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更新日:2025年3月19日
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承継分収林に関するページです。
社団法人かながわ森林づくり公社が平成22年4月5日に解散したことに伴い、県が分収林契約上の権利義務を承継した森林を「承継分収林」と呼んでいます。
これらの森林は、昭和43年に社団法人神奈川県造林公社が設立され、土地所有者に代わって民有地に造林を行ってきたのが始まりです。その後、「神奈川県造林公社」は、「神奈川県森林公社」、「かながわ森林づくり公社」と名称を変え、平成22年に解散となるまでに神奈川県下12市町村で造林を行い、森林の管理及び整備を行ってきました。
令和7年3月末現在の契約面積は3,661ヘクタールです。
平成29年度から順次、契約の満了を迎えており、面積は年々減少しています。
承継分収林は、昭和43年から順次造林され、平成22年までの間、かながわ森林づくり公社によって計画的な管理・森林整備が行われてきました。県への移行後も引き続き、木材生産を目的として間伐、枝打ち等の森林整備を行っています。
○間伐前後
○間伐材の搬出
作業道を作設し、高性能林業機械ハーベスタを用いて伐採と造材を行います。
土場と呼ばれる一時集材場所で木材の状態によって仕分を行い、神奈川県森林組合連合会林業センターへ運搬され、一部が木材市で販売されました。
平成29年度から、承継分収林のうち、林道から遠い(概ね200m以遠)など、将来にわたって収益を見込むことが困難と判断された森林については、土地所有者の意向を確認したうえ、「環境保全分収林」として契約変更を進め、20年間期間を延長して水源かん養機能の高い森林を目指して整備を行っています。
○径路の新設前後
林内作業を安全に行うために、地形状況に合わせて径路を新設しています。
○丸太筋工の設置
土壌の流出を防ぐために、斜面を流れる雨水を分散させる丸太筋工を設置しています。
承継分収林の整備状況等について知っていただくため、承継分収林の契約者等を対象とした「分収林だより」を年1回発行しています。
令和6年度発行
過去の分収林だより(結合版)
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