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更新日:2024年3月1日

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堆肥などの品質表示について

たい肥など特殊肥料の品質表示について

法令により、特殊肥料の区分のうち「堆肥」と「動物の排せつ物」(旧名称:家畜および家きんのふん)は表示票の添付が義務づけられています。表示項目は、肥料の名称肥料の種類届出をした都道府県表示者の氏名又は名称及び住所正味重量生産(輸入)した年月原料主成分の含有量等の8項目です。これらの肥料を生産、販売するときは、定められた様式(下の表示例を参照)にしたがって表示票を作成し、必ず添付してください。


表示票を作成するときの注意点

  1. 「肥料の名称」は、届出書に書いた肥料の名称を記入します。
  2. 「表示者の氏名又は名称及び住所」は、届出書に記入した届出人の氏名(名称)と住所を記入します。
  3. 「正味重量」は、キログラム(kg)表示で記入します。容積量をリットル(L)で併記することはできますが、正味重量も必ず表示します。
  4. 「生産(輸入)した年月」は、次のいずれか例により記載します。

    令和元年12月 元.12 2019.12

    ※生産業者の場合は「生産した年月」、輸入業者の場合は「輸入した年月」と表示してかまいません。

  5. 「原料」は表1を参考に、「牛ふん」、「もみがら」など一般的な名称で表示します。また、表示の順序は混合した重量が大きい順に記入し、下の表示例のように備考で重量の大きい順であることを記載します。なお、原料が1種類の場合、備考の文章を記載する必要はありません。

    ※「生産した年月」と「原料」は、記載箇所を表示した上で、欄外に表示することができます。

  6. 「主成分の含有量等」は、表2に従って記入します。
    • 乾物当たり表示をする場合は、「(乾物当たり)」と記入します。
    • 表示する数値は幅をもたせず、一つの値で表示します。
  7. 表示票の枠内には、指定された項目以外の内容を表示してはいけません。なお、欄外には、肥料の品質について誤解を与えない範囲で、自由に表示をすることができます。

    (例:指定成分以外の成分、連絡先住所の表示)

  8. バラ積みやトランスバッグなど、一括して多量に出荷する場合は、表示票の印刷物を渡すなどして、必ず表示票が利用者まで届くようにしてください。

原料の表示用語の例

 
原料の種類 一般的な名称
植物質原料 草由来 稲わら、麦わら、野草、もみがら、わら類
樹木由来 おがくず、チップ、樹皮、剪定枝、剪定くず、チップダスト、落ち葉、かんなくず、木質系残さ
その他 コーヒーかす、カカオ豆皮、なたね油かす、ごま油かす、茶かす、豆腐かす、オレンジジュースしぼりかす、ビールかす、野菜残さ、海草(藻)かす、米ぬか、きのこ菌床、植物質加工残さ
動物質原料 し尿由来 牛ふん、豚ぷん、鶏ふん、牛のふん尿
水産動物由来 魚かす、カニがら、甲殻類質肥料、水産動物残さ
畜産加工物由来 肉かす、血粉、蒸製骨粉、羽毛
その他 動物質加工残さ
その他 生ごみ由来 家庭生ごみ、給食生ごみ、社員食堂生ごみ、外食産業生ごみ、厨芥くず
その他 白土、微生物資材、動植物加工残さ

※表示用語は原料の由来がはっきり分かるものであれば、特に制限はありません。

 

表2 主成分の含有量等の表示の要領

 
項目 表示の要否 表示単位 誤差の許容範囲 表示桁数
窒素全量
りん酸全量
加里全量
含有量の多少にかかわらず必ず表示 パーセント(%)

表示値が1.5%未満の場合は、±0.3%

表示値が1.5%以上5%未満の場合は、表示値の±20%

表示値が5%以上10%未満の場合は±1%

表示値が10%以上の場合は、表示値の±10%

小数点以下1桁まで
銅全量 原料に豚ぷんを使用したもので、現物当たりの含有量が300mg/kg以上ある場合は必要 1キログラム当たりミリグラム(mg/kg) 表示値の±30% 整数
亜鉛全量 原料に豚ぷん又は鶏ふんを使用したもので、現物当たりの含有量が900mg/kg以上ある場合は必要
石灰全量 石灰を使用し(飼料に添加される場合を含む)、現物当たりの含有量が15%以上ある場合は必要 パーセント(%) 表示値の±20% 小数点以下1桁まで
炭素窒素比 数値の多少にかかわらず必ず表示 単位なし 表示値の±30% 整数
水分含有量 乾物当たりの数値で表示する場合は必要 パーセント(%) 表示値の±20% 小数点以下1桁まで

表示例

taihiHi

※太字の文字は表示項目なので、語句を変えずに記載します。


問い合わせ先

神奈川県農業技術センター 病害虫防除部

259-1204 平塚市上吉沢1617※事務室は庁舎5階にあります。

電話 0463-58-0333(代表)

FAX 0463-59-7411

このページに関するお問い合わせ先

病害虫防除部
電話 0463-58-0333 内線391から394

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