ナスの新品種 「サラダ紫」

掲載日:2021年5月26日
サラダ紫

神奈川県では、200ha、5,000tのナスが栽培・生産されていますが、収穫後そのままサラダで食べられる新たなナス品種が育成できれば、需要は一気に拡大するものと期待されます。そこで、農業技術センターでは、平成15年から、株式会社サカタのタネと共同で、両親の優良形質を組み合わせて育成する一代交雑手法を用いて、ジューシーなナスの新品種育成に取り組みました。120系統を越える選抜・検定栽培の結果、現地試作でも高い評価を得た一代雑種系統を「サラダ紫」と命名し、ここで品種登録出願を行いました。

[特性]
「サラダ紫」は、葉が濃い紫色で普通のナスに比べて花が4~5花と多くつきます。また、果実は特徴的な巾着型をしているだけでなく、果実を強く握ると果汁がしたたり落ちるほど多汁質です。そのため、比重は0.9(普通の品種は0.7程度)もあり、手に取るとずっしりとした重量感があります。また、一般品種に比べ糖含量も多く、果実を切った後も変色しにくいので、そのままサラダ感覚で食べても大変おいしい、全く新しいタイプのナスです。

サラダ紫の草姿