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更新日:2022年11月4日

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毒キノコによる食中毒の発生に伴う注意喚起について

2022年11月04日
記者発表資料
(県政・秦野記者クラブ同時発表)

 11月2日(水曜日)、秦野市内の消防機関から、「本日、キノコを喫食して体調不良を呈した患者を救急搬送した。」旨の連絡が平塚保健福祉事務所秦野センターにありました。
 当センターで調査を行ったところ患者が秦野市内の山林でキノコを採取し、自宅で調理して喫食したことが判明しました。
 患者が食べたキノコ調理品の残品を調べたところ、ツキヨタケと確認されたこと、症状がツキヨタケの中毒症状と一致していること、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、本日、ツキヨタケを原因とする食中毒と決定しました。
 本事例は、家庭での調理に伴う食中毒ですが、広く注意喚起を行うために公表するものです。

1 摂食者数

1名(男性:1名)

2 患者数

1名(男性:1名)

3 入院者数

1名(男性:1名)11月3日(木曜日)に退院しています。

4 初発日時

令和4年11月2日(水曜日)8時00分頃

5 主な症状

嘔吐、下痢等

6 原因施設

家庭

7 原因食品

ツキヨタケ
(注記)自宅で調理したもの

8 病因物質

植物性自然毒


県民の皆さんへ

ツキヨタケとは

夏から秋に多く、ブナ、イタヤカエデなどに重なり合って発生します。

傘は大型で10~20cm程度。初め黄褐色で、成熟すると紫褐色~暗紫褐色。

食後30分~1時間程で嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。幻覚痙攣を伴う場合もあるが、翌日から10日程度で回復する。

間違えやすい食用キノコは、ヒラタケ、ムキタケ、シイタケなど。

  間違えやすい食用キノコ
ツキヨタケ ヒラタケ ムキタケ シイタケ
ツキヨタケ.PNG ヒラタケ.PNG ムキタケ.PNG シイタケ.PNG

厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」より引用
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/kinoko_det_06.html

毒キノコによる食中毒に注意しましょう

 毒キノコによる食中毒防止のために、次のことに十分注意してください。

  • 食用と確実に判断できないキノコは、絶対に「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」
  • 誤った言い伝えや迷信を信じない。(茎が縦に裂けるキノコは食べられる、ナスと煮れば毒が消える等)
  • キノコは発生場所や発生時期により、図鑑の写真と色や形態が異なる場合も多いため、安易に判断しない。

神奈川県の食中毒発生状況(本日発表の1件を含む)

 

 

件 数

患 者 数

死 者 数

令和4年1月1日~11月4日 17時

52件

 366名

0名

令和3年同期

42件

 277名

0名

令和3年(1月~12月)

 51件

295名

0名

 

(問合せ先)

神奈川県平塚保健福祉事務所秦野センター
食品衛生課長 相原 電話 0463-82-1428 内線260
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 土肥 電話 045-210-4930
食品衛生グループ 植村 電話 045-210-4940

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。