更新日:2023年9月12日

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神奈川県における降水量等の変化

神奈川県における降水量等について、現在までの変化と将来の予測を紹介します。

現在までの変化

 横浜地方気象台の観測による年平均降水量には、長期的な変化傾向は見られません。一方で、全国的には、一時間降水量50mm以上の短時間強雨の発生回数は、長期的に有意な上昇傾向を示しています。

 

横浜地方気象台における年降水量は長期的な変化傾向がないことを表すグラフ

横浜地方気象台における年降水量の変化(1897~2022年)

出典:気象庁過去の気象データ(時別降水量)から県適応C作成

 

神奈川県における「滝のように降る雨」の回数の変化(1976~2022年)

神奈川県における「滝のように降る雨※」の回数の変化(1976~2022年)
(※滝のように降る雨(短時間強雨):1時間降水量50mm以上)

出典:気象庁過去の気象データ(時別降水量)から県適応C作成

 

将来予測

 気象庁地球温暖化予測情報第9巻(2017年)における降水の将来予測によると、年降水量や季節ごとの3か月降水量の将来変化は、ほぼ全国的に有意な変化傾向は見られません。一方で、現状を上回る温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末には、「滝のように降る雨」の発生回数が、約2倍に増加する予測が示されています。

 

滝のように降る雨の回数の将来変化(神奈川県)

※現状を上回る温暖化対策をとらない場合(RCP8.5)の21世紀末(2076~2095年)における気候の予測結果

出典:「神奈川県の21世紀末の気候」(東京管区気象台ホームページより)

 

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