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更新日:2025年2月7日
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二宮高校での西川悟平氏によるコンサート&トークを紹介します。
県は、県議会とともに「ともに生きる社会かながわ憲章」を策定し、ともに生きる社会の実現に向け、様々な取組みを進めています。その一環として、県立高校と連携し、障がいの理解を深めるための出前講座を実施しています。
令和2年10月5日、二宮高校で、かながわSDGsスマイル大使である「7本指のピアニスト」西川悟平氏のコンサート&トークを実施したので、そのレポートです!!
共生社会推進課から「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めた経緯、憲章の理念を広めるための様々な活動について説明しました。
一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします
一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します
一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します
一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます
(プロフィール)2001年に難病であるジストニアにより両手の演奏機能を完全に失い、不治の病と診断されるが、懸命なリハビリを乗り越え7本指で演奏できるまで回復し、今はその演奏で世界を魅了している。神奈川SDGsスマイル大使。
ピアノとの出会いからピアニストになるまで、そしてピアニストになってからの様々な出会いや出来事を軽快なトークで紹介。また、ショパンやベートーベンの名曲をピアノで披露し、夢へ向かう力とあきらめないことの大切さを生徒たちに伝えてくれました。
夢を恥ずかしからずに言葉にしてみる。
最初は小さな努力や行動でもかまわないのでやり続ける。
自分の夢に向かって、毎日、努力を続け、人に出会うことで、いつの間にか、自分が夢見た物語の世界にいる。
中学時代の恩師との出会いから、15歳でピアノを始め、周囲の心配をよそに、音大合格、そしてピアニストへ。夢を夢で終えることなく、実現していった西川さんのエピソードをお話いただきました。
突然、西川さんの自宅に押し入った2人の泥棒。
恐怖の中もドロボーと対話してみると、彼らには壮絶な背景がありました。
対話を続け、ドロボーに「Happy Birthday to you」のミニコンサート
ドロボーからは家の修理のお返し。
いつしか二人は西川さんを応援する“フレンド”になっていました。
善悪とは何か。人を見かけや経歴だけでは判断できない。
相手を理解しようと努め、その人らしさを見ることの大切さを伝えてくれました。
そして、10月お誕生日の生徒さんにも「Happy Birthday to you」の演奏をプレゼント♪
生徒、皆でお祝いしました。
ピアノ界巨匠(デイヴィット ブラッドショー)の日本公演の前座努めるが失敗。
自分はそんな風に思っていたけど、巨匠にニューヨークに来るように呼ばれ、弟子入り。
ニューヨークでも、大きなコンサートホールでの公演に物怖じしながらも、師匠たちに支えられ、演奏にチャレンジ。ニューヨークでは、時には準備が完全でなかったとしても、チャンスがあれば挑戦する。そして失敗は失敗で終わることなく、自分の引き出しを増やし、次につなげることができることをご教示いただきました。
来日を夢見ながら亡くなった若者リアム・ピッカー。
西川さんは、彼の楽曲「winter」を演奏するにあたり、彼の故郷を訪ね、彼の家族と対話し、彼の部屋で時を過ごしました。リアム・ピッカー氏と対話することができなくても、彼がどのような背景や思いのもと、楽曲を作ったのか、奏者としての思いを巡らせました。
西川さんのお話を聞いた後の「winter」。生徒たちもそれぞれの思いを巡らせて聞き入っている様子でした。
弾いてる姿が楽しそうでこっちも楽しくなりました。お話も面白かったです。個性豊かというか、いろんな考え方を持っていて楽しい人生を歩んでいるんだろうなと思いました。
いろんな体験をしてきていて楽しそうな人生だなあと思いました。
西川さんが言っていた、夢を頭の中でイメージしてどんどん実現できたらな、と思いました。
夢に向かって自分からすすんでいきたいな、と思います。
ここに書いてある、わたしたちは誰もがその人らしく、というのはその人の事を理解して興味を持ったり考えたりすることが大事なのかなと思いました。
一人一人との出会いが大切なんだな、と思いました。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。