更新日:2023年12月14日

ここから本文です。

第10回 山・川・海の連続性を考える県民会議

県では、山から海までの土砂の流れを一体として捉えた、総合的な土砂管理による川づくり・なぎさづくりの取組を進めています。そこで、なぎさづくりの取組として、茅ケ崎海岸で行っている砂浜を回復させる事業(養浜)を専門家の説明を聴きながら見学し、県民の皆様と意見交換を行う「第10回 山・川・海の連続性を考える県民会議」を開催しました。

1.開催日時

令和5年11月11日(土曜日)12時から16時30分まで

2.タイムスケジュール

時間

内容

12時00分 JR東海道線辻堂駅周辺集合
13時30分 茅ケ崎海岸中海岸地区を見学
14時30分 茅ケ崎海岸菱沼海岸地区を見学
15時30分 藤沢土木事務所汐見台庁舎で意見交換
16時30分 辻堂駅周辺で解散

3.参加人数

13名

4.主催

神奈川県、なぎさづくり促進協議会

5.開催結果

現地見学会

一般財団法人土木研究センターなぎさ総合研究所の宇多所長から、茅ケ崎海岸中海岸地区と菱沼海岸地区で実施している養浜事業の効果について説明を受けながら現地を見学しました。

海岸現地見学2

茅ケ崎海岸(中海岸地区)

海岸現地見学4

茅ケ崎海岸(菱沼海岸地区)

 

海岸現地見学3

茅ケ崎海岸(菱沼海岸地区)

 

 

 

意見交換会

宇多所長から茅ケ崎海岸(中海岸地区及び菱沼海岸地区)の現地調査結果や養浜事業の効果について説明をいただいた後に参加者の皆様と意見交換を行いました。

茅ケ崎海岸(中海岸地区と菱沼地区)のUAV画像の判読(PDF:5,561KB)

茅ケ崎海岸(中海岸地区と菱沼地区)の現地調査(PDF:3,505KB)

座長
柴山 知也 早稲田大学理工学術院教授
討論者
宇多 高明 (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所長
嶋崎 明寛 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所長
加藤 充宏 神奈川県環境農政局水産技術センター相模湾試験場主任研究員
竹内 章裕 神奈川県県土整備局河川下水道部河港課長
田村 貴久 神奈川県県土整備局河川下水道部防災なぎさ担当課長

意見交換会2

意見交換会3意見交換会1

主な質問・意見

<参加者>

長い時間をかけて、養浜をして砂浜が回復しても、ダム等が建設されたことにより砂浜が減ったとすると、また同じことが繰り返されてしまわないかと不安に思っている。根本的に何かできることはないか。

<討論者>

かつては海岸侵食が起こると、そこに離岸堤を作って侵食を食い止めるということしかしていなかった。波によって砂がどう動くかよく分からなかったが、50年経って海岸の繕いができるようになった。元のようには戻らないけれども、今の状況からどうやったら元々あった循環を取り戻せるようになるかということが再設計できるようになった。

<討論者>

県では、平成23年に海岸侵食対策計画を作っており、海岸を維持して、守っていこうというスタンスに変わった。10年ぐらいの単位で海岸の状況を把握しながら、養浜により維持管理を続けていく方向に舵を切っている。

<参加者>自分たちのボランティア団体は毎月海岸清掃をやっているが、一昨年、茅ケ崎海岸のヘッドランドの前をブルで押したら表面15cmくらいのところに小さなプラスチック片がドラム缶3分の2くらい出てきた。川に落ちたときはたぶん大きなプラスチックだったと思うが、川の力、波の力、紫外線でどんどん小さくなると人力で取るには無理がある。川にプラスチックが流れないように各市町村に大きな働きかけをしてもらいたい。

<討論者>

砂浜の砂に混じり込んだプラスチックをどう分離するか、海外の研究により、かなり力学的な特性が分かってきたので、そのうち技術者の中からこうすればいいという提案が出てくると思う。

<参加者>中海岸で養浜した盛土の色は浜の色から見ると茶色く、海岸の姿として違和感があるが、そこは妥協しないとダメか。波打ち際にいくと綺麗な砂になっている。

<討論者>

技術者の立場は住民に我慢させることではない。妥協せず、もっと改善の方法があるんじゃないかという要求を突きつけ、技術者たちがその解決方法を考える。それが仕事だと思っている。

アンケート結果抜粋

本日の県民会議に参加された感想や要望等

次回は友人を誘いたいと思います。とても勉強になりました。

大変勉強になりました。専門家の先生、所長のお話、担当課の方のお話、とても興味深く聴きました。ぜひクォータごとなど、ピンポイントに開催いただき、地元の皆様のご理解を得るためにぜひお願いいたします。

何気なく訪れている海が、20年かけて今の姿になっていることを体感できてとても良かったです。「血の流れと同じように土砂の流れも考える」というお言葉が印象的でした。

自然を相手に20年にわたり、養浜を毎年3万立方メートルの砂を運び入れている事を知り、また、砂浜を多くの方々で守っている事に感謝します。川~海へプラスチックの流れ込みを防ぐ方法を考える。砂に混ざったプラスチックを取り除く方法も大きな課題であると知りました。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は県土整備局 河川下水道部河港課です。