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更新日:2025年11月28日

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警察署長会議における訓辞

神奈川県公安委員会

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警察署長会議における訓辞

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警察署長会議における訓辞

 

令和7年10月8日 定例警察署長会議

 ただ今ご紹介いただきました、公安委員会委員長の笹野でございます。

 定例警察署長会議の開催に当たり、公安委員会を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。

            

 今年度、既に上半期が終わり、今年も残すところ2か月余りとなりました。

 私ども公安委員会は、毎週の定例会議で様々な案件について審議を行い、報告を受けておりますが、本年8月に和田本部長より、今年上半期の「神奈川県警察運営重点」の各項目の取組状況について、もちろん一部課題はあるものの、概ね、各部門とも、様々な事象に対して成果を挙げている旨の報告を受けました。
 

 また、第9回アフリカ開発会議の警護・警備についても無事完遂したとの報告をいただいております。

 多忙を極める状況下にあって、皆さんにおかれましては、現場の第一線で先頭に立ち、部下職員の指揮を執り、こうした成果につながる日々の取組に昼夜を問わず奮闘されていることに、改めて心から感謝を申し上げます。

 また、最前線で活躍している、各所属職員の皆さんに対しては、是非、機会をとらえて労いの言葉をかけていただければと思います。
 

 他方で、残念ながら組織として機能を十分に発揮することができなかった「重大な人身安全関連事案」の発生がありました。

 当該重大事案に関しましては、徹底して行った検証結果に基づき、現在、各署・各所属で再発防止の取組を推進していただいているところと承知をしております。
 

 人身安全関連事案への対処については、先日の臨時署長会議でもお伝えしたところですが、万が一にも今回のような重大な結果を招くことが今後無いよう、各所属において、再発防止の取組をさらに徹底していただきたいのであります。
 

 新たな取組を始めてから、約1か月となりますが、引き続き、常に緊張感をもって状況を見極め、適時・適切に各自の役割をしっかり果たしていただきたいと思います。

 また、その折にも申し上げたことですが、今回のような、個々の思い込みや組織連携の問題は、どこの部署でも起こりうることです。

 県警察職員全員が、今回の検証結果を、真に「自分事」として重く受け止め、それぞれの持ち場で「感度」を上げて業務を遂行していただきたい、そのことを、改めて申し上げておきたいと思います。
 

 社会情勢や県民の皆さんのライフスタイル等が刻々と変化する中で、犯罪や事件・事故、犯罪者の態様等も、以前とは異なる状況になっていると強く感じます。

 しかし、県民を犯罪や事故から守るという警察の責務になんら変わりはなく、すべての警察職員は、日々の警察活動において、こうしたことに対する県民の信頼に、しっかり応えていかなければなりません。
 

 先の検証の結果、明らかになった改善すべき点をすべての職員がしっかりと認識するとともに、これからも、士気を下げることなく、神奈川県民が安全で安心して暮らせる地域社会の実現のために、組織一丸となった警察活動を推進し、県民から信頼される警察であり続けられるよう、皆さんをはじめ、全職員に心血を注いでいただきたいと思うところであります。
 

 我々公安委員会も、引き続き、県民の目線に立った提言を行うとともに、県警察がその機能を十分に発揮できるよう、尽力してまいりたいと考えております。

 結びに、神奈川県警察の今後益々の発展と、御出席の皆さんの御健勝を心から祈念申し上げ、私からの訓辞といたします。

 

 

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