため、直ぐに確認をできます。また短い内容であれば音声入力を利用して、キーボードを使わず、声に出す形で文字を入力して、メッセージを送ることができ、大変助かっています。

・Suicaでの電車の利用、買い物

アップルウォッチのスイカの写真

 スマートウォッチにSuicaのアプリが入っており、かざすだけで電車に乗るときに改札を通ったり、買い物をすることができます。

 昔は電車に乗るために「財布からお金を出す」「券売機で切符を買う」「改札機で切符を入れる」「改札機で出てきた切符を取る」「切符を保管する」などやらないといけないことがたくさんありました。今では、スマートウォッチをかざすだけで良いので、大変楽になりました。

 またカード型のSuicaは券売機で残額をチャージをする必要がありましたが、今ではネット上でのチャージができるようになり、その点も負担が減ったと感じています。 

・心拍数の確認

スマートウォッチ心拍数

 私の持っているスマートウォッチでは、アプリを使って、いつでも心拍数をはかることができます。測定した結果も見れるので、心拍数の推移を確認することもできます。私自身ぜんそくの持病があり、息苦しくなることがあります。直ぐに数値を確認することができること、経過を見ることができることは助かっています。

 また息苦しい時には、パルスオキシメーターとともにスマートウォッチでも血中酸素濃度を測っています。その他にも、心電図も測ることもできます。定期的に自宅に来てくれる訪問看護の看護師にも数値は報告しています。

 その他に、私の使っているスマートウォッチには転倒検出機能があり、自動的に緊急通報をしてくれる機能があります。実際に通報機能を使ったことはないですが、通報されそうになったことはあります。

 自分がもし倒れてしまった時に、携帯電話やスマートフォンが手元になくても、誰かに直ぐに連絡できる手段がある、通知してくれる機能があるということに安心を感じています。

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