更新日:2021年3月25日
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浄水場から送り出される水道水には、消毒のために残留塩素が含まれています。
この残留塩素は、法律(水道法)で全ての蛇口において0.1mg/L以上と定められています。
浄水場では、この基準を満たすため、次亜塩素酸ナトリウム(以下次亜)を用いて塩素消毒を行っています。
谷ケ原浄水場では、塩素臭(カルキ臭)のないよりおいしい水を提供するため、消毒に必要な残留塩素濃度を保ちつつ、低減化及び平準化に向けた取組みを進めています。
残留塩素は、空気中への揮散、水中物質や水道管材質との反応などにより、時間とともに濃度が減少していきます。
また、水温が高くなる夏季には減少しやすくなります。
そのため、浄水場から遠い地点でも一定の塩素濃度を満たすためには、浄水場で多くの次亜を注入する必要があり、その結果、浄水場近くでは残留塩素濃度が高い水となっていました。
そこで、送水途中で不足分の次亜を追加補給することで、浄水場で注入する塩素濃度を低く抑える取組みを行っています。
この結果、浄水場近くでもおいしい水が供給できます。
『浄水場出口での残留塩素濃度の低減化』及び『給水区域内の残留塩素濃度の平準化』の達成
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