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更新日:2025年4月15日

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HIV・エイズについて(県民・事業者向け)

HIV、エイズ関連情報を掲載しています。

 

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2025.4 令和7年度版の神奈川県内の保健所等HIV検査実施機関一覧を掲載しました。

2023.3   神奈川県エイズ対策推進協議会の廃止について

HIV・エイズとは

HIV

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の頭文字をとった略称で、ウイルスの名前です。もしも治療せずに放置したままで経過すると、特に症状のない状態を経てエイズを発症します。

エイズ(AIDS)

エイズ(AIDS)とは、Acquired Immunodeficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)の頭文字をとった略称です。エイズ発症とは、HIV感染によって体の免疫力が低下し、その結果として日和見感染症※など様々な合併症がでた状態をいいます。

※日和見感染症:免疫力の低下に伴い、普段では病気を起こさないような弱いカビや細菌、ウイルスなどの病原体による症状を抑えきれずに発病する感染症。

感染経路

HIVは主に3つの経路で感染します。

1.性行為による感染

性行為による感染は最も多い感染経路です。HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染症/エイズ予防にとって有効な手段です。

2.血液を介しての感染

HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の回し打ちによる注射器の共用などによって感染します。なお、血液凝固因子製剤については加熱処理が行われているので、現在の血液製剤で感染する心配はありません。医療現場における針刺し事故の場合は、万が一HIV感染者の血液により暴露事故が起こってしまった場合には、2時間以内に抗HIV薬の予防内服を行うことで、感染リスクを低くすることができます。

3.母子感染

母親がHIV感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もありますが、日本では、母親がHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下に抑えることができます。

予防

HIVは血液、精液、膣分泌液などに多く分泌されるため、それらの体液が粘膜や傷のついた皮膚に触れないようにすることが必要です。HIV感染の一番多い感染経路である性行為の場合、HIV感染を防ぐために必ずコンドームを使用することが重要です。

治療

一度HIVに感染すると、体内からウイルスが消えることはありません。

しかし、抗HIV薬を飲み、ウイルスの増殖を抑える治療を行うことで、長期間にわたり健常時と変わらない日常生活を送ることができます。HIV感染が判明したら、できるだけ早い段階で抗HIV療法を開始することが勧められています。

抗HIV薬をきちんと飲み続けないと、薬に対して耐性ができてしまい、薬が効かなくなってしまいます。治療を開始したら、特別な場合を除き、生涯にわたって継続するものと考えてください。

HIV・エイズ相談

HIVについての相談は、保健所、専用電話等様々なところで相談できます。無料・匿名でプライバシーは守られます。

面談希望の方は、まずは保健所に電話をしましょう。

【電話相談・面談】

神奈川県内の保健福祉事務所一覧

【相談専用電話】

HIV検査相談マップ(別ウィンドウで開きます)

【外国語対応可能な相談専用電話】

外国語によるHIV検査情報や医療情報の提供を行っています

AMDA国際医療情報センター 電話番号03-6233-9266

「HIVに感染したかも・・・」

HIVは非常に感染力が弱いウイルスで、日常生活ではまず感染しないと言われています。

例えば、せきやくしゃみ、お風呂やトイレの共用では通常、感染しません。

ただし、血液や精液、膣分泌液が粘膜や傷口に直接触れたりすると感染する可能性はあります。

相談では、HIV感染のリスクが高い行為か、低い行為かについてはお話しできますが、最終的な感染の有無は検査をしないと分かりません。(お話だけでは判断できません)

もし、不安なことがあった時は、検査を受けることをおすすめします。

急性HIV感染について

HIV感染したかどうかは、検査を受けるか、エイズが発症しないと分かりません。

ただ、感染してから数週間で症状が出ることがあり、この状態を急性HIV感染と言います。

一時的に体内のHIVが増加するために起こるもので、インフルエンザのような症状、発熱、全身倦怠感、リンパ節腫大、咽頭炎、皮疹、下痢、嘔吐等がみられます。

不安な行為の後に上記症状があれば、相談・検査をすることをおすすめします。

HIV検査について

抗体が出来るまでにかかる時間は遅い人で3ヶ月間と言われており、正確な抗体検査を行うには感染のあった行為から3ヶ月が必要です。

感染不安のあった行為から3ヵ月経過していれば正確な結果が分かります。

検査の種類

通常検査

検査結果が分かるまで約1週間かかります。

検査の結果は「陰性(感染なし)」または「陽性(感染)」のいずれかとなります。

即日検査(スクリーニング検査)

検査結果は検査当日(約60分後)に分かります。

検査の結果は「陰性(感染なし)」または「判定保留(再検査)」のいずれかとなります。

結果が判定保留の場合、確認検査を行い、約1週間で陰性または陽性の結果が分かります。

無料・匿名検査の受検方法

県及び保健所設置市では、保健所等での直営検査や、医療機関での委託検査を無料・匿名で実施しています。検査機関によって予約方法や検査項目等が異なりますので、下記一覧をご確認ください。

「神奈川県内の保健所等HIV検査実施機関一覧(無料・匿名)」(PDF:334KB)

 

※他都道府県で実施されているHIV検査は、『HIV検査相談マップ』(別ウィンドウで開きます)で確認できます。

 

保健福祉事務所(神奈川県直営)

平塚保健福祉事務所

…HIV、梅毒即日検査/予約不要

鎌倉保健福祉事務所、小田原保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所

…HIV、梅毒即日検査/電話予約

厚木保健福祉事務所大和センター

…HIV、梅毒通常検査/電話予約

HIV即日検査センター(神奈川県委託)

【注意事項】

 ・証明書の発行はいたしません。

 ・駐車場はありません。

 ・会場内ではマスク着用をお願いします。

 ・会場での検温で、37.5度以上の発熱がある方は、当日の受検をお断りさせていただきます。

 

日程:毎月第3土曜日(2025/4/19,5/17,6/21,7/19,8/16,9/20,10/18,11/15,12/20,2026/1/17,2/21,3/21)

会場:港町診療所(横浜駅きた東口A徒歩6分 横浜市神奈川区金港町7-6)地図(別ウィンドウで開きます)

予約方法:以下の予約用ページから予約を行ってください。前月検査日の翌日から受付を開始します。

<一般枠>

HIV、梅毒即日検査を実施しています。誰でも受検可能です。

予約フォーム:http://www.health-kanagawa.net/rapid/(別ウィンドウで開きます)

※検査当日は、枠に空きがある場合に限り、15時から電話(070-3981-7958)での受付を行っています。(当日15時から18時以外の電話応答はできません。)

 

<外国人(日本語に不慣れな方)枠>

Free HIV,Syphlis and Hepatitis B tests are available for non-Japanese speakers with the assistance of interpreters.

 Schedule:3rd Saturday of every month

 Location:Minatomachi Medical Center(6min, walk from Yokohama Station/7-6kinko-cho kanagawa-ku Yokohama-city)

 Reservation: Reservations can be made one month prior to your travel date.Please check the link. https://health-kanagawa.net/(別ウィンドウで開きます)

In case of any inquiry, please contact us from the following QR codes or e-mail address.

《English・Thai》Minatomachi Meidcal Center https://line.me/ti/p/FBFCO27DrE(別ウィンドウで開きます)

english

《Spanish・Portuguese》CRIATIVOS https://p-latino.ptokyo.org/(別ウィンドウで開きます)

spanish

《Other languages》info@health-kanagawa.net

 

<MSM枠>

MSM(男性同性間性的接触者)向けに専門問診票での検査を行っています。該当されない方は<一般枠>からお申込みください。

HIV、梅毒に加え、B型肝炎の検査も行います。

予約フォーム:https://health-kanagawa.net/quick(別ウィンドウで開きます)

※検査当日は、枠に空きがある場合に限り、15時から電話(070-3981-7958)での受付を行っています。(当日15時から18時以外の電話応答はできません。)

陽性者の方・医療機関の方への情報

相談について

エイズについての相談は、保健所、専用電話等様々なところで相談できます。無料・匿名でプライバシーは守られます。

面談希望の方は、まず保健所に電話をしましょう。

詳細は「HIV・エイズ相談」のページをご参照ください。

エイズ専門カウンセラー派遣制度について

県のエイズ専門カウンセラーとの面談を希望される方は通院されている医療機関にご相談ください。

(医療機関の方へ)

エイズ専門カウンセラー派遣制度の利用をご希望の方は健康危機・感染症対策課までご連絡ください。

歯科診療紹介事業について

歯科診療についてお困りのHIV陽性者の方に対し、病院や歯科診療所を紹介しています。

受診の手続きについては、(公社)神奈川県歯科医師会 TEL 045-681-2172(平日10時00分から17時00分)までご連絡ください。

HIV歯科診療【表】     HIV歯科診療【裏】         チラシはこちらから(PDF:638KB) 

 

HIV陽性者向け冊子「たんぽぽ」(神奈川県版)について

HIV陽性告知された方に向けた情報冊子を発行しています。送付をご希望の医療機関・県内自治体の方は健康危機・感染症対策課までご連絡ください。

<R5年度改訂版はコチラ(PDF:5,528KB)

注意事項■当該出版物は著作権法に保護されるものであり、「私的使用のための複製」や「引用」など著作権法 上認められた場合を除き、無断で複製・転用することはできません。

関連情報

HIV検査情報

県内の情報

多言語でのHIV・エイズ情報

日本にいる、日本語を母語としないゲイ・バイセクシュアル男性のために、HIV/AIDSの基本情報をそれぞれの言語でまとめたウェブサイトです。

医療機関情報

全国のエイズ治療拠点病院を検索できます。

国内外のHIV感染症の治療・研究機関との連携のもと、新しい治療法開発のための臨床研究や最先端の医療情報の提供、医療従事者などへの研修の開催、ACC患者ノート(かんじゃ・こころ・くらし・くすりノート)の発行などを行っています。

その他の情報

統計情報

神奈川県における統計情報を掲載いたします。

HIV感染者・AIDS患者統計(2023年)(PDF:1,656KB)

 

全国データの詳細は、厚生労働省エイズ動向委員会の報告(API-Net)をご覧ください。

レッドリボンとは

レッドリボン(赤いリボン)は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
 このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題になってきた1990年頃です。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにエイズが広がり、エイズで死亡する人々が増えてきました。
 そうした仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を表すため、赤いリボンをシンボルにした運動が始まりました。
 この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンはあなたがエイズに関して偏見をもたない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージを持っています。

かながわレッドリボン運動

平成6年に横浜で開催された第10回国際エイズ会議への取り組みの成果を一過性のものに終わらせないために開始しました。本県において、HIV/エイズの感染拡大防止とHIV感染者、患者に対する偏見や差別のない社会をつくる為、県民の方に広くHIV・エイズの正しい知識を普及を目的に行なっています。

20181107hiv

かながわレッドリボン月間

本県では、毎年11月16日から12月15日をHIV/エイズ対策強化月間として設定し、この期間にHIV/エイズに関する活動を集中させて効率的な普及啓発活動を行なっています。

エイズ対策推進協議会

神奈川県エイズ対策推進協議会は、令和6年度をもって廃止しました。

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。