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初期公開日:2024年4月25日更新日:2024年4月25日

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令和5年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業結果
ー県内中小企業は人材の確保、物価高騰に伴う価格転嫁が課題ー

2024年04月25日
記者発表資料

県では、県内中小企業・小規模企業の経営状況及び支援ニーズを把握し、支援施策を適切に推進していくため、県内中小企業・小規模企業2,600社を対象にアンケートを実施しました。このたび、令和5年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業結果として取りまとめましたので、お知らせします。

1 アンケート結果の主な内容(詳細は、別紙(PDF:2,293KB)参照)

〇 現在重視している経営課題のトップは、引き続き「人材の確保・採用・育成」

  •  現在重視している経営課題は、「人材の確保・採用・育成」が48.5%でトップとなった。平成30年度(63.9%)、令和元年度(56.3%)、令和4年度(49.1%)に引き続き4回連続でトップとなっており、多くの中小企業にとって、人材の確保や育成が継続的な課題であることがうかがえる。
  •  経営課題に取り組むにあたりネックとなっているのは、専門能力を持った人材の不足であり、 業種別に見ると、「建設業」「医療・福祉」の順で高率となっている。自由意見記述では、「若い人が採用できない」、「求める質の人材がいない」といった声があった。

〇 原材料やエネルギー費等の物価高騰に伴う影響

  •  原材料やエネルギー費等の物価高騰に伴う影響については、「仕入価格が上昇した」が71.3%と最も高く、次いで「燃料費の高騰等により、利益が圧迫された」が42.3%、「売り上げが低迷した」が35.0%となっている。また、業種別に見ると、運輸・通信業、製造業では「発注側企業との適切な価格交渉や価格転嫁ができずに苦労した」の割合が多かった。

〇 DX推進への取組み

  •  DX推進について行っている又は予定の取組みとしては「ペーパーレス化」が最も多かったが、「デジタル活用の視点からの業務プロセスの見直し」、「業務システムのクラウド化」に取り組む企業の割合が増えている。

〇 ロボット関連産業への新規参入の意欲

  •  89.4%の企業が「参入予定はない」と回答。参入にあたっての課題としては、「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」、「参入可能かどうかの見極めが難しい」としており、「支援があれば、ロボット関連産業に参入したい」といった意見も6.7%あった。

2 事業概要

(1)アンケート

対象: 神奈川県内中小企業・小規模企業2,600社
方法: 郵送
内容:

1 経営課題について

2 市場変化への対応について

3 特定課題への対応について

4 人材の確保について

5 事業継続について

6 事業承継について

7 全体的な事項について

期間: 令和5年10月6日から11月10日
回答者数: 724件(回答率27.8%)

(2)企業ヒアリング

対象: アンケートの自由意見欄に、企業が直面している課題や取組等について記載のある企業のうち、特徴のある8社
方法: 県職員の直接訪問等による課題の聞き取り
期間:

令和6年3月

 

「令和5年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業結果」は、県政情報センター、県政情報コーナー(各地域県政総合センター内)及び県立図書館にて御覧いただけます。また、神奈川県行政資料アーカイブ、県ホームページからもダウンロードが可能です。二次元コード

URL:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/jf2/cnt/f536782/ 

 

注意「神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、令和2年度及び令和3年度は実施していません。

問合せ先

産業労働局中小企業部中小企業支援課

課長 小田
電話 045-210-5550

副課長 松尾
電話 045-210-5551

このページの所管所属は産業労働局 中小企業部中小企業支援課です。