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初期公開日:2025年11月4日更新日:2025年11月4日

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水稲品種「にじのきらめき」を新たに奨励品種に選定しました!

2025年11月04日
記者発表資料

県では、国や他県等が育成した稲や麦の品種の中から、県内の栽培に適した優良な品種を「奨励品種」として選定し、導入と生産拡大を促進しています。令和7年10月17日に県と生産者団体等で構成する「神奈川県稲麦等奨励品種等審査会」を開催し、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が育成した水稲品種「にじのきらめき」が、暑さに強く、収量も多いことから、新たに奨励品種に選定しました。

1 経緯

 県内の水稲は、早生品種である「はるみ」や「キヌヒカリ」、中生品種である「てんこもり」が主に栽培されていますが、近年の夏の猛暑により、品質や収量の低下が問題となり、生産現場からは暑さに強い品種の導入が求められていました。

 このため、県農業技術センターにおいて、令和3年から6年まで、奨励品種等決定調査を行ったところ、「にじのきらめき」が最も有望な品種であることが分かり、審査会で栽培特性などを検討した結果、奨励品種に選定しました。

2 「にじのきらめき」の特徴

早生品種で、田植は5月下旬から6月中旬、収穫は9月上旬から9月下旬となります。

収量は「キヌヒカリ」より多収となります。

暑さが続くと発生が増える「白未熟粒」(コメが白く濁ること)は少ない傾向にあり、暑さに強いという特徴があります。

 

なお、「にじのきらめき」は、令和6年度末現在、6県で奨励品種に採用されています。


3 今後の予定

 県内のJAでは、令和7年11月から令和8年まき水稲種子の注文受付が始まり、「にじのきらめき」も注文を受け付けます。

 新しいお米として、県民の皆様に食べていただけるよう、JAや市町村等と連携して生産拡大を図っていきます。

 

参考資料;奨励品種「にじのきらめき」について(PDF:226KB)

問合せ先

神奈川県環境農政局農水産部農業振興課

課長 原 電話045-210-4420

生産振興グループ 黒澤 電話045-210-4427

  • 13.気候変動に具体的な対策を

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