大山そだち
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大山そだちの開花状況
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大山そだちの採種
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農業技術センターでは、育成した「大山そだち」の原種を採種しています。
原種とは農家などで一般に栽培する種子の基となる種子で、食味や草姿、耐寒性、収量などその品種が持っている重要な性質が正しく受け継がれるよう細心の注意を払って行われています。
「大山そだち」の開花時期は、穫り残した野菜や野草など他のアブラナ科植物も一斉に開花します。蜂が花粉を媒介する為、周囲から同種の植物をできるだけ無くしておかなければなりません。性質が安定し、選抜の必要がない「大山そだち」ではビニールハウスの周りを虫の通らない網で囲って採種栽培を行いました。
採種された原種種子は、JA伊勢原大山支所の「大山菜生産組合」の皆さんの手で、採種親として、翌年の秋以降に生産する「大山そだち」のタネ取りに使われます。
「大山そだち」は伊勢原市の名産品である「おおやま菜漬け」の原料に使われ、「かながわの名産100選」および「神奈川ブランド」としても親しまれています。