ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 廃止した水道施設を活用した陸上養殖の実証事業を開始します!
初期公開日:2025年10月6日更新日:2025年10月6日
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県、株式会社サンエー及び学校法人神奈川大学は、県庁版社内ベンチャー制度(注記1)で採択された「廃止した水道施設を活用した陸上養殖」の実証事業を開始いたします。
廃止した水道施設は、人口減少と老朽化の影響により増加し続けています。しかし、廃止した水道施設は存置設備の除却が膨大であり、立地場所や接道状況も悪く、跡地活用や譲渡が困難な状態が続いており、有効な跡地利用が行われていません。
この問題を解決するため、民間投資を活用し、高付加価値を見込める甲殻類の閉鎖循環式陸上養殖事業の実現可能性を検証します。
実証にあたり、県、株式会社サンエー及び学校法人神奈川大学の3者で令和7年8月22日に共同研究契約を締結いたしました。県の未利用施設の有効活用という課題について、県内大学の知見を活用し、県内企業のサービス提供によって社会実装を推進していきます。今後、産学公連携による社会課題の解決モデルとして、他の社会課題の解決に活用していきます。
木古庭(きこば)揚水ポンプ所(神奈川県横須賀市池上6丁目4281-15及び4281-16)
バナメイエビ(注記2)の閉鎖循環式陸上養殖(10月2日に稚エビを投入しました。)
本制度は、自らが解決したいと思う社会的課題について効果的な方策を企画・提案した職員が民間のアドバイザー等からの助言・指導を受け、提案をブラッシュアップしたうえで実証・効果検証を実施し、その結果を踏まえて事業化の検討を行うものです。
バナメイエビは、クルマエビ科で身が柔らかく甘みが強い特徴があります。病気への耐性も強く、淡水に近い水質でも育つため、食用として広く漁獲・養殖されています。
県では、SDGsの達成にもつながる取組として、持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図るため、脱炭素分野等における科学技術の社会実装を進めています。
問合せ先
(県庁版社内ベンチャー制度に関すること)
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
企業連携・SDGs推進担当課長 藏並(くらなみ) 電話045-285-1052
企業連携グループ 草柳 電話 045-285-0710
(共同研究契約・神奈川大学との連携に関すること)
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
科学技術担当部長 穂積 電話045-285-0183
(養殖に関すること)
株式会社サンエー マーケティング部
課長 横山 電話080-7540-8104
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。