更新日:2023年3月16日

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自宅療養される方へ ~療養生活に関するご案内~

⾃宅療養においては、⽇ごろからの感染対策に加え、ご家族等と同居されている場合には家庭内感染を防ぐことが重要です。万が一ご家族等が濃厚接触者となった場合は、5⽇間の外出⾃粛を求められ、通勤、通学等の外出ができなくなります。

⾃宅療養中にご注意いただきたいポイントを記載しましたので、事前に感染対策や療養⽣活等の準備を⾏いましょう。

なお、療養中の過ごし方や体調急変時の対応等の詳細については、「自宅・宿泊療養のしおり」(別ウィンドウで開きます)でもご案内していますので、療養前にご一読ください。

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⾃宅療養される方へ<準備編>

療養環境の準備

(1)⽣活空間

部屋を分けましょう
  • ご家族等と同居している場合、食事や寝る時も感染者は個室で隔離など可能な限り⽣活空間を分けられるようにしてください。部屋を分けられない場合は、仕切りやカーテン等を設置したり距離を保てるよう工夫をしましょう。
定期的に換気をしましょう
  • 窓を開け放しにしたり、1時間に2回以上、数分程度窓を開ける等、定期的に換気をしましょう。⽇頃から室内の換気をお勧めします
共⽤部分の消毒
  • ご家族等と同居している場合、洗面所やトイレ、お風呂等の共⽤場所には消毒⽤エタノールを設置するなど、手指消毒とともにドアノブや手すりの消毒を⾏い、⼊浴は感染者が最後に⼊るなど事前にルールを話し合っておきましょう。
  • タオル、衣類、食器、箸等は通常の洗濯や洗浄で構いませんが、共⽤は止めましょう。

(2)衛⽣対応の準備

  • トイレ、浴室等の消毒に必要な衛⽣⽤品のご準備をお願いいたします。
    消毒⽤エタノール、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)、アルコールシート、空のペットボトル、ペーパータオル、ビニール手袋、ビニール袋等

予防法・消毒法

  • 手指の消毒には、消毒⽤エタノールを、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム又は消毒⽤エタノールを使⽤するようお願いいたします。

要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド(農林⽔産省)
参考にしてください。

薬の準備等

  • 服⽤中のお薬がある場合は、余裕をもって3週間分程度をご⽤意ください。
  • ⾃宅療養中にお薬が不⾜することがないよう準備してください。
  • もし⾜りなくなりそうな場合には、かかりつけ医の電話再診等を受けたうえで、お薬の追加処⽅を受けるなどしてください。
  • オンライン診療で処⽅される場合、⼟⽇祝⽇は、調剤薬局が営業時間外のため、処⽅できません。なお、お薬の配送料は⾃己負担となり、手元に届くまで時間がかかります。

⾷料・日用品について

  • 食料や⽇⽤品は、ご⾃⾝で調達・確保をお願いします。配送サービスを利⽤される場合は、配送者と直接接触しないよう受取⽅法の配慮をお願いします(⽞関前に置く等)。
  • 県の配食サービスを利用される際は、サービス開始までに4⽇ほど時間を要することから、最低限3⽇分の食料・⽇⽤品の確保をお願いします。(注意:配食サービスについては、現在、経済的事情等により食料品の確保にお困りの方のみ利用できます。)

(注意)配食サービスについては、こちらもご確認ください。

(備えておきたい食料品の一例)

〜食欲がなくても食べられて、必要なカロリーが摂取できるものが必要です〜

  • 主食(お米やうどん、シリアルなど食べやすいもの)
  • 菓子類(とくにチョコレート)
  • ゼリー状栄養補助食品
  • レトルト食品、インスタント食品
  • 缶詰(果物等)
  • 冷凍食品(火にかけるだけのうどん等が便利です)
  • 経⼝補⽔液
  • スポーツ飲料

(注意)持病等により、食事制限がある⽅は、主治医の指示に従ってください。

(備えておきたい⽇⽤品の一例)

  • 保険証
  • 持病等で服⽤中の薬、市販の解熱鎮痛剤・総合風邪薬・胃腸薬等
  • 体温計(電池残量も確認しましょう)
  • 氷まくら、保冷剤等の冷却材
  • 消毒⽤エタノール
  • マスク
  • ごみ袋
  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • 洗剤・石鹸等
  • ⽣理⽤品、乳幼児や⾼齢者がいる世帯で必要な衛⽣⽤品(ミルクやおむつ等)

⾷料・日用品等の配送サービスの例

⾃宅療養される方へ<療養編>

療養中の注意事項

  • 療養期間中は外出をしないでください。(※療養期間中であっても、症状軽快から24時間経過していれば、感染症対策を徹底しての食料の買い出しは可能です。)
  • 同居する⽅とは⽣活空間を分けてください(極⼒個室から出ないようにしてください)。
  • 部屋を出⼊りする際はマスクを着⽤・こまめに手洗いをし、定期的に部屋の換気もおこなってください。
  • 鼻をかんだティッシュ等は密閉して捨ててください。
  • 健康状態の正確な把握が困難となる恐れがあることや症状の悪化の恐れがあることから、療養中の飲酒・喫煙は厳禁です。
  • 災害発⽣時や災害発⽣の恐れがある場合、療養者の皆さんの宿泊療養施設への避難を円滑に行うため、お住いの市町村に個⼈情報を提供することがあります。

同居する方の注意事項

  • 患者の世話等での接触は最小限としてください。
  • できるだけ同居者全員がマスクを着⽤し、こまめに手洗いしてください。
  • ドアノブなど患者が手で触れる部分はアルコール等で消毒をしてください。
  • トイレ・風呂等、患者と同居者が共⽤する場合は清掃と換気を十分におこない、⼊浴は患者が最後に⾏ってください。
  • 食器、シーツ等は患者専⽤のものを⽤意し、共⽤しないでください。食器類の洗浄や衣類・リネンの洗濯は、通常の洗剤で⾏い、しっかりと乾燥させてください
  • 患者の体液で汚れた衣類、シーツ等を扱う際は手袋とマスクをつけてください。
  • 不要不急の訪問者は受⼊れないようにしてください。配達員等にも極⼒接触しないよう配慮をお願いします。

パルスオキシメーターの貸出について(重要)

  • パルスオキシメーター(指先に装着して血液中の酸素飽和度(SpO2)を測定する機器)については、発生届出対象の方のみご⾃宅に送付します。
  • 療養中は、こまめに計測し、SpO2が93%以下になった場合、神奈川県コロナ119番へご相談ください。
  • 療養が終了しましたら、必ず返却をお願いします。

ゴミ出しについて

  • ⾃宅療養期間中のゴミは、収納した袋の中の空気をしっかり抜き、厳重に密閉して療養終了後に一般ゴミとして廃棄してください。
  • 廃棄の際には、マスク、手袋、廃棄後の手洗い等により感染防止対策を⾏ってください。

新型コロナウイルス感染症に係る廃棄物対策について取りまとめた資料(環境省)

 環境省ホームページの二次元コード
環境省ホームページ

聴覚障がい者の方へ

ペットを飼われている方へ

  • ⾃宅療養中に医療機関に⼊院することとなるなど、ペットのお世話ができる⽅がいない場合は、親類や知⼈などに預かっていただけるよう手配をお願いします。

療養生活中のアドバイス 

〜症状がほとんどない場合でも、体を休めて回復に努めてください〜

(1)高熱時

⽔分をこまめに摂取し脱⽔症状を防ぐように心がけましょう

  • 冷たいものを摂取し続けることや刺激の強い飲料⽔はなるべく避けましょう。
  • 1⽇1500ml程度の⽔分摂取を目標とします。(心臓・腎臓疾患がある場合や、医師の指示がある場合は除く。)

解熱剤を内服しても解熱傾向がみられない場合

  • 解熱剤の飲み⽅の調整が必要な場合があります。
  • かかりつけ医または神奈川県コロナ119番へご相談ください。

(2)咳や息苦しさが悪化した時

  • パルスオキシメーターがお手元に届いている⽅は、血液中の酸素飽和度(SpO2)を階段の上り下りをした時等に、こまめに観察してください。
  • 咳症状が悪化した際はかかりつけ医へご相談ください。
  • 息苦しさを伴い、SpO2が93%以下(30秒以上連続で測定が必要)になった場合は、神奈川県コロナ119番にご相談ください。

(3)⾷欲低下時

  • 刺激が強い食品はなるべく避けましょう。
  • 少量ずつ、消化に良いものを食べましょう。
  • 食事・⽔分摂取ができないと脱⽔症状を起こす可能性があり、全⾝状態の悪化につながります。
  • 食事量が普段の3割以下になった場合は神奈川県コロナ119番へご相談ください。

(4)⼊浴について

  • ⼊浴やシャワー浴は、酸素の消費量が大きく、⾝体に負担がかかるため、発熱時や息苦しさがある場合、体調がすぐれない場合は控えるようにしましょう。

配⾷サービスについて

  • 経済的事情等により食料品の確保にお困りの方のみ利用できます。申請方法は下記の通りです。 
区分 対象者 申請方法
自宅療養者
(発生届出対象者の方(注意1))
経済的事情等により食料品の確保にお困りの方で配食サービスを希望される方 療養サポート窓口へ架電して申請(注意2)

自宅療養者(発生届出対象者の方以外)

 

 

陽性者登録窓口での登録の際に、配食希望の予定をありを選択して申請する。登録完了メール受信後、療養サポート窓口へ架電して配食サービスを申請する。(注意2)

注意1:発生届出対象者とは、以下のいずれかに該当する方を指します。

  発生届出対象者の方の条件

(1)

  • 65歳以上の方

(2)

  • 入院を要する方

(3)

  • 妊婦の方

(4)

  • 重症化リスクがあり、コロナ治療薬の投与又は酸素投与が必要と医師が判断する方

注意2:療養サポート窓口の電話番号は一般には非公開ですが、対象となる方にお知らせしています。

  • 食事及び⽇⽤品(ティッシュ、トイレットペーパー)をご提供します。
  • 食事は、決められたメニューが配達されます(個々のご要望にはお応えできません)。
  • サービスを受ける場合、県から委託先業者に名前、住所等の個⼈情報を提供する必要がありますので、あらかじめご承知おきください。
  • 4⽇程度で配達となります。サービスはおひとり様1度限りとさせていただきます。
  • 療養期間中に配食サービスを受けるためには、症状のある方は発症日、無症状の方は検体採取日を0日目として4日目までに陽性者登録窓口への登録が完了し、申請窓口に配食サービスのお申込みをいただく必要があります。書類不備などにより陽性者登録が4日目までに完了せず、配食サービスのお申込みができないケースが散見されますのでご注意ください。

 例)3月10日が発症日または検体採取日の場合、3月14日までにご連絡ください。

配⾷サービスの注意事項

  • ⽞関前に置いておく「置き配」となります。配達員の感染リスク回避のため、配達員が来た際、玄関先には出ず、必ずインターホン越しに対応し、玄関先に置いておくよう、配達員にお伝えください。

(電話にて配達の連絡をする場合があります。)

  • 在宅を確認できなかった場合は、再度配達を⾏いますので、ご承知おきください。
  • アレルギー対応はできませんので、ご⾃⾝で各商品の表示をご確認ください。

よくある質問

このページの所管所属は健康医療局 医療危機対策本部室です。