更新日:2020年10月7日

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平成29年度研究成果

平成29年度研究成果

(1)普及奨励事項
直ちに生産現場等において普及指導に利用できる成績、行政施策に反映できる成績、研究の現場で広く使われ得る新手法や新知見等の成績。

成果名

・ 農家の優秀な牛の体内から卵子を吸引し雌子牛を多く作る技術を実用化しています
・ トウモロコシ二期作の1作目での利用に適した早播き用サイレージ用トウモロコシ品種
・ 二毛作及びトウモロコシ単作での利用に適した遅播き用サイレージ用トウモロコシ品種
・ トウモロコシ二期作の2作目での利用に適した夏播き用サイレージ用トウモロコシ品種
・ 高消化性・紫斑点病抵抗性ソルガム新品種「東山交37号」の特性
・ トウモロコシ二期作の安定多収栽培のための品種の組み合わせ
・ 系統豚ユメカナエル(L)の維持に関する試験
・ 直売所来店者は鶏卵には「朝産み卵」、豚肉には「給与している餌の表示」へのニーズが高い
・ いせはら地ミルクの「クリームが浮く牛乳」「生産者限定」という特徴が消費者に訴求力がある

 

(2)指導研究に有効な情報
指導者行政担当者、研究者などの参考になり、また研究として一定の知見を得た成績。

成果名

・ 黒毛和種牛の過剰排卵処理でプロスタグランジンF2α投与を省略しても採卵成績は変わらない
・ 性選別精液を用いた実用的な体内胚採取方法において性選別精液本数を4本から2本に減らしても採卵成績は変わらない
・ 牛胚凍結前にP糖蛋白質増強剤添加培地で培養すると移植後の受胎率が向上する
・ 体外成熟培養の初期にMAPK阻害剤を添加すると胚盤胞発生率が向上する
・ トウフ粕を麹菌で発酵させた飼料の抗酸化機能は高いが、それを給与した黒毛和種肥育牛の出荷時の増体重、枝肉重量、肉質について差は認められない
・ ロールベールサイレージから放散するアンモニアガスの測定方法と放散アンモニア量によるサイレージ品質の推定方法
・ 母豚飼料に添加した香料が子豚の嗜好性に与える影響に関する研究
・ 酒粕発酵物の繁殖母豚及び離乳子豚への給与による影響
・ 酒粕、トマトジュース搾り粕、オリーブ油搾り粕の飼料化の検討
・ 地鶏にはコク、うま味、甘み、弾力のある食感を求めている
・ 採卵鶏への卵質改善添加剤給与は同一資材でも銘柄により効果に差がある
・ 「かながわ鶏」への日本酒製造残さ(中ぬか)給与は発育、産肉性、肉質に影響を与えず、飼料費を削減することが可能である
・ 飼料の異なる肉豚ふんから揮散する悪臭防止法規制22物質以外の悪臭成分として、6成分を検出した
・ 開放豚舎の開口部に遮光ネットを設置し散水する手法、豚舎内で細霧を発生する手法により、粉塵を低減することができた
・ 2基の密閉縦型発酵装置の原料投入を7時間ずらして排気熱の高い側から熱回収すると40℃以上の温水回収時間が、1基稼働時の1.3倍になる
・ 乳牛ふんと食品残さを混合堆肥化する際の発生臭気には微量でも不快に感じられる悪臭成分が多く検出される

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