更新日:2026年4月15日

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脂肪肝に気をつけて!

脂肪肝について紹介しています。

脂肪肝に気をつけて!

脂肪肝って何?

肝臓に脂肪が多くたまった状態が、脂肪肝です。
脂肪肝には、お酒を飲み過ぎた人がなるアルコール性の脂肪肝と、お酒をあまり飲んでいないのに肝臓に脂肪がたまってしまう非アルコール性の脂肪肝があります。
お酒の飲み過ぎは脂肪肝にとどまらず、肝炎や肝硬変になることがよく知られていますが、お酒をあまり飲んでいない非アルコール性の脂肪肝の人でも、同じように肝臓の病気が進行してしまうことがあります。

肝臓にはどんな役割があるの?

肝臓は、腸で消化・吸収した様々な栄養素を取り込んで分解したり、新たに合成したりして、バランスよく全身に供給しています。
食事で摂った糖分は、通常はグリコーゲンとして肝臓に一時的に貯蔵されますが、過剰な糖分は中性脂肪に変換されて肝臓にたまります。
食事で余分に摂った脂肪分はもちろんのこと、タンパク質が分解されてできるアミノ酸も、過剰な分は脂質に変換されます。

どうして脂肪肝になるの?

食べ過ぎ運動不足などにより、食事で摂ったカロリーが消費量を上回ると、肝臓で中性脂肪が多く作られ、脂肪肝になります。
一方で、近年、体質(遺伝的な原因)や腸内細菌等、肥満や生活習慣以外の要因が影響する場合があることが明らかになってきました。肥満がない人(BMIが25未満)でも、脂肪肝になる場合があります。
注 BMI 肥満度の指標で、25以上が肥満、18.5未満が低体重とされます。

 

脂肪肝が進行すると・・・?

肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、多少の負担がかかっても、すぐには症状が現れません。脂肪肝になっても、自覚症状は何もない人がほとんどです。
しかし、脂肪肝の状態が長く続くと、約10~20%の人は徐々に悪化して肝硬変に進行したり、なかには肝がんを発症することがあります。
また、脂肪肝の多くは、糖尿病や高血圧症、脂質異常症等といった生活習慣病や、脳梗塞や心筋梗塞の原因と言える動脈硬化とも密接に関係しています。
他にも、様々な病気のリスクが高くなることも明らかになっているので、多くの病気への注意も必要です。

脂肪肝を改善したい!

1 自分の体格や体重を確認
BMIが25以上になっていないか、ウエスト周囲径が増えていないか(男性85cm以上、女性90cm以上)に注意しましょう。
今、BMIやウエスト周囲径が基準を上回っている人は、食事や運動などで、体重やウエストサイズを減らしましょう。
ただし、BMIが18.5未満の人は、過度なダイエットを控えましょう。
注 BMIの算出方法体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

2 検査を受けよう
血液検査や画像検査を受けて、ご自身の今の肝臓の状態を確認しましょう。
健康診断の結果では、血液検査のALT(GPT)やAST(GOT)、γ-GTPの数値や、腹部超音波検査(エコー)の所見から、最近の状態が確認できます。

3 生活習慣を見直そう
食習慣や運動、睡眠など生活習慣を改善することが大切です。

4 食事はバランスよく
食事は3食摂り、主食・主菜・副菜を組み合わせたバランスの良い食事を心がけるとともに、一日の総摂取カロリーを適正に保つことが有効です。
食べ過ぎに注意し、過度な糖質や脂肪分の摂取は控えましょう。

5 運動で体内の脂肪を燃焼
ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を週3~4回、30分以上行いましょう。
関節に負担をかけない程度の筋肉トレーニングやヨガなどの運動を加えると、筋肉量が増加して基礎代謝も高まるので、さらに効果的です。

 

関係資料

「患者さんとご家族のためのNAFLD/NASHガイド2023」一般社団法人 日本消化器病学会

「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患」国立健康危機管理研究機構肝炎情報センター

「肝臓がん」国立研究開発法人国立がん研究センター
 

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