ともに生きる学生サポーター(関東学院大学社会学部)

掲載日:2020年3月30日

 私たちは、県と県議会が定めた「ともに生きる社会かながわ憲章」を広めるための活動を行っています。
 県職員の方から、津久井やまゆり園で発生した痛ましい事件など、かながわ憲章が策定された経緯を伺い、自分たちで企画した憲章の啓発活動を行いながら「ともに生きる」ことを1年間、考えてきました。

ピアぶんこ祭

 最初の活動としては、学内の有志学生が行う福祉イベント「ピアぶんこ祭」で普及活動を行いました。来場者の皆さんにご協力いただき、「ともに生きる」の手形アートの制作や皆さんが考える「ともに生きる」ことのメッセージをいただきました。また、地域で生活する障がいのある方にも私たちの大学を知ってもらおうと、キャンパスツアーも行いました。
 私たちも障がいのある方と実際に接することで、知識だけでなく、肌感覚で共生社会を感じる機会となりました。
 かながわ憲章の普及では、福祉系のお仕事をされている方々には知られていたが、一般の人への認知度は低く感じました。また、事件のことを知っているが、憲章を知らないという方が多く、このギャップを埋めることが広めるヒントではないかと感じました。

ピアぶんこ祭

オープンキャンパスや県イベント「みんなあつまれ」でのブース出展

 ピアぶんこ祭の次に、学校のオープンキャンパスや、ともに生きることを体感するイベント「みんなあつまれ」で出展し、啓発活動を行いました。
 ここでは、前回の課題をいかして、関心の低い一般の方に普及するため、オリジナルの「ともに生きる」クッキーや付箋を配ったり、お面づくりなどのワークショップを行いました。
 クッキーは、大きなQRコードをはり付けて、見た瞬間、「なにこれ?」と印象づけることで来場者の方々に関心をもっていただきました。クッキーの配布を皮切りに、かながわ憲章のことや自分たちの活動のお話をさせていただきました。皆さん、大切なことという印象を持たれていました。

みんなあつまれ

京急川崎駅でのプロジェクトに参加

 障がいのある方と学生が、駅や車両を実際に利用する中、課題やお互いに支え合えることの考察を深めるフィールドワークに参加しました。
 障がいのある方と一緒に券売機を利用したり、駅の構内の歩行体験や乗車体験をしたりして、障がいのある方が何に困っているのかを考えました。
 今回のメンバーの中には障がいのある方と直接交流を持ったのが初めてという学生もいて、一緒に活動することでそれぞれに気づくところがあったようです。こちらは、メンバーの声です。

 「聴覚障害のある方と一緒に活動しました。一見障害を持っているがあるとはわからなくて、大丈夫なのかそれとも困っているかの判断がつきませんでした。今まで無意識に駅を利用してきたけれど、大丈夫そうに見えた人も実は困っていた人かもしれない、それに気づかずにきたかもしれないと思いました。」

 「車椅子は自分達の視線よりも低く、気づかれにくいと教えてもらいました。歩きスマホやイヤホンをしていると特に気づかれずに、ヒヤッとすることが多いそうです。障害を持ったのある方や困っている人に声をかける勇気はなかなかないかもしれないけど、ついしてしまう歩きスマホやイヤホン利用はやめようと思いました。友達にもやめようと話したいです。」

京急プロジェクト

最後に

 活動を通じて、私たちが暮らす社会にはいろいろな人がいること、よりよい社会を形成にするには相互の理解や協力が不可欠であること、すでに様々な団体や当事者、学生たちが行動していることを実感しました。
 私たちは、よりよい社会を形成する一員となるため、これからも「ともに生きる社会かながわ憲章」の実現に向けた活動を続け、また、大学での学びや、ほかの団体や学生たちとのつながりさらによりよく支え合える社会を創造する方法を探っていきたいと考えています。

ともに生きる学生サポーター

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