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初期公開日:2025年4月25日更新日:2025年4月25日

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令和6年度も殺処分ゼロ!(犬12年、猫11年)
-ペットのいのちも輝く神奈川の実現に向けて-

2025年04月25日
記者発表資料
(県政・平塚記者クラブ同時発表)

令和6年度も「神奈川県動物愛護センター」に保護された犬と猫の殺処分がゼロになりました。犬は平成25年度から12年間、猫は平成26年度から11年間殺処分ゼロを継続しています。

1 ペットのいのちも輝く神奈川の実現に向けた取組

県では、「かながわペットのいのち基金」を活用し、動物愛護センターに保護された犬や猫について、公益社団法人神奈川県獣医師会と連携した病気やケガの治療や、ドッグトレーナーによる人に馴れていない犬のしつけや訓練の実施、また、譲渡会の開催など、犬や猫のいのちを守り、譲渡につなげる取組を推進してきました。

この間、ボランティアや獣医師など保護動物に関わる皆さんのご尽力や、県民の方々の温かい想いにより、保護された多くの犬や猫を、新しい家族に迎えていただきました。

一方で、多頭飼育崩壊等、飼い主の何らかの事情により、手放されて保護される犬や猫は後を絶ちません。

ペットを飼っている県民の皆さんは、その動物が命を終える最後まで責任を持ち、適切な飼養をお願いします。

県は、今後も、ボランティアの皆さんや関係機関と連携し、飼い主が責任を持って、適切に、最期までペットを飼育するよう普及啓発を行うほか、動物愛護センターの犬や猫の収容数の減少、譲渡及び返還の推進に取り組んでいきます。

治療 ◀動物愛護センターでの治療の様子

 

 

 

 

 

馴化◀ドッグトレーナーによる犬の馴化訓練の様子

2 安楽死処置の実施

県では、動物愛護センターで保護した犬や猫のうち、回復の見込みがない病気やケガによる苦痛がある場合などには、苦痛からの解放のため安楽死処置をすることがありますが、殺処分ゼロ達成(犬は平成25年度、猫は平成26年度)以降は行った事例はありませんでした。

しかし、令和6年度に、飼い主から引き取った犬2頭について、安楽死処置等の判断に関するガイドラインに則り、複数の獣医師の意見を伺ったうえで、初めて安楽死処置を実施しました。

この2頭については、いずれも高齢で、収容時から後ろ足のふらつきや全身性腫瘍などの病気があったため、公益社団法人神奈川県獣医師会の協力を得ながら、懸命に治療を行っていましたが、回復の見込みがたたず、衰弱が進んでしまったため、苦痛を長引かせることなく安楽死処置を行うことが適切であると判断しました。

回復する見込みのない動物を苦痛から解放するために、動物福祉の観点から、獣医師が行う安楽死処置は、譲渡可能な犬や猫を処分するいわゆる「殺処分」とは異なるものとしています。

今後も動物福祉の観点を大事にしながら必要な措置を講じ、保護した動物の譲渡に努めてまいります。

(注記)動物愛護センターでは、横浜市・川崎市・横須賀市を除く県内地域の犬や猫などの保護を行っています。

別紙1神奈川県動物愛護センターにおける犬猫の保護、譲渡等の状況(令和6年度)(PDF:164KB)(別ウィンドウで開きます)

別紙2ぺットを飼っている県民の皆さんへのお願い(PDF:145KB)(別ウィンドウで開きます)

問合せ先

神奈川県動物愛護センター
愛護・指導課長 飯川 電話0463-58-3411 内線201

神奈川県健康医療局生活衛生部
動物愛護担当課長 石川 電話045-210-4932
生活衛生課動物愛護グループ 遠藤 電話045-210-4947

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。