更新日:2025年4月7日
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神奈川県営水道では環境に配慮した事業を推進しています。ここでは、谷ケ原浄水場から送水している中津配水池の入水管に設置した小水力発電設備を紹介します。
谷ケ原浄水場で作られた水道水は、浄水場から送水ポンプ又は自然流下で配水池等へ送られ、そこからお客様へお届けしています。
愛川町に設置している中津配水池は、浄水場より標高が低い位置にあるため自然流下で送水しており、配水池の入水時点では有効落差29mに相当するエネルギーが未利用となっていました。
この未利用エネルギーを有効利用するため、入水位置に小水力発電設備を設置することによりクリーンな発電を行い、環境負荷の低減を図るものです。
中津配水池に設置した小水力発電設備(写真)
インライン水車発電機の特徴
・発電機が入水管内へ内蔵されているため、新設設置スペースが不要で、また低騒音です。
・潤滑油は、水に混入しない構造となっています。
小水力発電設備を設置することにより、最大100kWの発電します。
発電した電力は、中津配水池の夜間照明などに使用される一部を除いて、そのほとんどを電力会社へ売電します。
年間発電量は32万kWhが見込まれ、年間約233トンのCO2削減効果が期待されます。
中津配水池は、神奈川県内陸工業団地の一角に位置しています。
設備の概要は、次の表のとおりです。
このページの所管所属は 谷ケ原浄水場です。