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更新日:2025年10月21日
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小田原市内の飲食店を原因とする食中毒が発生し、小田原保健福祉事務所は令和7年10月21日(火曜日)に、飲食店の営業者に対し、営業禁止処分を行いましたのでお知らせします。
1 概要
令和7年10月14日(火曜日)、秦野市内の医療機関から「9月26日(金曜日)に小田原市内の飲食店を利用したところ、発熱、下痢等の症状を呈した患者を診察した。同行者複数名も同様の症状を呈していると聞いている。」旨の連絡が平塚保健福祉事務所秦野センターにありました。
当該飲食店を管轄する小田原保健福祉事務所が調査を行った結果、次の理由から、本日、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と決定しました。
2 発症状況
摂食者数 |
20名(男性:9名、女性:11名)(調査中) |
患者数 | 8名(男性:4名、女性:4名)(調査中) |
入院者数 | 0名(入院者はおらず、快方に向かっています。) |
初発日時 | 令和7年9月29日(月曜日) 4時00分頃(調査中) |
主な症状 | 下痢、腹痛、発熱等 |
3 原因施設
名称 | 相州 鳥ぎん 本店 |
営業者 | 株式会社 椎野 代表取締役 椎野 宏昭(しいの ひろあき) |
業種 | 飲食店営業 |
所在地 |
神奈川県小田原市栄町1-14-5 |
4 原因と措置
原因食品 |
調査中 9月26日(金曜日)に提供された主なメニュー とろ鴨前菜、う巻、ミニカニサラダ、汁椀蒸し、串焼き、鳥三色釜めし等 |
病因物質 | カンピロバクター・コリ |
措置 |
原因施設に対して、10月21日(火曜日)から営業禁止 (なお、同施設は10月20日(月曜日)14時から営業を自粛しています。) |
5 検査状況(10月21日(火曜日)15時現在)
患者便 |
細菌8検体(3検体カンピロバクター・コリ陽性、5検体陰性) ノロウイルス8検体(8検体陰性) |
拭き取り | 細菌5検体(5検体陰性) |
|
件 数 |
患 者 数 |
死 者 数 |
令和7年1月1日から10月20日 |
73件 |
804名 |
0名 |
令和6年同期 |
73件 |
787名 |
0名 |
令和6年(1月から12月) |
84件 |
951名 |
0名 |
カンピロバクターは細菌の一種で、ジェジュニやコリなどの菌種があり、鶏、牛、豚、ペット、野生動物などの消化管内に生息しています。
食中毒の事例では、鶏肉や鶏レバー等の生食や加熱不足によるものがあります。
神奈川県小田原保健福祉事務所
食品衛生課長 石原 電話 0465-32-8000 内線3281
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 宮崎 電話 045-210-4930
食品監視グループ 藤嶋 電話 045-285-0741
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。