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更新日:2022年11月29日

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神奈川ME-BYOリビングラボ実証事業を実施します!
~自覚症状がない段階でストレスの状態を見える化するストレスチェック指標の確立に向けた実証~

2022年11月29日
記者発表資料

SDGs

県では、県民の皆様が安心して未病改善に取り組んでいただくとともに、未病産業の持続的発展を促すことを目的とした「神奈川ME-BYOリビングラボ」を推進しています。
このたび、第一生命保険株式会社から提案のあった実証事業を採択しましたのでお知らせします。

1 実証事業の概要

近年、国の調査結果によれば仕事などに関して強い不安、悩み又はストレスを感じている労働者は5割を超える状況にあります。また、従業員数50名以上の事業場においては、法律に基づきストレスチェックが義務付けられていますが、精神障害を発病して労災認定される方は増加傾向にあり、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止することが益々重要な課題となっています。今後はこうしたストレスチェックに加え、自覚症状がない段階で、ストレスの状態を客観的な指標により認知することで、早期でのセルフケアの実施や勤務先、医療機関への相談等につながることが期待されます。
そこで本実証では、ストレスチェックが義務化されている事業場に勤める従業員を対象に、職業性ストレス簡易調査票の評価結果と、心理的ストレスが引き金となる疾患等との関係が指摘される酸化ストレス(活性酸素)指標である尿中バイオピリン濃度を比較し、その関係性を調べることで、新たなストレスチェック指標の確立に向けた検証を行います。

(1)実証事業者:第一生命保険株式会社(東京都千代田区)、第一生命ホールディングス株式会社(東京都千代田区)、国立大学法人島根大学医学部(島根県出雲市)、株式会社RESVO(川崎市川崎区)
(2)テーマ名:職業性ストレス簡易調査票と酸化ストレスマーカーの比較検討
(3)対象となる未病領域:メンタルヘルス・ストレス
(4)実施期間:令和4年12月から令和5年3月(予定)
(5)実証事業への参加者:従業員50名以上の県内協力企業に勤務する22歳から59歳までの従業員の方約200名(予定)
(6)実施内容:

項目 内容
ア 参加者募集

参加者を募集し、事業者の説明に基づき実証参加の同意を得る。

イ アンケート実施 研究に必要な個人・属性情報の確認、ストレスに関連する事項について質問する。
ウ ストレスチェック

〇職業性ストレス簡易調査票
厚生労働省が推奨する57項目の質問によるストレスチェック(参加者による自己回答)

〇バイオピリン検査サービスパック(注記)
過度な心理的ストレスを受けた時等に尿中に増加する物質「バイオピリン」を測定するストレスチェック

 

ストレスチェックの結果は、参加者本人に直接返送する。

エ 評価 職業性ストレス簡易調査票による心身的ストレス反応の値と、尿中バイオピリンの検査結果の相関関係を評価する。

注記 バイオピリン検査サービスパック
株式会社RESVOが提供する検査サービスパック。検査キットを用いて採尿した検体を郵送し、尿中のバイオピリン濃度を測定、ストレスの状態を示した結果をスマートフォン等で確認できる。優れた未病産業関連の商品やサービスを神奈川県が認定する「ME-BYO BRAND」に令和3年度に認定されたサービス。

2 添付資料

資料1:国立大学法人島根大学のプレスリリース(PDF:185KB)

資料2:株式会社RESVOのプレスリリース(PDF:243KB)

《SDGsの推進について》
県では、SDGsの達成にもつながる取組として、県民の未病改善の実践と未病産業の持続的発展を促す民産学公連携の実証事業を推進する神奈川ME-BYOリビングラボに取り組んでいます。

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問合せ先

神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室

未病産業担当課長 釆女
電話 045-285-0156

未病産業グループ 浅井
電話 045-210-2715

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