更新日:2025年12月3日
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第12期第5回神奈川県男女共同参画審議会議事録(その2)
<事務局>
報告資料1に基づき説明
<白河会長>
ありがとうございました。
教材見直しに関してご意見を伺いたいと思います。
新しく教材を作成するにあたり、こういうところに気をつけてほしい・こういう視点が必要である等のご意見をお願いいたします。
それでは井上委員よろしくお願いいたします。
<井上委員>
井上です。よろしくお願いします。大変な事業なので、自分で直接色々なことができるわけではないという意味でも、とても大切と思いますので、ぜひ頑張っていただきたいということを前提とした上で、2点あります。1つ目は、社会教育関係の充実をぜひ図っていただきたいと思っています。もちろん、学校教育も重要なのでそれも進めていきますが、社会教育は主体が必ずしも定型的ではないという意味でも、非常に難しいところではあります。基礎自治体ではなく、県が行う事業だということもまた、事業の位置付け・性格付けとして重要なところだと思いますので、社会教育のところで教材を作る、またはその教材を実施するための仕組みを考えるってことをセットにしていかないと、作ったけど、空中に浮くということになると思いますので、ぜひそこを頑張っていただきたいと思っています。よろしくお願いします。
特に、基礎自治体を含めて公民館等での社会教育・男女共同参画関係のジェンダー平等推進・キャリア教育、私の、雑駁な印象論でしかないのですが、一つ一つのスキルを学ぶような講座は多くても、「なぜそれが必要なのか」ということが地域社会の中でこう浸透していく、または自分達の問題として考えていくような、教材や取組が非常に難しい状況にあると思います。なので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
もう1点は、問題提起なんですけれども、性教育関係の事をどのように入れていくかというところが、プレコンシャス・ケアも含めて一部入ってくるとは思うんですけれども、若い人だけではなく、一定の年齢の人も含めて、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の略)の教育または、より積極的な形での性教育の欠如がキャリア形成を阻害してしまう要因となることを、地域活動の中ではとても多く見ますので、強く検討いただきたいと思っています、
<白河会長>
ありがとうございました。
他にご意見のある方いらっしゃいますでしょうか?
大丈夫でしょうか。それでは私の方からも申し上げたいことがあります。
今、男女共同参画が密接に関わるこの分野について、ライフプランが今度はライフデザインという形になり、それから更にプレコンセプション・ケア。この分野では57億円かけて5年間で「プレコンサポーター」という方を養成することになっています。これは男女共同参画の所轄ではないということなのですが。ただジェンダー主流化の視点が入らないと大変なことになってしまいます。もう1点は、神奈川県の場合、人口がたくさんいるのであまり関係ないかもしれないのですが、「地方創生2.0」の視点における第1回地域働き方・職場改革等推進会議というのが立ち上がっておりまして、私も参加をしているのですが、地方におけるジェンダー平等もテーマです。ジェンダーギャップ解消を進めないと、その地域からどんどん女性がいなくなって地方消滅してしまうということで、まず職場から男女の賃金格差、女性の働きにくさ、非正規雇用者の多さ等を何とか解消していく。女性にとっても仕事がある地域にしていく、それからアンコンシャスバイアスを解いていこう。このようなことを同時で進行しているんですね。
それを踏まえると、プレコンシャス・ケア、ライフデザイン等で、結婚や出産を押しつけると女性が出て行く原因になってしまいます。地方を出て行く女性達の出て行く理由3つというのが、石破総理との車座対話で明らかになっており、これを「地方女子プロジェクト」という方が100名の女性にインタビューした結果なのですが、1点目が「まともな賃金を得られる仕事がない」2点目が「女性役割を押しつけられた」と。そして3点目が「結婚、出産の圧力が地方であまりにも厳しい」ということなのですね。
最初の2つに関しては粛々とやっていくしかないのですが、結婚出産の圧力が厳しいということに関しては、発信するライフデザインの教材、プレコンセプション・ケア、または婚活事業ですね。最近も多く炎上しています。
そういったことが原因になって、かえって女性が地方に行って圧力を感じて出て行く原因になってしまっては、ジェンダーギャップ解消をいくら職場の方でやってもあまり意味がないのですね。アクセルとブレーキを一緒に踏まないでほしいということを、所轄が別々の地方自治体にみんなで一緒に講座を受けていただいております。そこで皆さんからのお声を聞くと、プレコンシャス・ケア事業は炎上しそうです。
「来年漫画を作ろうと思っているのですけどどうでしょうか?」「新婚交付金の要件にプレコンシャス・ケア講座を受けるということが入っているんですけれど、どうなのでしょうか?」とかですね。
皆さん炎上しそうでまずいという感覚は分かっていらっしゃていて、どのようにやっていけばいいのかをとても悩まれているので、ぜひその他の自治体の事例などを見て、しっかりと学んでから作っていただきたいと思っております。
プレコンシャス・ケアは専門家の先生が入っていらっしゃるのはもちろん重要なことなんですが、ジェンダーのことを分かっている人が入らないと結局炎上を招くようなコンテンツを作ってしまいます。とにかく重要なのは、これは人権問題であるということ、SRHR、性と生殖に関する健康と権利、このことを踏まえた方々がこの授業を行わないとプレコンシャス・ケアでも、ライフデザインであっても、全て国の「産めよ・増やせよ」という押し付けに見えてしまうコンテンツが自然にできてしまいます。そしてそのことに関しても、既に社会はかなり敏感になっていて、何度も炎上事件が起きていて、冊子が消えたり等いろいろなことが起きていますので、ジェンダー主流化でしっかりやっていただきたいと思います。
そして社会教育に関しての発信ですね。これは本当に重要なところです。私が先日、台湾のジェンダー平等に関して行政院に視察に行った際に、ジェンダー平等にしましょうという法律も入っていました。毎年審査をしておりまして、やはり性別役割分業意識に対しての拭いがたい偏見というものが、どの年齢の人やどういう人にありやすいかということもすべてやっておりまして、そうすると年齢が高い人、または教育程度のあまり高くない方に起きているということでした。それでは彼ら何をしているかというと、その人たちが使うメディアに向けてちゃんとイベントを打つなど、発信をしているのですね。
こういったことは非常に合理的だと思いますので、井上委員がおっしゃった社会教育の部分をしっかりとやってくださいというのは、本当にその通りで、性教育に関しても台湾では38歳以上の人と38歳以下の人、つまり性教育を全く受けたことない人と受けたことのある人で、感覚が変わっているので、上の方にやらなければ、ということも起きておりまして、非常に勉強になりました。
本当に性教育に関してはとてもセンシティブですし、自治体がいいことをやっていてもなかなか伝わりにくいところでもあります。自分の仕事をまっすぐに一生懸命やるだけでは不十分なのですね。他の部署と連携して、その時中心になるのはやっぱりジェンダー主流化の男女共同参画しかないので、ぜひよろしくお願いします。
それでは前島委員と湯澤委員からもお手が拳がっておりますので、お願いいたします。
<前島委員>
ありがとうございます。部員選定についてのお願いというところでございます。学校教育の立場から、今回初等中等教育における話で、教員の研修とありましたが、もちろん大事な研修ではあるのですけれども、教員も忙しくしておりますので、学校現場の声がしっかりと反映できるような形で委員の選定をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
<白河会長>
はい、ありがとうございます。それでは湯澤委員お願いいたします。
<湯澤委員>
ありがとうございます。
部会が立ち上がったら検討がなされていくこと思うのですけれども、ライフキャリアすごろくは多様性という観点で考えた時に、すごく多様な検討軸が必要だなという風に思っておりまして、今現在のものを拝見しても、例えば彼氏彼女ができる、男子女子一緒にバーベキューとか、男性が先に来るような並べ方であるとか、多様なセクシュアリティを生きている人たちの中の排除感っていうものが出てしまうのではないかとか。加えて、出産のところも1人目の子供が生まれるに加えて、まだ先でいいかなという選択肢なのですけれども、10カップルに1カップルぐらいは不妊という現状があるのですから、生まれないっていう現状がここからは排除されています。以上の点でも様々な検討を進めていただきたいなと思います。
<白河会長>
ありがとうございました。
このコンテンツは改定する時に本当に色々な視点を入れなければいけないと思います。是非よろしくお願いします。事務局の方から今のことに関してはいかがでしょうか。
<事務局>
ありがとうございました。様々な観点からご意見を頂戴しました。来年度、本格的に検討部会を立ち上げて進めていきたいと思っておりますけれども、社会教育という幅広い教育の視点であるとか、会長をはじめご指摘をいただいてきたプレコンセプション・ケア、SRHR等について、縦割りではなく関係性を意識し、様々な分野を見ながら、やはり一番大事なのは、人権の考え方だと思いますので、そこを中心に置きながら、検討を進めていきたいと思います。
前島委員からもお話を頂戴しましたけれども、学校現場で使う教材を作るときには、現場の先生方の声を聞かなければ、実際に活用もしていただけないと思いますので、そこはしっかりと中に入ってご協力いただきながら考えていきたいと思いますし、湯澤委員からも、具体的にすごろくの中身の課題もいただきまして、我々も今の教材にこだわらずに。幅広く先生方のご指摘も踏まえて、来年度検討を進めていかなければならないと受け止めております。どうもありがとうございます。
<白河会長>
ありがとうございました。昨今この件に関しては炎上が多いので、科学的なエビデンスを知らせることは重要ですが、それと推奨モデルは別です。これぐらいの年齢で結婚して、このぐらいの年齢で子供を産むというKPIを仕立てている件が多いのですが、それこそが一番正解のある人生に人を押し込めることだと思います。
それこそが一番危険な行為だと思っており、あくまでその人の自己決定権を阻害しない、そしてSRHRはベースであるというところは、是非忘れずにやっていただければ、それほどひどいことにはならないのかと思います。自治体のブックの回収等いろいろなものを見てきていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは次の議事に行かせていただきます。第13期男女審開催スケジュールについて事務局からご説明をお願いいたします。
<事務局>
報告資料2に基づき説明
<白河会長>
はい、ありがとうございました。第13期男女審開催スケジュールについて説明がありました。質問等ございますでしょうか。それでは次に男女共同参画審議会の所掌事項について事務局からご説明をお願いいたします。
<事務局>
報告資料3に基づき説明
<白河会長>
ありがとうございました。事務局より、男女共同参画審議会の所掌事項について説明がありましたが、質問がありましたらよろしくお願いいたします。
これを審議する委員の方は、現場の方中心ということでしょうか。この会議にもご専門の方がいらっしゃいますが、兼任等はあるのでしょうか。
<事務局>
支援調整会議の座長は今もご出席をいただいている湯澤委員にお願いしております。また、民間団体で支援をなさっている方、実務経験のある方、関係団体や行政の関係分野の機関等、幅広い分野の皆様に委員をお願いしております。
<白河会長>
大変良く、具体的に進むのではないかと思います。井上委員どうぞ。
<井上委員>
代表者会議がすでに二、三回、開かれているかと思いますが、それを踏まえた実務的な会議の持ち方が非常に重要だと思います。そちらはどうなっているのか教えてください。
<事務局>
代表者会議には、2つの部会を設けております。1つは行政部会として、全ての市町村と県の保健福祉事務所のメンバーも入りまして、行政内でさらに具体的な検討を進めていくような部会です。もう1つが民間団体連携部会として、県と一緒に支援をしていただいている民間団体の皆さんと、様々な課題について協議をする会議もかなりの回数をさせていただいております。その他にも県では地域ごとに実務者会議を設けていますので、その実務者会議の関係で協議した内容を地域で共有できるようにしていきたいと考えております。
<井上委員>
ありがとうございます。私も別の基礎自治体で同様の委員をやっていたりするので、県の役割はものすごく重要で、小さい基礎自治体ではできないことや課題がたくさんありますので、そのあたりを含めて県にはお願いしたいです。
また、新しい法律になって何がどういうふうに変わったのか、変わるべきなのかについて、具体的に代表者会議でご議論されると思いますけれども、男女審にもぜひ情報共有いただいて進めていければと思います。よろしくお願いします。
<白河会長>
ありがとうございました。大変貴重なご意見をいただいたと思います。他にご意見のある方いらっしゃいますでしょうか。こちらは本当に具体的かつ素早く進めなければいけないことだと思いますのでよろしくお願いします。
次は参考事項として、DV・ストーカー被害に対する支援について、事務局からご説明をお願いします。
<事務局>
参考資料に基づき説明
<白河会長>
只今、事務局からDV・ストーカー被害に対する支援に対して説明がありました。是非ご質問がありましたら、お願いいたします。井上委員よろしくお願いいたします。
<井上委員>
井上です。よろしくお願いします。2つあります。全体としては、特別チームができたということで大変喜ばしいことだと思っています。ぐっと進めていただきたいと思っています。それを前提として、1つ目は、DV被害者支援加害者対応いろいろな局面あるかと思いれます。保護命令をどういう風に活用していくか、今のところほとんど役に立たないのではないかという現場の支援者は思っていたと正直なところするし、発令数も伸びてこないと減り気味だということなのですけれども、一方で、実は発令数にものすごく大きな地域差があるのを、おそらく把握されていると思います。
その地域差がどこに由来するかっていうことをきちんとチームで、把握していただきたいと思っています。これは私の個人的な意見というか、エビデンスに基づいた発言ではないということをご理解いただきたいのですけれども、センターと含めて支援者が積極的に保護命令制度の活用をするという視点で動くかどうかで、ものすごく違ってきている今の地域差に由来すると考えていますので、もちろん、制度のために支援があるわけではないので、発令数が多ければいいということでは決してありませんけれども、それでもやっぱり必要な場面っていうのが出てくるかと思います。そのあたりも把握をお願いしたいということであります。
それから2番目は、これは先ほどの湯澤委員が引用されている方の委員会のところで話をしたらよかったと思いますが、DVの方でも先ほど申し上げあげましたけれど、困難女性の法律ができて以降、DV関係の具体的な施策、市町村基礎自治体の役割は非常に大きくなっています。制度的にそっちに重さがかかってきています。県の役割が小さくなったということでは決してなくて、今までももちろんそうですし、基礎自治体とは違う形での県の役割というのが明確化し、自覚的にそれを進めるっていうことが必要だと思っています。そういうちょっとした視点が先ほどの報告になかったと思って、気になりました。
それと、その流れですけれども、来年4月から、選択的共同親権制度が始まりますので、これに向けて県が直接団体事務としてやることはないと思いますので、直接的な事業施策ではないにしても、市町村が戸籍部門も含めて施策の前面に立つはずです。しかし、自治体の中では、そのことについての十分な庁内での理解がないところも散見されています。これはDV施策から言うと非常に大きな問題というか課題ですので、これは基礎自治体に任せるのではなくて、県が是非問題提起をしながら進めていっていただきたいです。私が係っている法務省の事業ともモデル事業も始めていますので、そういうところとも上手く関係を作りながら、各自治体の実際にあった形でDV被害者あるいは、潜在的なDV被害者に対して、共同親権あるいは戸籍事務のところで、きちんと対応できるように。あるいはその戸籍事務ところは具体的な支援をすると、情報提供はもちろんしていただかないと困るけれども、具体的な支援ケース扱いっていうのは、普通はできないわけですら、その仕組みも含めて、仕組みについて各市町村が、政策を展開できるような、そういう応援を是非していただきたいと思っています。先ほど申し上げた、これまでとは違う県の役割、もちろんこれまでも支援員を集めていろんな研修や人材育成も含めて県がやってくださっている方は了解していますけれども、これまでと違う形での役割が重要になってきていると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。
<白河会長>
はい、ありがとうございました。重要なご指摘だと思います。ありがとうございます。それでは湯澤委員、お願いいたします。
<湯澤委員>
はい、本日もご説明ありがとうございました。本当に新しい部局が立ち上がったということ。本当に心強く思います。ホームページの方も、これを機に、また整えていただいたということで、拝見はしています。新しくできたページのどこが女性相談で、どこがストーカーとかをわかるようにつけていただいているのですけれども、神奈川県女性相談支援センターのところを押すとですね、最初の項目が職員募集から始まるんです。ホームページですね。その後に女性電話相談等出てくるのですけれども、市民の方からすると、職員募集がいきなりというのは、すごく心配を、逆に出てくるということもありますので、その辺、またチェックをしていただければなと思います。というのが1点目です。2点目は、かながわ女性の不安困りごと相談室も、女性相談、ストーカー、DV関係三つがこう受け付けますっていうマークにあげていただいているのですけれども、一番最初に相談室の住所が公開されているんですが、チラシの方でも住所公開しているということですから差しつかえはないかとは思うのですが。そこで相談を受ける方々の安全対策をきちんと強化するっていうことを徹底していただかないと、何かあってからでは遅いかなと思います。警察の他に神奈川県警の総合相談室の方も相談先に上がっているんですけれども、いいことではあるんですが、説明の文章が急を要しない事件や事故による被害の未然防止に関する相談、県警への要望、意見、苦情を受け付けています。というような文章から始まるので、急を要しない事件や事故による被害の未然防止と記載があるとストーカーで困ってて、そこに相談しようかなっていうふうにあまり思われないと思います。そのため、表現・どういう風にどこのホームページに飛べるようにするのか等、改めてご工夫していただけるとありがたく思います。
<白河会長>
はい、ありがとうございました。それでは、今の二点に対して事務局の方からお願いいたします。
<事務局>
ご意見いただいた委員の皆様、ありがとうございました。まず井上委員からは、先ほどの保護命令の発令数に地域差があるということ、またそのような実態をきちんと把握した上で、今後取り組みを検討してほしいというようなお声を頂戴いたしました。こちらにつきましては、我々も10月1日に特別チームを立ち上がったばかりですけれども、その中でご指摘いただいた通り、やはり実態の把握をもしていきながら、県の取組につなげていきたい思いがあります。
先ほどかながわ困難な問題を抱える女性等支援計画が制定されてから市町村の役割はこう大きくなっているけども、県としての役割が小さくなったわけではないというご意見もいただきました。県としてDV・ストーカー対策について、神奈川県全体で取り組んでいくべきという姿勢を市町村にもお示しをしていきながら、県としての役割をしっかり果たしていきたいと考えております。
最後は共同親権と戸籍事務の関係でもご意見をいただいたと承知しております。こちらについては、DV・ストーカー対策に関わる部分もあります。関係する市町村の事務ですとか取組は、我々の方で把握をするまで、県として広域自治体として各関係者へ情報提供を続けていきたいと考えております。
湯澤委員からはホームページについて、ご意見をいただいたと承知をしております。こちら11月7日のシンポジウムに合わせ、先行的にリニューアルをさせていただいて、まず一番入り口のポータルサイトの部分を整えさせていただいたというような形になります。県民の皆様に情報が伝わりやすいようにページになるように、今後も検討を続け、順次リニューアルをしていきたいという風に考えております。
<白河会長>
ありがとうございました。やはり最初に行くのは警察かなと思います。是非警察関係との連携や、女性警察官の育成等、是非よろしくお願いします。
それでは、本日の議題報告事項等は全て終了いたしました。事務局より連絡事項がありましたらお願いします。
<事務局>
委員の皆様、ご審議ありがとうございました。
第12期神奈川県男女共同参画審議会委員の任期は来年5月までとなっており、集合での開催は本日をもって最後の予定となっております。
今後の予定ですが、神奈川県男女共同参画推進条例の改正について、書面開催の形でご報告させていただきたいと思っております。
<小手共生推進本部室室長>
共生推進本部室の小手でございます。本日は活発なご議論ありがとうございました。
議題の神奈川県男女共同参画推進条例の改正について、一番のポイントである第2条・第8条が、皆さんしっくりこないような印象かなというふうに思っております。説明がありました通り、法務部門との調整が今後続く中で、私たちは皆様と同じような思いを持っているところですので、しっかりと意見をしながら進めていきたいと思っております。
また、複数の報告もさせていただきました。それぞれいただいたご意見を踏まえて、進めていきたいと思っております。
任期につきましては、来年5月となり皆様に今後もご協力をいただきますが、今申し上げた通り、集合での開催が本日最後の予定という中で、県では審議会にご就任いただく期間が10年というお約束がございまして、今日議事進行していただきました白河会長におかれましては、10年という長きにわたり非常に幅広い内容をご審議いただき、県政策を導いていただきました。審議会への多大なるご尽力をいただきましたこと、この場をお借りして御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
ここで白河会長から一言をいただけると幸いでございます。よろしくお願いいたします。
<白河会長>
事務局の皆様、10年にわたり、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
前会長から引き継がせていただき、大変短い期間ではありましたが、引き継いだことをしっかり前に推進しようと思い、それが少しでもできているのは、やはり皆様のおかげ、そして委員の皆様のおかげだと思っております。本当にお世話になりました。ありがとうございます。
前会長と違い、突拍子もないことを言い出すこともあります。本当にいろいろ悩ませてしまったのではないかと思いますが、大変お世話になりました。
神奈川県のジェンダーギャップ指数というものが、この5年どのぐらい進捗しているのかなということで、見てみたのですが、2025年においては行政が24位、政治が3位、経済が30位、教育が6位でした。他の県に比べると良いことは良いのですが、様々な自治体さんがあるからと思うのですが、やはり行政がなぜこんなに低いのかと思います。あとやはり経済30位というのが非常に残念なところであります。
最近は、やはり地方の人口減少と男女共同参画、ジェンダー平等が結びついているので、かなり頑張って努力をされており、他の県が努力をする分、逆にもともと良かったところが沈んでいくということもありますので、今後とも、大きな自治体であり、多くの女性がいる自治体ですので、しっかりやっていただければなと思います。
やはり、経済分野での30位が就業率やフルタイムで働く人の割合の男女格差がとても大きいのが特徴で、まだまだ女性が結婚・出産でキャリアを中断するというところが課題となっていると、家庭も仕事も男女が共に担う意識改革が求められます。
今後女性に何かというよりも、今後男性の行動を変えていくというのが、一番重要です。議会を通っていませんけれども、広島県では男性の活躍条例というのを定めようとして、それが頓挫してしまったのですが、これは男性の家庭における活躍に対しての条例というかなり踏み込んだものでした。
それから、福島県でも「とも家事ふくしま」というサイトができて、県知事自ら見えない価値ってこんなにある、というようなことを実体験する動画が上がっています。
また、高知県に関しては、今後、県庁の残業代が1.25倍から1.5倍になります。
残業を効率化した仕事をしていく。それから、短時間正社員というのを県庁で増やす、つまり女性に多い、行政の非正規公務員というのを少し解消していくというものも一緒に条例に入っておりまして、こういった県独自のものというのがどんどん出てきておりますので、神奈川県も先進自治体ということで、ぜひ負けずに国より一歩先に進んだような独自色を出していただきたいと思っています。
京都府も、「京都プレコン」という国の予算を使って、性教育を行う非常に斬新な試みをしています。少子化対策予算を使って、性教育をやってSRHRを推進する、というとても理にかなった行動です。国の予算で国の幅を超えたものを行うことも出てきていて、いろいろな自治体の特色が出てきているところなので、ぜひ、皆様にも一歩進んだ取り組みをしていただきたいと思います。
そして、ずっと懸案であった男女共同参画の分野にLGBTQですね。ジェンダーという言葉が入ったにも関わらず性的マイノリティが盛り込めないのかということについては悩ましい問題として皆様からご指摘していただいておりました。法律の範疇もあるのですが、既に踏み込んでいる自治体さんもございます。
先日、台湾のジェンダー平等について、品川区長、台湾積体電路製造(以下、「TSMC」)の関係で今台湾と友好的な熊本県県会議員、行政府の性別平等部署の議員と視察をしました。その際、台湾は非常にインクルーシブと思ったことがあります。
性別平等委員会というものがあるのですが、最初は女性の権利拡張だったのです。ジェンダーギャップがあるので女性のエンパワーメントをやっていたわけですね。
しかし、「女性のことだけですか?」とか、「なんで女性だけが?」といったような話があり、なかなか進まないと。そして途中より方向性を変え、法律を制定したこともきっかけに
はっきりとLGBTQを含めた性別平等というものに踏み切りました。
女性のエンパワーメントはもちろん引き続きやっているのですが、これらは決して相反することではないと私としても勉強になりました。
日本が遅れているから女性のことを一生懸命やりましょう、ではなく、その他の人のこともしっかりやる。
それから、台湾は1987年まで戒厳令だったため自由な民主主義というのは、本当に最近、ここ30年ばかりのことなのですよね。ものすごく色々法律が変わったし、市民の人権意識も非常に強いのですが、何かをやるときに、これは女性のためのものなのです、とかLGBTQのためのものということではなくて、全ての人の人権のためなのです。と言ったことで多くの人達の協力を得ることができた。
同性婚などについてアジアでは最初に法律を入れましたが、やはり同性婚という言葉に対してあまりに抵抗が大きすぎたため、同性婚という名詞をやめて、ものすごく長い法律の名前をつけて行いました。だから形にはこだわらず物事を前に進めていく。それから同性婚に関して、例えば意見が合わない時、その人同士が議論する場所を台湾デジタル担当大臣のオードリー・タン氏がインターネット上に作り、どこなら妥協できるかをみんなで見つけなければいけないという仕組みがありました。
その結果、同性の方が婚姻する場合は財産権は含めないというところで妥協できました。本当にいろんな工夫と法律の裏付けがあり、それに対しての市民の声を聞くためのインターネット等のシステムがある。しっかり行政もそれに応えPDCAを回していく。
先程言ったように、性別役割分業意識が強い層が分かった後、そこに向けて積極的に予算を使ってアプローチしていく、このようなサイクルがありました。
本当にそういう意味では勉強になりましたので、皆様に共有したく話が長くなりました。ぜひ行政独自の一歩進んだ取組というのを、この男女共同参画分野から、ジェンダー主流化ということを進めていただければと思います。
本当に皆様がすごく努力して、私たち委員の言うことを一生懸命やってくださっていましたのは本当によく承知しておりますので、今後とも素晴らしいチームで、さらに推進していただければと思います。以上でございます。どうもありがとうございました。
<事務局>
白河会長、われわれへのエールをありがとうございました。また、第12期の委員の皆様もありがとうございました。
それでは、これで第12期第5回神奈川県男女共同参画審議会を閉会いたします。
本日は皆様どうもありがとうございました。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。