精密加工エンジニア
カリキュラムに、3次元CADから高精度3次元プリンターへの出力作業を追加し、設計・試作段階で立体形状の実物確認、加工治具の事前検討をおこないます。
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3次元プリンター | 3次元プリンターによる金型 |
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機械加工による金型 |
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3次元プリンター加工過程(1) | 3次元プリンター加工過程(2) |
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3次元プリンター加工過程(3) | 3次元プリンター加工完成 (マジックサイコロ) |
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ものづくりの楽しさをとことん実感できる 精密加工エンジニア(機械)コース
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マシニングセンタやCAD/CAMシステムを使った複雑なコンピュータ加工から、これらの最新機器を自在に使いこなすための基礎となる旋盤やフライス盤での加工技術まで身に付けて、「ものづくりのプロ」をめざします。
カタチづくりのプロになる
自動車、パソコン、携帯電話、テレビ、冷蔵庫…。私たちの身の回りの便利な製品。こうした工業製品の多くは、「金型」と呼ばれる金属の型を使ってつくられています。例えば、携帯電話のボディは、溶けたプラスチックを金型に注入して成形しています。この金型や機械部品などを製作するのが機械加工の仕事です。
機械加工といっても、コンピュータで設計し、コンピュータ制御の工作機械へ加工データを送り、自動加工します。このため、プログラミングの技術が必要になります。また、表面に手仕上げをする場合もあります。
ものづくりの面白さを存分に味わう
「精密加工エンジニア(機械)コース」では、機械加工でものづくりをする面白さを存分に味わいながら、旋盤、フライス盤、手仕上げ加工の”コツ”や”カン”を身につけます。旋盤、フライス盤など手で操作する工作機械から、NC旋盤、マシニングセンタ、放電加工機などのモニタ操作まで、工作機械の操作をマスターできるようになります。また、機械の材料、製図、測定に関する知識も基礎から学べます。最終的には、図面を読んで、加工手順を考えながら加工ができるようになります。自分で考え、自分で自在にカタチをつくれるプロをめざしましょう。
平成30年4月「機械」コースから名称変更。3次元CADの単位を増やし、カリキュラムに3次元プリンターを活用したモデル成形を導入しました。
訓練を受けながら取れる資格がたくさん
「精密加工エンジニア(機械)コース」では、『アーク溶接等の業務に係る特別教育』、『研削といしの取替え等の業務に係る特別教育』、『ガス溶接技能講習』の修了証、技能検定の精密加工科技能士補など、取得できる資格がたくさんあります。
精密加工エンジニアコースについて
訓練期間 | 1年 |
定員(入校月) | 20名(4月) |
訓練費用 | 有料(入校検定料、入校料、授業料) その他に、教科書代、作業服代等の実費についても 本人負担になります。 |
主な就職先 | 一般機械器具製造業/精密機械器具製造業/ 自動車部品製造業など |
主な訓練内容
学科 | 機械工学概論●電気工学概論●NC工作概論●生産工学概論●材料力学●材料● 製図●機械工作法●測定法●安全衛生●切削加工法及び研削加工法●精密加工法● 溶接法●コンピュータ概論 |
実技 | コンピュータ操作基本実習●製図基本実習●安全衛生作業法●測定及びけがき実習● NCプログラミング実習●機械工作実習●切削加工及び研削加工実習●精密加工実習● 機械基礎実験●溶接基本実習●CAD実習●CAD/CAM実習 |
就職について Q&A
Q.求められる人材は?
A.加工技術者は、百分の数mmという精度で金属を加工する仕事です。そのため高い集中力や緻密さ、基礎的な体力が要求されます。また、一人前になるためには、長い時間と地道な努力が必要であるため、ものづくりに対する熱意や向上心が必要です。
Q.勤務体系や待遇面は?
A.勤務体系は一般的に日勤ですが、納期により残業・休日出勤等もあります。待遇面は、年齢や経験等によって異なりますが、初任給の月収が18万円から25万円程度となっております。また、企業によっては関係資格の取得に対して、技術手当を支給しているところもあります。
Q.主な就職先は?
A.就職先は、精密機械部品加工、金型加工、機械メンテナンス、機械組み立てなど、ものづくりにおける中核となる業務です。