更新日:2025年6月6日
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神奈川県公安委員会
ただ今御紹介いただきました、公安委員会委員長の笹野でございます。 定例署長会議の開催にあたり、一言御挨拶申し上げます。
警察職員の皆様には、神奈川県民の安全と安心を支えるために、日夜地道な活動に従事していただいており、また、本日ご出席されている幹部職員の皆さんには、各所属において陣頭指揮を執り、部下職員とともに第一線で治安を維持していただいております。 これは、皆さんの並々ならぬご努力、ご尽力があってのことと存じます。改めて皆さんに対し、公安委員会を代表して、深く敬意を表するとともに、心から感謝申し上げます。
我々公安委員会は、毎週の定例会議で様々な案件について審議を行い、報告を受けておりますが、近年、県警察に対する県民からの期待はますます高まり、求められる業務は、多岐にわたるようになったと感じております。 具体的な取り組むべき課題に関しては、この後本部長をはじめ各部長により、指示があろうかと思いますので、私からは、皆さんが、常々ご苦労されている「働きかた改革」等に伴う業務の見直しへの取り組みなどについて、少しお話をさせていただきたいと思います。
「働き方改革」に関しての取組が始まって5年、この間、県警察においても様々な見直しが図られ、業務の合理化、働き方の多様化等が推進されて一定の成果を挙げているものと承知しております。 先日「働き方改革」に関する法律の一部改正、それに伴う制度変更が、また行われましたが、警察の業務は、地域の治安を守るために昼夜を問わず取り組まなければならない、そういう特殊な面があり、その中で社会の流れに合わせて改革を進めることは、容易ではないと思います。 幹部の皆様には、業務の合理化・効率化について率先して取組み、工夫を重ねていただいていることと思いますが、改めて申し上げますが、今後も、従来の仕事の仕方、前例などにとらわれることなく、「新しい時代に向かうための改革」を積極的に進めていただきたいと思います。 一歩ずつでも、神奈川県警察で働く職員、ひとり一人が、皆、多様で柔軟に働くことができる職場づくりを進めることが、組織の活性化に繋がり、昨年創設150年を迎えた神奈川県警察の歴史を今後も連綿と紡いでいく一助となるものと考えます。 多様化が進む現代社会において職員が本来の業務に専念できる環境づくりをさらに深化させていただき、そんな魅力溢れる神奈川県警察を、組織を担うすべての職員と、これから組織の一員となる若い世代に対して、胸を張って発信していただきたいと思う次第です。
今年度の業務に関しては、国内では4月13日から大阪・関西万博が開催され、夏には国政選挙も予定されています。そして、県内においては、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の開催も目前に迫ってまいりました。 これらの警備対応に万全を期していただきたいと思うところでありますが、他方、なかなか被害が減らない特殊詐欺対策や、今年に入って残念ながら増加がみられる交通死亡事故の抑止対策など、県民の日常生活の安全・安心を守る警察活動も変わらず重要です。 各部署におかれては、これまで以上に多忙な勤務となるものと思いますが、引き続き、必要に応じて部門を超えて柔軟に連携しながら、組織一丸となった力強い警察活動を展開していただきたいと思うところであります。
私ども公安委員会も、引き続き県民の目線に立った提言を行うとともに、県警察の機能が十分に発揮できるよう、今後も力を尽くしてまいりたいと考えております。
結びに、改めて神奈川県警察のさらなる飛躍と、御出席の皆様の御健勝と御多幸を心より祈念申し上げ、私の訓辞といたします。 |
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