更新日:2023年8月25日

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空力車について

空力車について

空力車とは?

 ドローンや最新映像技術を活用したリアルタイムバーチャルツアーを提供することで、治療サポートやメンタルケアとしての確立を目指すサービスです。身体や心に障害があり、医療・介護を必要としている方のQOLの改善を図ります。

空力車を使っている様子

  空力車使用中の写真

(※参考写真 みんなで創る、神経難病患者と一緒に鎌倉に行こうプロジェクト2018 注:写っているのは西岡さんではありません)

【利用者の声】

 西岡奈緒子さんにお話を伺いました。

 私はリアルの旅も大好きですが、空力車によって、自宅などで気軽に楽しめる旅にも魅力を感じています。特に、母校へ連れて行っていただいたときは感動しました。自力では行かれない場所を疑似体験できるので、ワクワクします。多くの人に旅気分を味わってほしいです。

【支援者の声】

 (株)シアン 岩井隆浩さんにお話を伺いました。

 私たち株式会社シアンでは「行けないを行けるにかえる」をテーマに障がいをお持ちの方々のQOLを向上するオンラインサービスの開発をご一緒させていただいております。 2019年に実施した神奈川県ロボット共生社会事業にて「オンラインツアーを活用したQOL向上」をテーマに西岡さんにも実証試験にご協力していただきました。 西岡さんは既に多くの最新テクノロジー機器を活用して生活や社会参加、リハビリをされており私たちの実証にも直ぐに理解を示してくださり、実証試験に対するご意見もしっかり頂戴することができました。 これは西岡さんが元々テクノロジーに明るかったこともありますが、多くの情報に触れることのできる「良き理解者」が西岡さんの周りにいることが大きく感じました。 社会参加や生活にはテクノロジーの活用だけではなく人と人の繋がりが必要不可欠です。西岡さんはそのバランスを保ちつつ生活の質を向上されています。

 西岡さんと共に弊社のサービスは実証試験を通して創り上げてきました。どちらかが支援者でもなければ受益者でもなく、共生社会を実現するために協働する社会こそが本来あるべき世界であると感じています。 その世界を西岡さんと実証試験をご一緒する事で垣間見た気がしております。 そして、そこのサポートするのがテクノロジーであると改めて感じました。 実証試験では西岡さんが思い出の場所を巡り、思い出の方々とコミュニケーションを取ることでご本人のモチベーションが上がったのをデータでも見てとることができました。 近い将来、西岡さんの生活の中に弊社のテクノロジーだけではなく多くのテクノロジーが導入されて生活の質が更に向上していくことを期待しています。 今後も重度障がい者の皆様が社会参加していけるようなサービスの開発を西岡さんや他の障がいをお持ちの皆様のご協力を得ながらと共に進めていきたいと思います。


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