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更新日:2021年6月22日

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神奈川ME-BYOリビングラボ実証事業を実施します!

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県は、株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団(※1)から県民の未病改善を促す実証事業の提案を受け、「神奈川ME-BYOリビングラボ(※2)」で採択しました。

今回の事業では、高齢者等が要介護状態に至る大きな要因とされる「転倒」の予防に資するソリューションの開発につなげるため、「歩き」を見える化するデバイス「AYUMI EYE(※3)」を介護施設等の機能訓練(測定)に組み込み、得られたデータから利用者の意識・行動変容とスタッフに与える負担軽減等の変化を検証するとともに、歩行機能への影響の可能性も探索します。

なお、本事業は、平成30年10月に神奈川県と東海大学、県内の複数の自治体などが参画して発足した「東海大学地域の健康課題解決推進会議(※4)」による産学連携の第1号事業となります。

1 実証事業の概要

(1)実証事業者:株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団(東京都港区)、東海大学(平塚市)

(2)テーマ名:「歩行解析デバイスAYUMI EYEのリハビリや介護分野への適用研究」

(3)対象となる未病領域:生活機能(高齢者の運動機能)

(4)実施期間:令和2年1月から同年3月までの3か月間

(5)実証事業への参加者の条件:実証事業にご協力いただける県内の医療機関・介護施設(以下、実証フィールド)が提供する機能訓練の利用者で歩行可能な方100名(以下、歩行測定者)と機能訓練を指導するスタッフ20名(以下、スタッフ)。年齢・性別不問

(6)実証フィールド:令和2年1月31日(金曜日)まで募集(以下は既に決定している実証フィールド)

事業所名 住所
医療法人社団成仁会 長田病院
横浜市港南区丸山台2丁目2-10
社会福祉法人啓生会 機能訓練特化型デイサービス アーブル・ヴェール 三浦市三崎町諸磯1112-17
社会医療法人社団三思会 介護老人保健施設さつきの里あつぎ
厚木市船子322-1
医療法人社団柏信会 介護老人保健施設グリーンハウス逗子
 逗子市桜山6丁目1355

(7)期待される効果:機能訓練実施時に定期(原則、毎回)の歩行解析を行うことで、利用者はトレーニング等の成果を容易に確認でき、またスタッフも利用者の状態に応じた運動等の提案や、他のスタッフ(ケアマネージャー等)・ご家族とのコミュニケーションが容易になるなど、利用者のモチベーション向上(運動の習慣化)とスタッフの負担軽減等が期待される。

(8)実施内容

 項 目  期 間  

 ア 測定(1)

(ベースライン調査)

2週間  歩行測定者に直線で6~10メートル歩行してもらい、推進力、バランス、リズムを測定(スタッフが測定補助)
 イ 測定(2) 1.5か月  歩行測定者にアと同様に歩行してもらい、測定結果を取得(スタッフが測定補助)。スタッフは必要な運動等を提案

 ウ アンケート(1)

 (歩行測定者用)

開始前

開始時

終了時

 暮らしぶりや健康状態、AYUMIEYEが与えた変化等に関するアンケートを実施。事前事後の比較試験により意識・行動変容を調査

 エ アンケート(2)

 (スタッフ用)

開始時

終了時

 従来の測定とAYUMIEYEによる測定等に関するアンケートを実施。AYUMI EYEが与えた変化を調査

※実施期間:測定開始前の参加者募集、参加者への説明及び同意取得、事前アンケートの実施、及び測定後の結果のフィードバック等の期間を含めて3か月とします。

 

(※1)「株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団」について

【所在地】〒108-0074 東京都港区高輪4-24-58

【代表者】代表取締役社長 筒井 祐智

【電 話】03-5447-5470

【URL】http://www.waseda-e-life.co.jp/company/index.html

【事業内容】「早稲田イーライフ」通所介護・介護予防通所介護事業所の運営及び代理店展開、介護予防プログラムの普及、特定高齢者向け介護予防事業受託、介護予防コンサルティング・介護予防効果の評価・分析

(※2)神奈川ME-BYOリビングラボとは、県民が安心して未病改善に取り組むとともに、未病産業の持続的発展を促すため、県が市町村やCHO構想(健康経営)を実践する企業等と連携して、県民参加の実証フィールドを創出し、未病関連商品・サービスの検証・評価を行う仕組み

(※3)「AYUMI EYE」について

3次元加速度センサーモジュールとiOSアプリを用いて歩行時の加速度データに基づき歩行機能を「推進力」「バランス」「リズム」の3点から分析するデバイス

早稲田エルダリーヘルスAYUMIEYE

(※4)「東海大学地域の健康課題解決推進会議」について

地域の健康課題の解決に向け、神奈川県と東海大学、県内の複数の自治体などが連携し、企業の商品・サービスの実証事業等を大学との共同研究や学生教育等につなげ、持続的な民産学公連携の枠組みにより効果的かつ効率的に推進し成果の普及に努める会議体

東海大学地域の健康課題解決推進会議

【将来イメージ】

将来イメージ

【SDGsの推進について】

県では、SDGsの達成にもつながる取組として、県民の未病改善の実践等を促す民産学公連携による実証事業を推進する神奈川ME-BYOリビングラボに取り組んでいます。

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