更新日:2022年1月13日

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神奈川県のヒートアイランド現象

ヒートアイランド現象とは

ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象のことで、暑い時間が長くなり、なかなか気温が下がらないことが特徴です。
ヒートアイランド現象と熱中症発症者の増加や大気汚染、集中豪雨の発生との関連性などが指摘されており、私たちの健康や生活などに様々な影響が生じています。

ヒートアイランド現象と気候変動

ヒートアイランド現象と地球温暖化は「暖かくなる」という意味では同じ現象ですが、その原因や暖かくなるメカニズム、影響範囲は異なります。
都市部においては、ヒートアイランド現象による気温上昇に、気候変動による気温上昇が重なることで、熱中症・睡眠障害などの健康への影響、空調負荷の増加によるエネルギー消費量の増加など、さまざまな影響が懸念されています。

 

ヒートアイランド現象の原因

ヒートアイランド現象の主な原因としては、人口排熱の増加(建物や自動車などからの排熱)、地表面被覆の人工化(緑地の減少及びアスファルトやコンクリート面等の拡大)、都市形態の高密度化(建物密集による風通しの阻害や天空率※1の低下)が挙げられます。

※1 天空率:地上の一定の位置から見上げた時に見える空の割合。

人口排熱の増加

電気、ガス、石油などのエネルギーが、住宅、事業所、工場などで熱源、照明の電源、動力源等として利用され、その一部が熱となって大気へ放出されることで、都市の大気が暖められ、ヒートアイランド現象の主要な原因の一つとなっています。

地表面被覆の人工化

緑地が減り、アスファルトやコンクリートなどの人工的な被覆面が増えることにより、地表付近の温度が上昇します。
アスファルトやコンクリートは、日射を受けることにより、夏季の日中には表面温度が50~60℃程度まで上昇し、大気が暖められます。また、アスファルトやコンクリートは日中に蓄えた熱を夜まで持ち越すため、夜間の気温低下を妨げることになります。
1976年度と2016年度の神奈川県内の地表面被覆の状況を比較すると、農用地などの緑地が減少し、人口地表面が増加しています。

   S51  H28

       1976年度               2016年度

県内の地表面被覆の状況(緑:農用地、黄色:農用地以外の緑地、青:水域、赤:人工地表面)
出典:国土交通省国土数値情報における「土地利用細分メッシュ」データを基に適応C作成

都市形態の高密度化

中高層の建物が密集すると、地表付近の風通しが悪くなって、換気力が低下し、熱が拡散しにくくなります。また、高いビルが密集した地域では、夜間の放射冷却※2が進まず、日中に蓄えた熱を明け方まで持ち越しやすくなります。

※2 放射冷却:赤外線が放出されることによって大気や地表面が冷却する現象

 

 神奈川県のヒートアイランド現象

神奈川県では県や市町村におけるヒートアイランド対策の円滑な推進のため、横浜市、川崎市と連携し、県内全域の気温観測によるヒートアイランド現象の実態把握を行っています。
神奈川県の特徴として、昼間は、川崎市南部、横浜市北東部及び県央地域、夜間から朝にかけては、川崎市・横浜市・横須賀市の臨海部及び相模湾東側の沿岸部が比較的暑くなる傾向がみられます。

  令和2年8月真夏日日数  令和2年8月熱帯夜日数

    真夏日日数(令和2年8月)     熱帯夜日数(令和2年8月)

神奈川県内におけるヒートアイランドの発生状況調査結果

平成30年度以前の調査結果などは、「ヒートアイランド(環境計画課ホームページ)」をご覧ください。

 

神奈川県内の市町村におけるヒートアイランド対策に係る施策・事業調査結果について

 神奈川県では、県内の市町村におけるヒートアイランド対策実施状況について、調査しました。本調査結果については、調査結果の概要及び一覧表をご覧ください。

令和3年度ヒートアイランド対策に係る施策・事業調査結果の概要(PDF:164KB)

令和3年度ヒートアイランド対策に係る施策・事業調査結果一覧(PDF:366KB)

 

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