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初期公開日:2025年11月17日更新日:2025年11月17日

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使用済み紙おむつの水平リサイクルをめざして実証事業を開始します!
ー県庁版社内ベンチャー制度実証事業ー

2025年11月17日
記者発表資料

県は、葉山町及びユニ・チャーム株式会社等と協力し、県庁版社内ベンチャー制度(注記)で採択された「使用済み紙おむつのリサイクル推進事業」の実証事業を開始します。

1 目的

排出量の増加が見込まれる使用済み紙おむつのリサイクルを推進するため、効率的な回収スキームの構築を目指し、保育所等を拠点とした使用済み紙おむつの回収効果等を検証します。

2 実証について

(1)場所

葉山町内(葉山町クリーンセンター(神奈川県三浦郡葉山町堀内2286)、葉山町子育て支援センター(神奈川県三浦郡葉山町一色1493番地の1)及び葉山町内の保育所8か所及び鹿児島県大崎町内(そおリサイクルセンター(鹿児島県曽於郡大崎町菱田1218番地48))

(2)時期

令和7年11月17日(月曜日)から12月12日(金曜日)まで

(3)概要

ア 使用済み紙おむつの拠点回収

葉山町内の保育所8か所及び葉山町子育て支援センターに回収ボックスを設置し、施設を利用する保護者の家庭から出る子ども用の使用済み紙おむつを回収します。その後、回収した紙おむつの排出状況や排出量、回収に係る時間や費用等について調査を行います。

イ 回収した使用済み紙おむつの再生利用

回収した使用済み紙おむつの一部を鹿児島県曽於郡大崎町にある一般廃棄物中間処理施設へ輸送し、ユニ・チャーム株式会社の技術による水平リサイクル(紙おむつの原料となる再生パルプ等へのリサイクルの商用実証)に使用します。

ウ 再生パルプを使用したおむつの提供

ユニ・チャーム株式会社の水平リサイクル技術により再生した紙おむつ商品「RefF(リーフ)」を、保育所で実際に使用してもらい、水平リサイクルについての周知・啓発を行います。

3 取組の背景

環境省の「令和6年度使用済み紙おむつ再生利用等に関する調査業務報告書」によると、2022年度の使用済み紙おむつの排出量は、年間214~230万トンに達し、一般廃棄物に占める割合も5.3~5.7%でした。今後、高齢化に伴いさらなる増加が見込まれるため、リサイクル体制の構築が課題となっています。

本実証は、保育所を拠点とした回収スキームの効果を検証することにより、各市町村に参考としていただき、併せて、保育所を回収拠点とすることで、水平リサイクルに関する興味関心を高めることもねらいとしています。

注記 県庁版社内ベンチャー制度について

本制度は、自らが解決したいと思う社会的課題について効果的な方策を企画・提案した職員が民間のアドバイザー等からの助言・指導を受け、提案をブラッシュアップしたうえで実証・効果検証を実施し、その結果を踏まえて事業化の検討を行うものです。

《SDGsの推進について》

県では、SDGsの達成にもつながる取組として、多様な主体とのパートナーシップにより社会課題の解決に取り組んでいます。

 SDGsゴール7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」 SDGsゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」 SDGsゴール12「つくる責任 つかう責任」 SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」

問合せ先

(県庁版社内ベンチャー制度に関すること)

神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室

企業連携・SDGs推進担当課長 藏並 電話 045-285-1052

企業連携グループ 草柳 電話 045-285-0710

 

(水平リサイクル技術・再生した紙おむつ商品に関すること)

ユニ・チャーム株式会社 グローバルマーケティングコミュニケーション本部

Love Your Possibilities 広報部

電話 03-6722-1019

  • 7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 12.つくる責任、つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。