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初期公開日:2025年5月30日更新日:2025年5月30日

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令和6年度の労働相談件数は1万1千件超、「職場の人間関係」の相談件数が最上位に

2025年05月30日
記者発表資料

県では、職場で起こる様々なトラブル等について、働く人たちや使用者からの労働相談に応じています。このたび、令和6年度の概況を取りまとめましたので、お知らせします。

  • 相談件数は11,149件で、前年度(11,472件)と比べて2.8%減少した。
  • 女性の非正規雇用労働者からの相談は3,023件で、前年度(2,803件)と比べて7.8%増加した。
  • 相談項目の1位は「職場の人間関係」(パワハラ、セクハラ等)で、2位「解雇・雇止め・退職」(労働契約の終了)を初めて上回った。

1 相談件数の状況

相談件数は11,149件で、前年度と比べて323件、2.8%減少した。(別紙P1図1)労使別では、労働者からの相談は9,177件(前年度比2.0%減)、使用者からの相談は480件(同17.2%減)で、労働者からの相談が82.3%を占めた。
男女別では、女性からの相談は6,585件(前年度比3.6%増、構成比59.1%)、男性からの相談は4,564件(同10.8%減、同40.9%)で、平成24年度以降13年連続で、女性からの相談が男性を上回った。(別紙P1図2)
正規・非正規雇用労働者別では、正規雇用労働者からの相談は5,053件(前年度比4.6%減)、非正規雇用労働者からの相談は4,124件(同1.3%増)となった。(別紙P2図3)なお、非正規雇用労働者からの相談4,124件のうち、女性労働者からの相談は3,023件で、前年度と比べて220件、7.8%増加した。(別紙P4図5)

2 相談内容の状況

相談件数を内容別に分類・整理すると総数は18,641件(注記)となった。上位3項目は「職場の人間関係」(パワハラ、セクハラ、その他)(3,151件)、「解雇・雇止め・退職」(労働契約の終了)(2,647件)、「労働時間」(時間外・休日労働、有給休暇等)(2,053件)で、全体の42.1%を占めた。(別紙P3表1)
(注記)1件の相談で、複数項目にわたる相談があるため1の相談件数を上回る。

3 あっせん指導の状況

労働相談のうち、当事者間で自主的解決が困難な事例に対し、当事者からの要請を受けて「あっせん指導」を行った事案は39件で、前年度と比べて5件、11.4%減少した。主な内容は、「解雇・退職」に関するものが19件(構成比48.7%)、次いで「賃金」に関するものが8件(同20.5%)であった。(別紙P4)

問合せ先

神奈川県かながわ労働センター

所長 八尋
電話 045-633-5407

労働相談課長 町野
電話 045-633-5407

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