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更新日:2024年8月23日

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ヤポンノキの新品種「八剱枝垂れ」

バラのアーチング栽培における高設ベンチに30℃の温湯パイプを設置する方法で株元加温を行ったところ、採花本数が増加し、切り花長が10cm増加、開花までの日数が短縮され、節数が2節増加しました。

ヤポンノキの新品種「八剱枝垂れ」(やつるぎしだれ)

神奈川県農業技術センターでは、ヤポンノキの新品種「八剱枝垂れ」を育成しました。

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特徴

パラソルを閉じたような樹姿が目を引きます。枝が横に広がらないので狭い空間にも植栽しやすく、常緑で病害虫の発生がほとんどないので管理に手間がかからないのも魅力です。樹勢は旺盛で、樹高は5年で1.5m位になります。姿を活かしたシンボルツリーとしてもおすすめの品種です。

名前の由来

強い枝垂れ性の樹姿から両刃の剣を連想して、育成地の平塚市吉沢地区にある「八剱神社」に因んで命名しました。

「八剱枝垂れ」の育成経過

ペンジュラの実生から良好な枝垂れ性樹形を有する株の選抜を続けて、特に強い枝垂れ性を有する1株を選びました。

ヤポンノキとは・・・

ヤポンノキはアメリカ原産の雌雄異株の常緑高木です。小葉が密につき、枝はやや白くツゲに似た外観で、主に垣根やトピアリーとして利用されています。

「八剱枝垂れ」の品種特性(PDF:168KB)

このページに関するお問い合わせ先

生産技術部(果樹花き研究課)
電話 0463-58-0333 内線330から336

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