ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 健診機関での未病指標の導入に向けて、医療法人社団優和会と連携して実証事業を行います
初期公開日:2025年10月8日更新日:2025年10月8日
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県では、生活習慣、生活機能、認知機能、メンタルヘルス・ストレスの4領域の状態を見える化できる「未病指標」を、高齢者や働く世代等に活用し、未病改善に繋げる取組みを行ってきました。
このたびその一環として、健診機関での未病指標の導入に向けて、医療法人社団優和会(以下、優和会という。)が運営する「ココットさくら館」等の健康診断実施場所において未病指標等の「未病の見える化」を行う実証事業を開始しましたので、お知らせします。
健診機関と連携し、健康への意識が高まる健康診断の機会に未病指標等を測定することで、生活習慣に加えて、「普段意識されにくい認知機能やメンタルヘルス・ストレス」やME-BYO BRANDに認定された機器を用いて「血管年齢及び立位年齢(R)測定」の「見える化」を行い、未病改善の行動変容につなげていくことを目的としたものです。
優和会が運営する健康診断実施場所に、未病指標及び未病を見える化する機器を設置し、測定をご案内します。実施期間を通じて、測定された方の行動変容や、健診機関での効果的な活用方法等を検証します。
(1)実施期間及び健診実施場所
(2)対象者 健診受診者のうち、事業にご協力いただける方
(3)測定機器
スマートフォンを設置し、県の健康管理アプリケーション「マイME-BYOカルテ」から測定。未病指標の4領域のうち、認知機能領域と、メンタルヘルス・ストレス領域を特に案内。
株式会社志成データムが開発した、血圧計と同じ簡便さで、座位のまま片腕で血圧と独自開発の血管硬化指標AVI(動脈速度脈波指標)、API(動脈圧容積指標)、血管年齢を測定できる血圧計。客観的なデータが視覚化されることで、未病改善に向けた行動変容促進に役立つ。令和3年にME-BYO BRAND認定。
UNTRACKED株式会社が開発した、自身の転倒リスクの指標である「立位年齢(R)」を、1分で計測することで転倒リスクの可視化ができる装置。ヒトが何かに触れていると安定するという現象「ライトタッチ」を本装置で再現し、その有無の切り替えによる軽いふらつきを誘発、その対応具合等で転倒リスクを測る。令和7年にME-BYO BRAND認定。
(4)取材について
取材を御希望の方は、下記問合せ先に御連絡ください。
本取組の結果をふまえ、優和会の健診実施場所において未病指標等を常時測定できる機会を提供するとともに、県では、本取組を参考にしながら、県内の健診実施機関への未病指標等のさらなる展開に向けて働きかけていきます。またこうした取組を通じて健診実施機関との連携を図ることで、企業が未病指標等を健康経営に活用できる仕組みの構築を目指していきます。
1997年の設立後、1999年に健診事業の基盤を確立し、横須賀市、横浜市、町田市の3拠点にて健康診断事業を展開している。健診事業以外にも、介護分野にも事業を拡大し、地域に根差したグループホーム及び機能訓練型・認知症対応型のデイサービスを運営している。
県では、SDGsの達成にもつながる取組として、県民の未病を「見える化」し、未病改善につなげる「未病指標」の普及を進めています。
問合せ先
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
未病産業担当課長 湧川 電話 045-285-0047
未病産業グループ 大久保 電話 045-210-2715
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。